センスプロデュース研究所!

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うつ病を血液で診断 客観指標を発見 広島大が世界初

2012-05-25 00:00:40 | 人の脳
2011年8月31日 提供:共同通信社
採血することで、うつ病を客観的に診断できる有力な指標を世界で初めて発見したと広島大大学院医歯薬学総合研究科の山脇成人(やまわき・しげと)教授や森信繁(もりのぶ・しげる)准教授のグループが30日、発表した。成果は米科学誌プロスワン電子版に掲載された。
神経細胞を成長させるタンパク質の一つ、脳由来神経栄養因子(BDNF)の遺伝子に起きる「メチル化」という化学反応の程度を調べる。
グループによると、うつ病は基準に沿って、気分の落ち込みや意欲低下の症状から問診などにより診断されており、糖尿病の血糖値や高血圧の血圧値のような明確な指標は未開発。
今後さらにデータを集め精度を高めるのが課題だが、社会問題化している自殺の原因ともなっているうつ病の客観的な診断や抗うつ薬の効果予測に役立つと期待される。
グループは北海道大や名古屋大、大分大などから、うつ病患者20人と、うつ病でない18人から血液の提供を受け、BDNFを作る遺伝子の三十数カ所のメチル化を解析した結果、患者特有のパターンが見つかった。
費用は1人1万5千円程度と見込み、2日間で結果が出るという。今後、抗うつ薬投与や病状変化と、メチル化の程度の変化の関連性も調べる。
BDNFは記憶や学習、神経発達など脳機能に深く関与し、主に中枢神経にある。ストレスにより量や働きが低下するため、うつ病の発症と密接に関わるとされる。
淵上学(ふちかみ・まなぶ)研究員は「これほどきれいに結果が出る手法はないのでは。安価で正確な診断ができる方法として確立したい」と話している。
※うつ病
ストレスや疲労などさまざまな原因でなるとされ、気持ちの落ち込み、イライラ、判断力の低下などの精神的症状や、睡眠障害、食欲低下、頭痛、倦怠(けんたい)感などの身体的症状が出る。国際的な診断基準により症状から診断される。抗うつ薬での治療が一般的だが、効かない場合もある。厚生労働省は「四大疾病」としているがん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病に、精神疾患を加えて「五大疾病」とする方針を決めている。
今回の話題は、うつ病を血液検査で診断するというものです。
神経細胞を成長させるタンパク質の一つ、脳由来神経栄養因子(BDNF)の遺伝子に起きる「メチル化」という化学反応の程度を調べるというものです。
但し、現在は若い人を中心に、新たなタイプのうつ病が流行している。それは、社会適応障害とも言われ、若い人を中心に「未熟型うつ病」とも呼ばれています。
未熟型うつ病の特徴は、普通に社会生活や普段の生活には支障をきたさないのです。仕事や上司との人間関係などに悩み、苦しみそしてうつ病に近い症状になるので、このように未熟型うつ病と呼ばれています。
ですから今回の未熟型うつ病などに関しては、血液での検査では正常値として検査結果がでそうなのである。
このように現在は、精神的な障害、ストレス性障害など様々なタイプのうつ病などに疾患する人たちが急増しているのです。
これら精神科医や心理カウンセラーなどとの取り組み、日本政府でも本格的な支援をして欲しいと願っております。
そして、近い将来には、血糖値や血圧測定のように簡単にそれも安価に検査が出来るように成って欲しいと願うばかりです。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、



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