”朝吼夕嘆・晴走雨読”

「美ら島沖縄大使」「WeeklyBook&Reviews」「マラソン挑戦」

「東京奄美新年会で感じたこと」

2010年01月22日 | 「美ら島沖縄大使」便り
 上野・精養軒で開催された恒例の「東京奄美会新年賀詞交歓会」に出席しました。会場に入り、大島紬を中心とした和装が目立つに女性を含む盛装参加者に圧倒される。悪い癖ながら、否が応でも沖縄県人総会と比較する。
 なによりカラー上製の次第プログラム、裏表紙に会歌、役員はじめ喜界、笠利、龍郷、名瀬、宇検、住用、大和、瀬戸内、徳之島、天城、伊仙、沖州、与論全市町村毎の出席者名記載。広告記載一切無しの12ページ。式はまず、郷土遥拝の儀をもって定刻に始まる。
 参加者400人強。在郷120万人口の沖縄県人会の参加者が概ね200人強に対し、在郷奄美人口沖縄の10分の1に満たない10万人の東京奄美会は常に二倍の400人を超す参加者。いつもこの違いが何処から来るか考え込みます。“離島僻地、被差別地域ほど集む”という一般論で規定できるだろうか?尤も、比較は沖縄県人会ではなく、県人会より参集力のある宮古島、八重山、あるいはより離島・地域性の強い池間、与那国等々の在京郷友会とすべきかもしれない。
 さはさりながら、参加員数のみならず目録、進捗の仕様カルチャーは“南西諸島・琉球”で一嘱託にはとても括れない違いを感じます。ただ、打ち上げ総踊りカチャシー(沖縄)と六調(奄美)の違いこそあれ舞踊、歌の余興には共通性があります。
 実はこの日の午前中、新宿京王プラザホテルで首都圏に集う50を越す沖縄市町村郷友会等「沖縄関係団体協議会・新春の集い」が開催され、たまたま掛け持ち参加しましたが、こちらは60名前後の出席でした。     
                



コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 比嘉辰博著「沖縄の新聞再生... | トップ | 「ようこそ!佐藤記者」 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
形式と面子 (Orwell)
2010-01-22 23:12:39
沖縄には、色々な古層が降り積んでいるように見えます。新しい世の中がいつも上澄みになっていますが、そこは表面上のつきあいになるように思います。奄美には古い琉球の島々の人間関係が残っていますから、そんなことにはあまり関係がなく、しかももの凄い圧力が今もありますが、遠い都にいますから気になりません。ウチナンチュが、ブラジルや、ハワイや、あまくまにいて気にしていないのと一緒です。沖縄は、力が弱くなっていっているように感じます。
返信する
同感です! (かさはら みつこ)
2010-01-26 22:30:48
 鹿児島県関係の集いに何度か参加したことがあります。毎回参加者は多かったですね。特に、関東在住の奄美の方々には元気が感じられました。動員力には、企画演出が上手なキーマンがおられるのではないでしょうか。
 沖縄の各方面の郷友関係は参加者も多くにぎやかだと聞いております。
 横浜に在住して、東京沖縄県人会に所属していますが、近年はご無沙汰していますね。一時期は県人会の役員など引き受け多忙な時もありましたが、今は、身辺周辺が優先順位となってしまいました。
 多分ご無沙汰の理由は、「会」の中で、具体的な沖縄との接点がないからかもしれません。しかし、個人的にはいろいろな活動はしてきましたので多忙でした。
 大きい組織の場合は、取り組むテーマや魅力ある企画や演出によってもかなり変わってくると思いますよね。
 言うのは簡単ですが、だれが、何のために、ボランティアするかですよね。それが明確になれば実現可能になるんです。
 日ごろ、県人会活動にボランティア精神で頑張っておられる心ある皆様方には感謝と敬意を表したい。
 
返信する

コメントを投稿

「美ら島沖縄大使」便り」カテゴリの最新記事