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☆ウラジーミル・ナボコフ「ロリータ」感想

2007年01月04日 14時29分43秒 | 文学
ロリータナボコフの「ロリータ」(若島正訳)を読み終わった。
第二部になって読みづらくなった。
第二部はハンバート・ハンバートが”トラップ”という自分の親戚に似た男に追いかけられているのではないかと思い、それが彼の被害妄想なのか本当にそうなのかわからない、という話が中心になっている。
終わりの、クィルティを殺しに行くあたりになると、もうほとんどどうでもよくなってきていた。エイドリアン・ライン監督の映画を見たのはかなり前だけれど、あの映画の、前がはだけた着物を着てうろちょろするクィルティを思い出した。

文庫のうしろに書いてあるように”世界文学の最高傑作”とは別に思わなかった。何がどうすごいのかいまいちわからなかった。
”ときに爆笑を、ときに涙を誘う”とも書かれているが、もちろん爆笑も涙も誘われはしなかった。
そんな高尚な爆笑をいままで誘われたことはない。
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