センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

夢を見る仕組み!

2018-03-30 00:00:30 | 感覚
睡眠時間のほぼ5分の1を夢に費やしているのに、多くの人々は自分の見た夢を覚えていないと言います。
夢を見ている時の精神活動は、起きている時の思考活動と大きく異なります。
多くの人は夢を見ていないと言いますが、睡眠の研究によって平均的な成人の睡眠時間の約20%を夢を見る時間に費やしていることが明らかになりました。
*夢とは、夢は起きている時の思考とは、かなり異なる精神活動から生まれます。夢は、睡眠中の精神活動によって起こされる一連のイメージや思考、感情です。
夢は素敵な幻想や日常の風景または恐ろしい悪夢といった形を取ります。
*夢の研究、睡眠を観察し、途中で起こして夢に関する質問をするといった研究を徹底的に行うことで、夢を見るという活動の本質がかなり明らかになっています。
ほとんどの夢は、概念よりも感覚に関わるようです。つまり、物事を考えるというより目や耳で受けと止めます。
言い換えれば、私たちはしばしば夢の中の出来事を目撃する傍観者であり、夢を操ったり影響を与えたりは出来ないのです。
*感覚的経験、感覚に関しては、視覚はほとんど全ての夢、聴覚は約40から50%の夢で見られます。対照的にその他の感覚である触覚、味覚、嗅覚は夢の中でほんの僅かな割合で登場しません。
*感情、全ての夢に関する最大の特徴は起きている時に感じるような細かな感情の積み重なりより恐怖、怒り、喜びといった単一の強い感情が表れやすいということです。
ほとんどの夢は断続的な内容で構成され、部分的な記憶やバラバラの場面から作り上げられています。夢の内容は、現実的なものから実に奇想天外なものまで様々です。
夢の研究で睡眠ははっきりと二つに区分できることが分かっています。それは、ノンレム睡眠とレム(急速眼球運動)睡眠です。
ノンレム睡眠は睡眠時間の大部分を占め、脈が比較的ゆっくりで血圧も低く、自律神経の活動は抑制されています。
この状態では夢を見ている様子を確認することはほとんどなく、はっきりとした視覚イメージよりは思考が働いているとの方が多いようです。
レム睡眠は睡眠中、同期的に訪れ意識に上る脳の活動が高まるのが特徴です。この時、眼球は瞼の下で左右に素早く動き、夢を見ていることが報告されています。
人間はレム睡眠を4回から5回経験しますが、大抵の場合、翌朝きちんと思い出すのはせいぜい一つの夢だけです。
レム睡眠時間の約20%を占めます。夢の研究によるデータから、夢を見ている時間は約5分~20分であると言われています。
医学大百科(生理学)より引用、紹介。
五感プロデュース研究所、荒木行彦


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