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「パワハラ」

2005年08月22日 | 「美ら島沖縄大使」便り
 琉大を中退して上京、早稲田に失敗した浪人1年目、ビルの窓拭バイトの先輩から「何ボヤボヤしてるんだ、この沖縄野郎!」と怒鳴られた。今で言うなら「これパワハラ、差別発言!」と言うのだろうが、万事ノロ間な私はあまり腹も立たなかった。当時パワハラなんて言葉はなかった。先輩のこうした罵詈雑言は後輩をしごく台詞で、淡々と受け止めたものだ。

 パワハラの一つはシカト。話掛けても目を見て対応せず挨拶もしない相手に、先輩は「お前何だ!」と言えても逆に後輩は「先輩!人が挨拶したら返事するものですよ!」とはとても言えない。後輩から見て先輩の言動はパワハラになる。パワハラもセクハラと並んで受ける側の主観の占める要素が多い。

 最近、我社でも先輩・上司のパワハラ発言を訴える部下の声が出てきた。パワハラなる言葉の出現によって部下の意識は敏感になったとも言える。先輩、上司たるものこうした事実に鋭敏になる必要があり、より良き上司になるためにはもう一歩進んでコーチング等のスキルが要求される時代になった。
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