半藤一利の「昭和史 戦後篇 1945-1989」(平凡社)を読んだ。
いろいろなことがよく分かった。
わたしたちがいろいろと、核にたいして嫌なイメージを持っていたり、アメリカに好意を持っていたり、北朝鮮に不気味なイメージを持っていたり、天皇制に複雑な気持ちを持っていたり、というようなことは、その時代の政治の時代状況によるものなのだなあと強く感じた。
太平洋戦争に負けたことは良かったとしか思えないが、「良かった」と思うことがもう現在の状況、教育によるものなので、それ以外の考え方がわたしにはできない。
映画「ワルキューレ」を見て思ったが、ヒトラーが自殺したことも良かったとしか思えない。
それがいけないと思っているわけではない。
それがいけないなんてことは言えない。
まるっきり白紙の上に物事を積んでいって正しいとか悪いとか言うことはできないわけで、もうすでに置かれた歴史状況のうえにしか、正しいとか悪いとかは言えないだろう。
歴史を勉強して最後に行きつくのはそのような、善悪の彼岸なんだろうなあ。で、そこで斜に構えるわけではなく、その与えられた状況のなかでの最善を探すことが大切だということも学べる。
歴史の勉強は、たのしい。
いろいろなことがよく分かった。
わたしたちがいろいろと、核にたいして嫌なイメージを持っていたり、アメリカに好意を持っていたり、北朝鮮に不気味なイメージを持っていたり、天皇制に複雑な気持ちを持っていたり、というようなことは、その時代の政治の時代状況によるものなのだなあと強く感じた。
太平洋戦争に負けたことは良かったとしか思えないが、「良かった」と思うことがもう現在の状況、教育によるものなので、それ以外の考え方がわたしにはできない。
映画「ワルキューレ」を見て思ったが、ヒトラーが自殺したことも良かったとしか思えない。
それがいけないと思っているわけではない。
それがいけないなんてことは言えない。
まるっきり白紙の上に物事を積んでいって正しいとか悪いとか言うことはできないわけで、もうすでに置かれた歴史状況のうえにしか、正しいとか悪いとかは言えないだろう。
歴史を勉強して最後に行きつくのはそのような、善悪の彼岸なんだろうなあ。で、そこで斜に構えるわけではなく、その与えられた状況のなかでの最善を探すことが大切だということも学べる。
歴史の勉強は、たのしい。