![QED 龍馬暗殺](http://ec2.images-amazon.com/images/P/4061823493.09._AA240_SCLZZZZZZZ_.jpg)
坂本龍馬については司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読んだので、わりと知っている。QEDシリーズのなかではじめて知っている歴史が出てきた。
しかし、龍馬暗殺の黒幕については鯨統一郎の連作短編集「邪馬台国はどこですか? 」のなかの話とあまり大差がない気がした。そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
なんとでも言えるな、という感想。
今回初めて、奈々の妹、沙織がいっしょに旅をすることになる。
崇の話に対する合いの手がちょっと変だ、と思った。
突然「ウッキー!」とか叫びそうな雰囲気の女の子だと思う。あまり近付きたくない雰囲気の子だ。
こんな妹がいたら確かに恥ずかしい。
殺人事件はいわゆる「嵐の山荘」の状況で起きる。
閉ざされた場所で、短い時間で起きる話なので、わりと読みやすくはあった。
しかし、設定にむちゃくちゃ無理があると思う。
高知をどこまで田舎だと思ってるんだ! と思った。