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☆ドイツと私

2007年07月09日 21時26分47秒 | 文学
わたしとしたことが、講談社文芸文庫から江藤淳の「アメリカと私」が先月発売されていたことをすっかり見逃していた。
隠れ江藤淳ファンとしては読まずにはいられないなあ。残念ながら僕は隠れ江藤淳ファンではないんだけれど。

江藤淳もさることながら、最近はゲーテに興味を持っている。
「詩と真実」
「イタリア紀行」
を読んだ後、
村上春樹の「遠い太鼓」
を読んで、今昔のイタリアを満喫した後、
「アメリカと私」
でも読んでみるか。「どっかの国のだれかがどっか別の国に行ったときのことをしみじみ書いたエッセイ」つながりで。

しめくくりでエッカーマンの「ゲーテとの対話」
を読むのがいまのところの予定です。

ちらっと立ち寄った本屋で白水社の「カフカ・コレクション」を見て、カフカにも興味を惹かれた。
確実にドイツが、来てる。

河出書房新社が今年の終わりくらいから世界文学全集を刊行するそうで、池澤夏樹が個人編集するらしい。
池澤夏樹って読んだことないし一度も読もうと思ったこともないけどすごいんだ、と感心した。すごい、すごい。
広告の「推薦のことば」によると、江國香織は「リストを見て、おお、おお、と、九回も声をあげた」らしいけれど、僕も二回ほど声をあげた。
グラスの「ブリキの太鼓」の新訳(おお!)とナボコフの「賜物」の新訳(おお!)だけが楽しみだ。
早く文庫にならないかと今からわくわくしている。(気の長い話だ。)
新訳のものはともかく、文庫で手に入るものを一冊3000円ほどかけて全集を集めようと思う人がどのくらいいるものだろうかと老婆心ながら心配になる。
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