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☆ヴァイオリンソナタ

2008年06月20日 21時40分20秒 | 文学
昨夜の「BSマンガ夜話」は、出演者たちに「ハチミツとクローバー」(羽海野チカ著)がおおむね好評なので意外だった。
全くつまらないマンガだと思ったのに。
わからないものだ。
読み続けていないと分からないマンガの面白さというものがあるのだろう。
見続けていないと分からない映画の面白さ(これはあまり分からない)や、読み続けていないと分からない小説の面白さ(これは少し分かる)があるようなものだろう。
聴き続けていないと分からないクラシック音楽の面白さというものもあるのだろう。
ぱったりとやめていたのだが、ベートーヴェンのヴァイオリンソナタを再び聴こうとしている。
というのも、「のだめカンタービレ」(二ノ宮知子著)を読んだときに、アランの「音楽家訪問 ――ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ――」(岩波文庫)が読みたくなり復刊の希望を岩波書店にメールを出していたのだが、それが功を奏したのか来月復刊されるらしい。
こういうことがあると、意外と岩波書店に復刊希望メールを出しているひとは少ないのかな、と思う。
一時、講談社文芸文庫を買うと挟まれている読者アンケート葉書に必ず刊行希望の本を書いて送っていた時期があるのだが、江藤淳の「小林秀雄」とフォークナーの「死の床に横たわりて」はしばらくすると刊行された。そのときも案外希望って通るのかなと思った。
ちなみに、「小林秀雄」は買って読んだが、「死の床に横たわりて」は買ってすらいない。ごめんなさい。
しかしよく思うのだが、岩波文庫の復刊される本の中には、誰が読むのだろう、誰の希望だろう、と不思議な本が必ず入っている。世の中は広い! と思う瞬間だ。
講談社文芸文庫は最近全く手の出せない本しか刊行されない。

今日は眠いので、ベートーヴェンのヴァイオリンソナタを聴きながら「のだめカンタービレ」を読んで過ごす。
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