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☆クリント・イーストウッド監督「硫黄島からの手紙」

2009年03月24日 18時48分54秒 | 映画
近所の電気屋に電気髭剃り用の洗浄剤と、妻に頼まれた単三電池を買いに行く。
行くとテレビの前にちょっとした人だかりが出来ている。
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)は興味がないので全く見ていないのだが、そういえば休みで時間もあるのに今回は高校野球も見ていない。
最近、昭和史の本を読んだり第二次世界大戦の映画を見たりしているから、野球って気分にならないのかもしれない。
硫黄島からの手紙 (特製BOX付 初回限定版)家に帰って、数日前に途中まで見ていたクリント・イーストウッド監督の「硫黄島からの手紙」を続きから見る。
で、いま見終える。
それにしても戦争はいかんなあ。
何がいかんって、日本兵のやっていることを見ていて、行われていることはいまの日本でも起きそうな、(いや)そのまんまいまの日本でもやってそうなことばかりで、熱い思いで冷静な判断を失って勝手に行動したり、部下に理不尽に威張ったりするというようなことは本当によくあることだと思うけれど、それが生きる死ぬにつながるってことがいかんなあ。
予想通り渡辺謙のことが少し好きになる。
どちらかといえば「世界の渡辺謙」と言いすぎているようでいかがなものかと思っていたんだけれど、好感の持てる役だった。
渡辺謙は最後に、おれの首を切れと無名の役者には命じておいて、その無名の役者が撃たれて死ぬと、そこにひょっこり現れた二宮和也には首を切ることを命じないで死んだら埋めてくれとだけ言ってピストルで自殺する。
そして二宮和也は最後まで生き残った。
ジャニーズは強いなあと感心した。手も汚さず決して死なない。
しかし、戦争映画はたくさん人が死ぬから疲れる。

この時代のものに最近興味があるので、何か読んでみようと検討中。
大岡昇平の「レイテ戦記」と大西巨人の「神聖喜劇」は小説では必読なのだろうと思うが、長いので躊躇してしまう(「レイテ戦記」の文庫はそれに加えて字が小さい)。
松本清張もいくつかノンフィクションを書いているようで気にはなるが、僕の清張への評価はものすごく、滅茶苦茶低いので読むかどうかわからない。
あと、鶴見俊輔「戦争が遺したもの」、小熊英二「日本という国」、ジョン・ダワー「敗北を抱きしめて」などが気になる。
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