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☆火の鳥、チャンドラー、白洲次郎

2009年03月08日 00時06分27秒 | 漫画
火の鳥 (6) (角川文庫)手塚治虫の「火の鳥 望郷編」を読んだ。
あまり覚えていなかったが、やはりあまり面白くなかった。
旧約聖書っぽい話なのだと思う。

今日本屋でレイモンド・チャンドラーの、というか村上春樹訳の、「ロング・グッドバイ」の新書版を見つける。
買ってはないのだが、アマゾンのページをよく見ると、「Raymond Chandler Collection」と書いているので、そのうちこの大きさで全部出すつもりなのかもしれないと思う。
「大いなる眠り」の新訳が出るとかなり前に聞いたのになかなか出ないのは、このシリーズで出すつもりなのだろう。本の世界は村上春樹中心に回っているのだなとたまに思う。

NHKでドラマ「白洲次郎」の第二回目を見る。
あまり期待していなかったが、おもしろかった。
吉田茂に興味を持った。
赤紙が来たひとに「おめでとうございます」と言う雰囲気は、いま見ると「なにを馬鹿なことを」と思うが、現在もそんなに遠いところにはいないのではないかと感じる。
たぶんいま戦争が起きて召集令状のようなものが来ても、それを嫌だという人を諌める雰囲気が日本にはある(これは当然のことか)。で、まわりは「おめでとうございます」と言うような気がする。
めでたいとも思ってないのに「おめでとうございます」と言う大半のひとたちで世の中は動いているのだろう。
少しそんな暗い気分になった。
赤紙を握りつぶしてもらった白洲次郎が、戦争で死んだ友人の母親に対して疚しい気持ちを抱く感じとか、吉田茂に自分の決断に自信を持てよと言われるところとか、なかなかおもしろかった。
小林秀雄も少しだけ登場した。
青山二郎はあんな人なんだろうか。あんなひとなんだろうなあ。大学に長く居続けてなかなか卒業しない先輩のようなひとだ。
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