センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

五感ブームの前兆

2009-02-06 00:05:25 | 感覚、五感
このところ、私や我が社に五感に関する話題や資料提供など、企業、マスコミからの監修、研修、講座依頼が急激に増えて参りました。
これらは以前から21世紀は「感覚の時代」だと言われ続けてきたが、最近の日本経済の低迷により、加速的にヒトの五感(感覚)が注目されているのだと思っている。
以前から、五感の中でも嗅覚に関するビジネスは多くある。アロマオイル、香水、匂いの発生装置などが開発されている。
ところが、最近の車デザインや多くの製品にヒトの五感を意識した物、ヒトの五感を刺激するような製品、商品が売れているのです。
例えば、大手のスーパーの野菜売り場で匂いの発生装置や魚売り場に、北海道をイメージする音楽を流したり、ヒトの五感を刺激する演出をしたところ、通常の3倍近い購買があったのです。
つまり、ヒトの五感(脳)を刺激することで、衝動買いや人間の心理に影響を与え、欲しがるように演出することが今後の売れ行き不振の鍵ではないかと私は考えております。
大手百貨店のようにのれんにぶら下がり、殿様商売と言われた時代が長かった。これら姿勢がこの不景気にぶつかり、歴史のある地方の百貨店、東京の有名百貨店も危ない状態が続いているのである。
製造業を中心にリストラが止まらないのである。私は多くの企業にこの不景気で、購買力が低下して入るときこそ、創意工夫して、創造性を駆使しながら試行錯誤した企業が最後には、生き残り、成長を続けるのである。
車が売れないと言いながらも車種によっては売れ行きの良い車もある。
良く観察してみると、企業努力も必要だが、ヒトの五感を揺さぶり、脳を刺激する製品に出来上がっているので売れるのである。
この不景気でも老舗のゲーム機メーカーが、過去最高の利益を出している会社もある。
ビールが低迷し、売れない中でも発泡酒などの新製品を次々に世の中に出して、販売を伸ばしているビール会社など、有力企業の共通点は、ヒトの五感、感覚、脳を刺激させ、購買することにヒトは喜びを感じ、快感するのである。
つまり、ヒトの脳に訴え、ヒトの脳を快感させる製品、商品、企画、研究などが今後とも成長し、売り上げを伸ばすだろう、大手メーカーが躓く中で、私共のような弱小企業が注目されたり、売り上げ、利益を生み出すのは、多くのヒトが求める「ノウハウ」、ヒトの脳が快感する何か(魅力)があるのです。
ですから、私共は、大手企業が落胆している時こそ、ビジネスチャンスであり、この時期に技術力、知恵、特許など特徴のある企業こそ、大小に限らず儲かるのです。
また、私共のようは小規模な企業でも「先駆者」であり、数少ない機関、数少ない研究では、このようにブームが起こると真っ先に問い合わせ、依頼が殺到することになるのです。
日本の物づくりを根本的に見直す時期であり、私は逆にこの不景気が今後の日本の経済を経済力も、体力も、技術力も向上させる良い機会になると確信している。つまり、多くの日本の企業がこの局面で学び、踏み台にして飛躍する事に繋がると考えている。
但し、合理化、リストラで優秀な人材までも無くすことはその企業にとって財産を無くすことにも繋がるのです。
私は、この時期多くの企業で残された人材をプロフェッショナルにさせるためのスキルアップ「育成」が必要となるだろう!
つまり、創造性、発想力などヒトの脳、五感(感覚)などのメンタルな部分に注目し、取り組むことが日本の経済の復活があると言っても過言ではないと確信しております。
今後とも、私共はヒトの五感、感覚を通して、一つでも日本経済の明るい話題とお手伝いが出来ればと願っております。
日本の経済の復活こそ、派遣社員を呼び戻し、世界を席巻できる力を日本人は持っているのです。
今こそ、若い人も平社員、契約社員も経営者も一眼となってこの局面に立ち向かい、乗り切ることで日本経済の明日があるのです。
今後とも私共はヒトの五感(感覚)の重要性、必要性、ビジネスチャンスに繋がるヒントがあることを指摘して参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、



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