センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

日本で発生する地震の傾向!!

2016-06-08 00:00:03 | 気象
気象庁によるデータをもとに、2010年に日本で発生したM4.0以上の地震の震中(地下にある震源の真上の地表の店)の位置を地図上ら示した(写真参照)!
東北地方の太平洋側の沖合では、比較的多くの地震が発生していることが分かる。
これは、太平洋プレートと陸側のプレートが全面的にがっちりと接着しているわけではなく、接着の強い領域(アスペリティ)がまばらに存在していると示唆している。
西日本では、陸側のプレートの下に「フィリピン海プレート」が沈み込んでいる。沈み込みのラインは、東海地方の駿河湾から紀伊半島の沖合、四国の沖合、九州の沖合、南西諸島へと続いている駿河湾から四国の沖合にかけては、東北地方の沖合に比べると地震が余り発生していない。
これは、この領域のプレート境界の接着が非常に強いため、普段はほとんど地震が発生しないのだと解釈されている。
この領域は、プレートどうしの接着が広範囲に渡って一気に剥がれることで、M8以上のプレート境界地震が繰り返し発生して来た地域である。
このために巨大な地震は、東北地方よりも西日本での発生が警戒されていた。
なお、地図上の点には、プレート境界地震ではないタイプの地震によるものも含まれている。

写真でもわかるように2010年の一年間にM4.0以上の地震は数多く発生していることが分かります。
それも太平洋側のプレートを中心に発生していることが分かります。
2011年3月11日に発生した「東北地方太平洋沖地震」M9.0の地震の発生は、M7クラスの宮城県沖地震は30~40年の間隔で発生を繰り返している地域でもあります。
宮城県沖地震が発生する領域には複数のアスペリティが存在すると推定されており、その中の一つが単独で地震を発生させたり、複数が連動して地震を発生させてたりしていると考えられている。
宮城県沖地震の過去の発生データ!!
1936年M7.4、1937年M7.1(余震)、1978年M7.4、1981年M7.0(余震)、2011年M9.0とデータが物語るように30年~40年の間隔でM7.0以上の地震が発生しています。これらのデータから今後、宮城県沖では2040年以降にM7.0以上の地震の発生の確率が高いと予測できます。
今年に入り、熊本地震から一ヶ月が過ぎましたが、未だに余震は続いています。
今年の4月には、三重県南東沖で発生したM6.1、震源の深さ10km、震度4の地震が発生しています。
私が危惧しているのは、昨年の夏ごろから三重県南東沖でM3.0以上の地震が頻繁に発生していることです。
この地域でのM7.0以上の地震が発生したら、津波はもちろん、被害も広範囲に及ぶと予測されるからです。
ですから、今後、この地域にお住いの方々は、気象庁の地震情報などをまめにチェックされ、出来れば、ネットで過去の三重県沖のM7.0以上の地震の発生のデータを調べ、その間隔が30年~40年間の間隔なら、近年が発生頻度の危険性が高いと予測できます。
他にも個人で地震に備える、心構えをしておくと被害も少なくて済みます。安易に他人事のように考えていると自己や家族の命、被害も拡大することになるものです。事前に地震に備える。用心する。部屋でも落下しそうなものを片づけたり、倒れそうな箪笥などを固定したり、災害時の避難のために三日分の水や食料の確保などを準備しておくなど、いざと言う時に役立ちます。
ましてや近年はM’7.0以上の地震は全国各地、特に太平洋側のプレートで発生頻度が高まっているということを御理解頂けましたら幸いです。
五感プロデュース研究所、荒木行彦
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