プルースト「失われた時を求めて」10巻読了。
・ヴェルデュラン夫妻にも優しい部分のあるところが示される。
完全に善人であったり、完全に悪人であったりするわけではなく、状況や相手によるものである。
・ドストエフスキー論。
ドストエフスキーの長編小説に対するかなり詳細なコメントが、語り手とアルベルチーヌとの会話という形で述べられる。
「源氏物語」で言うと「蛍」に当たるのだろうか。
ドストエフスキーの全作品を通して、ある共通の感じがあるということが語られる。
それはどの作家についても、たぶん、言えることだ。
・それにしてもアルベルチーヌの嘘は次から次へとばれる。
さっき言ったことをもう忘れて、辻褄の合わないことを言ってしまう。
さまざまな女性(同性愛の趣味があるとされるすべての登場人物)とアルベルチーヌはたぶん関係があるのだ。ひどい。
・アルベルチーヌが逃げる。
語り手がヴェネツィア行きを決めた途端にアルベルチーヌが消える。
「源氏物語」で言うと、源氏が妻の葵と心が通じ合ったと思ったときに葵が死んでしまうようなものか。
・なんで「源氏物語」で喩えるかと言うと朝日新聞の朝刊で「失われた時を求めて」と「源氏物語」が似ているという話が載っていたから。なんどか聞いたことがある話ではあるけれど、そんなに似てるかなあ。
長くて挫けそうになる所はそっくりだけど。
・ヴェルデュラン夫妻にも優しい部分のあるところが示される。
完全に善人であったり、完全に悪人であったりするわけではなく、状況や相手によるものである。
・ドストエフスキー論。
ドストエフスキーの長編小説に対するかなり詳細なコメントが、語り手とアルベルチーヌとの会話という形で述べられる。
「源氏物語」で言うと「蛍」に当たるのだろうか。
ドストエフスキーの全作品を通して、ある共通の感じがあるということが語られる。
それはどの作家についても、たぶん、言えることだ。
・それにしてもアルベルチーヌの嘘は次から次へとばれる。
さっき言ったことをもう忘れて、辻褄の合わないことを言ってしまう。
さまざまな女性(同性愛の趣味があるとされるすべての登場人物)とアルベルチーヌはたぶん関係があるのだ。ひどい。
・アルベルチーヌが逃げる。
語り手がヴェネツィア行きを決めた途端にアルベルチーヌが消える。
「源氏物語」で言うと、源氏が妻の葵と心が通じ合ったと思ったときに葵が死んでしまうようなものか。
・なんで「源氏物語」で喩えるかと言うと朝日新聞の朝刊で「失われた時を求めて」と「源氏物語」が似ているという話が載っていたから。なんどか聞いたことがある話ではあるけれど、そんなに似てるかなあ。
長くて挫けそうになる所はそっくりだけど。