ダブログ宣言!

ひとりでするのがブログなら、
ふたりでするのがダブログ。

☆半藤一利「昭和史 戦後篇 1945-1989」感想

2009年03月23日 20時50分39秒 | 文学
昭和史 〈戦後篇〉 1945-1989半藤一利の「昭和史 戦後篇 1945-1989」(平凡社)を読んだ。
いろいろなことがよく分かった。
わたしたちがいろいろと、核にたいして嫌なイメージを持っていたり、アメリカに好意を持っていたり、北朝鮮に不気味なイメージを持っていたり、天皇制に複雑な気持ちを持っていたり、というようなことは、その時代の政治の時代状況によるものなのだなあと強く感じた。
太平洋戦争に負けたことは良かったとしか思えないが、「良かった」と思うことがもう現在の状況、教育によるものなので、それ以外の考え方がわたしにはできない。
映画「ワルキューレ」を見て思ったが、ヒトラーが自殺したことも良かったとしか思えない。
それがいけないと思っているわけではない。
それがいけないなんてことは言えない。
まるっきり白紙の上に物事を積んでいって正しいとか悪いとか言うことはできないわけで、もうすでに置かれた歴史状況のうえにしか、正しいとか悪いとかは言えないだろう。
歴史を勉強して最後に行きつくのはそのような、善悪の彼岸なんだろうなあ。で、そこで斜に構えるわけではなく、その与えられた状況のなかでの最善を探すことが大切だということも学べる。

歴史の勉強は、たのしい。
コメント

☆映画「ワルキューレ」を見た

2009年03月23日 20時24分06秒 | 映画
会社を辞めるので、今日から月末まで有給休暇。
ひとりで映画を見に行く。
しかも見るものを決めずに出かける。
ひとりで映画を見ることはほとんどない。最近は映画館に行くこと自体が珍しい。「崖の上のポニョ」以来だと思う。
ひとりで映画館に行くのは「エイリアン4」以来だ。
ハワイ系センチメンタル映画(そんなジャンルがあるならば)「ホノカアボーイ」と迷って結局ヒトラー暗殺計画の「ワルキューレ」を見る。
「ホノカアボーイ」は「かもめ食堂」みたいな映画なのだろうと思って興味を持ったのだが、失恋でハワイに行くというあたりが
ついていけないかも
と思い、やめた。
もう何年も失恋をしていないので、失恋した大学生に感情移入できないと思います。
トム・クルーズの「ワルキューレ」は、ヒトラーの暗殺計画が失敗するという、実話をもとにした話だった。
ヒトラーがそっくりだった。
ほかのひとは普通なのに、ヒトラーだけは「そっくりに真似しました感」がありありと出ていて、不自然だった。ひとりだけ着ぐるみが混じって芝居している感じだった。

ワルキューレ作戦というのがどういう作戦なのかがいまいちよく分からなかった。
もっとミッションインポッシブルみたいなトムが見られるかと期待したが地味なトムだった。
コメント