センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

一目惚れする脳って!

2012-05-24 00:00:40 | 人の脳
私もよく一目惚れするタイプである。相手を一瞬にして好きになる「一目惚れ」は一体どのようになっているのだろうか!
実はこの「一目惚れ」は人の脳、それも右脳が大きく関わっている。人の脳には左脳、右脳があり、左脳は、計算や読み書き、言語などに関わっている。これに対して右脳は図形、空間認知、美術、芸術などに関わっている。
また、右脳は「直感」的な判断などにも関わっており、一目惚れをしている時には右脳の直感的能力が働くのです。
一目惚れは「見た目の好意」でもある。よく人の脳、男性に強い傾向だが、バランスが整い、美しいもの、綺麗なものを好む、だから「美人が好き」で「スタイルの良い人」を好む人が多いのです。
これらは五感の中でも「視覚的」な情報である。以前から説明しているように人の五感の中でも「視覚は80%もの情報を脳に送り認知している」。
特に男性は視覚と触覚に優れている。女性は嗅覚と味覚が優れている。これらは人の五感の特徴でもある。
以前に人気女性雑誌の取材を受け、「男性は視覚で恋いをし」「女性は嗅覚で愛を感じる」と指摘したように「恋愛の極限は子孫繁栄にある」と指摘いたしました。
では、なぜこのように男女において五感の特徴があるかというと、それは人間の先祖、今から20万年前のホモサピエンスの出現、20種類ほど居た人類の子孫は400万年前頃であり、その後20万年前には私たちの直接の先祖ホモサピエンスだけが生き残り、脳を巨大化し現代人の近くなったのである。
その頃、男性は獲物を求め狩りに出かけ、広い草原で獲物を見つけなければならず、そのため視覚が優れ、視力も現代人の10倍ほど良かったと予想される。また、獲物を狩らなければならないので、鏃など指先(触覚)で切れ味を試したのである。広い草原では塒の場所が分からないと帰れないので「空間認知」に優れているのです。
また、女性は子供を産み育てる役目から、隣近所助け合わないと子供が育たないため、言語能力に優れ、コミュニケーションが発達した。
男性が狩ってきた獲物を調理しなければならない女性は、その獲物が腐っていないか、食べられるか嗅覚と味覚で確認したのである。
これら男女の五感差異が現代人まで遺伝子(本能的プログラム)と受け継ぎられたのである。
話は一目惚れに戻るが、このように男性は視覚が優れているため、視覚で興奮するのである。エッチなDVDや電車内で痴漢するのも男性が多いのも、これら五感の差異ではないかと私は思います。
男性は女性の顔やスタイルなどすぐに目で追い、そして一目惚れするのです。女性はそうではなく、男性的な仕草や雰囲気、話し方やその人の体臭などを心地よいと感じると「胸がときめき」そして好意を持つようになります。
一見すると男性の方が惚れやすく単純なのかも知れません。
生物界では、特に野鳥では、雄は綺麗で鳴き声が上手い、面食い(イケメン)でないとモテない世界である。そして、結婚相手は雌が選ぶのである。
これらは人間界でも当てはまるかも知れない。
但し、女性は自分の子供を産むという役割があるため、より強い子孫を残そうという本能が働くので自然的に結婚相手を選択肢するのです。
この本能を私共は「赤い糸遺伝子」恋愛を科学すると題して、私のブログでも紹介しております。
赤い糸遺伝子は、HLA遺伝子と言われ、あの人とは赤い糸で結ばれていると表現するように運命的な出会いなとがそうであるように、一目惚れしてこの人とはもしかして結婚するかも知れないなどと直感することもあります。
HLA遺伝子はヒトの主要組織適合性複合体(MHC; Major Histocompatibility Complex)と言われ、細菌やウイルスに対抗するための免疫情報なのです。
男女間では、このHLA遺伝子情報(配列)が男女間で似ていると免疫情報が少ない為、生まれた子供は免疫力が弱い子供が誕生する可能性が高いので、HLA遺伝子の似ていない者同士が出会い、そして生まれた子供はこの免疫情報も多く、免疫力も強い、病気に対して抵抗力のある子供に育つのである。
では、これら「赤い糸」はどのように胸キューンと成るかというと、ヒトの嗅覚に深く関わっている。
特に女性は嗅覚が鋭いと説明しましたように、相手(好みの男性)の体臭の臭いを汗臭く、生理的に合わないと感じるか、心地よいと感じるかの違いです。
イケメンで格好良いけど、体臭が臭い、嫌だと感じるのです。
これらがHLA遺伝子の悪戯と私は呼んでいますが、これらHLA遺伝子、胸がときめかない、何となく結婚したなど最近、女性の嗅覚が鈍化してきているので、この運命的な出会いや赤い糸の存在に気がつかない人たちが実に多いのである。私の仮説では、これらの原因の一つで「性格の不一致」で離婚する夫婦が増えているのではないかと考えている。
私は、皆様に人の恋愛は五感を総動員して感じ、愛し合うことと提唱している。また、恋愛に関して科学的解明だけでなく、感覚生理学的にも説明できる日本でも数少ない研究者だと自負している。つまり、恋愛経験も豊富だからである。男性諸君、特に若い男性には「どんどん一目惚れをするべし」但し、ストーカーになったり、しつこく付きまとわないこと、やはり女性とのコミュニケーション能力高め、そして魅力ある男性になるべく努力も必要である。
最近の若い男性は、すぐに見た目を気にする。汗をかくと顔を汗取り紙など使用したり、眉毛を描いたり、化粧したり、体臭臭さを消すのに一生懸命になる。女性にモテようとしているのは分かるが、若い女性は一部の人はそうかも知れないが、個性が無く、男性的魅力の欠如している。いくら努力して見た目を綺麗にしても、ハートが綺麗でないと女性にすぐにばれ、ふられてしまうだろう!だから、若い男性諸君、心を磨き、自分の魅力はどこなのか、そして仕事や勉強に一生懸命励んでいる姿を何処かで女性は見ている。
そして、貴方を好きになるだろう。だから見た目に時間を掛けるのなら、必死に頑張って、汗をかいて頑張っている姿をきっと素敵に思う人が現れる。
この私も結婚できたのだから、まずは心磨きと五感を鍛錬して下さい。そして仕事に励み、週末、どこかに出かけ、趣味でもよいし、人が集まる場所に出かけたら運命的出会いがあるかも知れない。そして一目惚れする女性が現れたら、すぎにメールアドや電話番号を聞かず、話す機会を作る努力をすることである。私が危惧しているのは、最近の若い人たちは、特に男性は会話が下手である。そしてコミュニケーションが苦手である。メールなら女性と会話できるでは困ってしまうのである。
今後、これらから、機会があれば若い方々を中心に男女関わらず、恋愛に関わる講演をしたいと考えている。男女のコミュニケーションの仕方である。
つまり、脳科学と関学生理学を応用した「恋愛講座」を開催したいと思います。これらは子孫繁栄が目的であり、少子化問題の解決策に繋がればと願っている。そして、素敵な恋いを沢山して欲しいものである。陰ながら応援する。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、
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