センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

ハイパーソニック効果!

2022-12-14 00:00:30 | 感覚心理

この音を含むのは、ガムラン音楽や、熱帯雨林の森林の音など。これらの音楽や、音声を浴びていると、体が反応して基幹脳(脳幹・視床・視床下部)が活性化し、アルファー波が増大し、免疫力が上がり、ストレスが減るのだそうです。

しかし、超高周波だけを聞かせても(体感させても)、ハイパーソニック・エフェクトは発現しないのです。可聴音(耳に聞こえる音)と、聞こえない高周波音、両方が一緒であること、且つ、耳に聞こえる音は耳に、聞こえない音は、体表面に聴かせてあげると、つまり、皮膚感覚で聴くことで、この効果が得られるのです。

人の聴覚は20Hz(ヘルツ)~20.000Hzの可聴域で聞こえておりますが、これらは10歳代の可聴域です。これが50歳代になると、15.000Hz、70歳代になると半分の10.000Hzに高音域が聞こえづらくなるのです。

これらは、人の脳細胞は20歳を過ぎた頃から10万という数の脳細胞「ニューロン」が死滅して行きます。

これらも関係しており、聴覚細胞の死滅により、耳が遠く成ったと自覚するようになるのです。

 

高齢者の方によく、大きな声を出して説明している人は多いが、実はしっかり聞こえているのです。

言葉の内容を早口で言われると、脳で処理できないから、聞こえないと言葉に出すのです。

ですから、ゆっくりと分かりやすい言葉で高齢者の方には話すと理解され、聞こえるのです。

では、私たちに聴こえていない。音も実際には存在しているのです。先ほど説明したように、低周波では20Hzの以下の音、高周波では加齢と共に可聴域の範囲は狭くなって行きます。

但し、私たちが聴こえていない。低周波の音、高周波の音は体の何処で感じて、聴こえているのでしょうか?

聴こえている訳ではなく、脳で認識しているのです。

特に、超低周波と言われる。20Hz(ヘルツ)の音は、振動や波動として、皮膚感覚で感じます。

例えば、独特の歌声で聴いている人たちを心地良くさせたり、感動させたりするのは、独特の「倍音」の持ち主なのです。

私たち、人の声は一つの声として、聞こえているようですが、実は何種類かの音がハモって聴こえているのです。これらを倍音と呼びます。

耳「聴覚」では聴こえない音も実際に出ているのです。

先ほど、説明した。クリスタルボウルの音色こそ、超低周波から高周波の音域で音が出ています。

ところが、私たちの耳、聴覚は全の音が聴こえている訳ではありません。では、聴こえていない音こそ、ハイパーソニック効果と呼ばれるものです。

例えば、太鼓を叩いたときに、音意外にもお腹のあたりが響く感じがします。これらは超低周波振動というものです。

 

※ハイパーソニック効果の与える影響!

特に、脳に刺激を与え、脳内の血流量の増大やアルファー波の放出が増える。

免疫活性の上昇、ストレス性ホルモンの軽減などに役立つものです。

他にも、感動し、鳥肌が立つという感覚も、このハイパーソニック効果によるものです。

これらの音源は、自然界に多く、川のせせらぎ、滝の落ちる音、野鳥の鳴き声、鳴き虫の鳴き声、風鈴の音色などもこれらハイパーソニック効果の高い音です。

ところが、現在の子供たちや若者たちは、幼い頃からデジタル音の洪水の中に曝されており、アナログ音、これらハイパーソニック効果の音源の刺激を受けることが希薄です。

ですから、音に癒され、音で脳内が刺激されることが希薄なのです。

また、音の質に拘らない、音の違いが理解出来ない人たちも多いのです。

ですから、自然界の音に聞き入れる。「サウンドスケープ」(音風景)を体験する。クリスタルボウルのような神秘的な音に接する。聴きいれるなどの体験が、聴覚も脳も刺激し、ハイパーソニック効果から脳の血流の変化、アルファー波という、リラックス状態の脳になり、ストレスの改善、免疫を活性化し、細胞も活性化させる働きもあるのです。

このように、私たちは五感以外でも、第六感的な感覚は備わっているのです。

但し、子供たちや若者たちはこれらの能力が低下し、欠如しているのです。

今後とも、私は皆様に、ハイパーソニック効果の効用を体感して貰うために、クリスタルボウルやクラシック、オペラなどのライブ音楽など、様々な音を聴き入る重要性を提唱し続けて参ります。

五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、

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