「坂の上の雲」が奇跡的に面白くなってきたのだが、内田樹が「エースをねらえ!」にすべてを学んだ、というような意味のことを書いていたので、「んなアホな、そんなわけないやろ」と思い、山本鈴美香の「エースをねらえ!」を図書館で借りて読み始める。
おもしろい。
まだ二冊目だが、買って家においておいたほうがいいかもしれないと思い始める。
お蝶夫人こと竜崎麗香がすばらしい。出来のよい後輩を見る先輩の感じ、よくわかるな。(お蝶夫人についてはそのほかいろいろ言いたいことが山ほどあるが、まずどうしてもその扮装、話し方、位置がデヴィ夫人を思わせて仕方がない)
宗方コーチの決め台詞も決まってる。
蜘蛛の巣のガラの浴衣はすごい。あれでは、岡ひろみは逃げられないと思う。
加賀のお蘭こと緑川蘭子の身長コンプレックスのところもよく描けてると思う。
なんかすごくて、息つく暇もないままに二巻まで来てしまった。
これはほんとにすごい。
いままで読んだ少女マンガのなかでは間違いなくトップだ。
話の感じやスピード感が「スラム・ダンク」に似ていると思う。
そうそう。岡ひろみがお蝶にもらったラケットはいったい誰が隠したんだろう。お蝶が手下のものに隠させてたってことなんだろうな。
それから、ちょっと思ったんだけど、「DEATH NOTE」のL(エル)も竜崎と呼ばれていたけれど、お蝶とは何か関係があるのだろうか。まさか異母兄妹?