センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

認知症にならないために!

2012-05-29 00:00:40 | 感覚、五感
和食を食べていると認知症にならないと言われています。それは和食に魚料理が多いからです。魚介類の脂質に多く含まれているDHA、EPAなど の不飽和脂肪酸は、血液中のコレステロール濃度を低くして、動脈硬化になりにくくします。また、血液をかたまりにくくする働きや炎症を抑える働きもありま す。

■ 認知症の予防に良い食物一覧
食 品 有効成分 効   用
卵 コリン 脳の記憶形成を助ける。血管を拡張し、血圧を下げる。
レバー ビタミンB12 脳の働きに関与。記憶力・集中力を高める
背の青い魚 DHA 神経細胞を修復、活性化。血流をよくし、血管障害を予防。
ナッツ類 ビタミンE 細胞を破壊する過酸化脂質を抑え、動脈硬化やしみも防ぐ。
大豆製品 レシチン 血管壁のコレステロールを溶かす。動脈硬化を防ぐ効果大。
納豆 ナットウキナーゼ 血栓の主成分・フィブリンをとかす働きがある。
コーヒー トリゴネリン 神経細胞を活性化し、新たな神経回路を形成する。
長ネギ リン脂質 脳の神経細胞を守っている細胞膜の一つ。
玉ネギ ケルセチン 血液をサラサラにし、血栓を防ぐ。狭くなった血管を広げる。
焼きにんにく メラノイジン 脳内の血流が促され集中力、記憶力が強化される。
ごま ビタミンE、B12 脳内の血管を丈夫にして血圧を安定させ、認知症を防止する。
しいたけ エリタデニン 血液中における総コレステロール値を下げる働きがある。
フィトステリ コレステロール値や血圧を下げる。 総合的に働いて認知症を防ぐ。
高齢に発症する病気の多くは血液の循環が悪くなっておこります。ボケ・認知症もその一つです。 血液の流れを良くすることが認知症防止にもなるのです。
■ 魚を食べると頭が良くなる?

日本人の子供は欧米人の子供と比較して知能指数が高いと言われてきました。それは、日本人が昔から魚を多く食べてきた食習慣によると考えられます。
魚に多く含まれている不飽和脂肪酸のDHA(ドコサヘキサエン酸)は、脳や神経の情報伝達に深くかかわっています。学習・学習能力が上昇したという動物実 験結果があり、ヒトではアルツハイマー病の改善や乳児期の栄養にDHAが充分にあると知能指数が高かったと言う報告があります。
■ 子供がキレるのは!
しかし、近年の子供は魚を食べませんので、カルシュウムも不足し、ちょっとしたことで骨折したり、簡単にキレてしまう子が増えています。学校現 場ではキレる子供たちのことがよく話題になっています。今の子供たちが高齢になったとき、骨密度が少ないので寝たきり老人が増えてくるのではないでしょう か。
脳細胞の約半分の脂質はDHAです。魚を食べないのでDHA、EPAなどの脳の栄養素も不足してきます。塾に通うよりも魚を食べさせた方が良いかもしれませんね。
※記憶力に良い食材と栄養素!
1. 牛肉(赤身)
記憶力、注意力、集中力を上げるとされる鉄分とミネラルを豊富に含む。
2. ビート(てんさい糖)
脳細胞間の信号伝達を助ける必須アミノ酸のひとつ、フェニルアラニンを含有している。
3. ブルーベリー
抗酸化作用あり。毒性物質から脳細胞を守り、ブドウ糖の消費効率を上げて脳細胞間の伝達を良くするとされるアントシアニンを多く含む。
4. ブロッコリー
抗酸化作用を持ち、毒性物質から脳組織を守る植物性栄養素を含有する。
5. ニンジン
ベータカロチンなど、毒性物質から脳組織を保護する物質を含む。
6. 鶏肉
注意力にかかわる脳内物質であるドーパミン、エピネフリン、ノルエピネフリンの分泌に必要なアミノ酸チロシンを含む。脳内でこれらの物質が十分に分泌されると、思考や反応のスピードが上がり、やる気が出るとされる。
7. 柑橘類
ビタミンCや抗酸化物質を豊富に含み、記憶力向上や脳細胞の損傷予防効果があるとされる。
8. 枝豆
脳細胞間の信号伝達を助ける必須アミノ酸、フェニルアラニンが入っている。
9. 卵黄
記憶力を良くするビタミンB複合体、コリンを多く含む。
10. 卵白
卵白に含まれるたんぱく質が、脳を覚醒状態に保つノルエピネフリンの分泌を促し、注意力を高める。
11. 唐辛子
辛味成分カプサイシンが血液の循環、消化能力を高め、鼻の通りを良くし、また高揚感を与えてくれる。
12. さやえんどう、さやいんげん
脳を活性化させるブドウ糖を含有し、自らの食物繊維がその消化を緩やかにすることでエネルギーレベルを安定させ注意力、集中力を保つ。
13. 豚肉
豊富なビタミンB1が神経繊維を構成するミエリンを保護し、細胞間の伝達を助ける。
14. ロメインレタス
神経細胞を元気に保つ作用を持つ葉酸を豊富に含む。シーザーサラダなどに使われるレタスの一種。
15. ほうれん草
記憶力、集中力を高める鉄分が豊富に入っている。
16. マグロ
オメガ3と呼ばれる脂肪酸が細胞間の伝達を良くする神経繊維ミエリンの生成、維持を助ける。
17. ヨーグルト
ヨーグルトに頭をスッキリさせる作用があることが多くの研究で立証されている。
大事な試験や会議の前には、これらの食材を食卓に並べてみてはいかがだろうか。
これらは、脳細胞に良いと思われる食材と栄養素をインターネットのホームページから抜粋引用しました。
これらをご参考に、記憶力と脳を活性化させる。食事、メニューを考えだして下さい。
他に、五感を刺激するため、敢えて、器の色と香りづけ、室内の照明、暖色系のオレンジなど、音楽も心落ち着き、気分の高揚する演出によって、これらの食事、メニューが効果的に生かされます。
まさしくこれらの考え方が、「五感栄養」(five senses nutrition)です。
今後、新井陽子さんとご一緒に、スポーツ栄養学、子供たちの味覚障害、改善、脳の栄養失調予防、記憶力向上メニューなど、課題にメニュー作りに励み、これらをトータル時に、五感栄養と名付け、「味育」の一環として推進して下さい。
勿論、私もサポートしますし、推進も一緒に行います。
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