「高偏差値」医学生 人間関係のカベ
ライター 鳥集 徹 編集部 甲斐さやか
◆消費者金融から借りて入学
昭和大医学部医学科5年生の釋尾知春さん(24)が一浪して同大に合格したとき、両親は初年度納付金約1100万円分を消費者金融から借りてしのいだ。最終的に自宅を担保に銀行から融資を受けられたので、消費者金融の借金は返済した。
当初は開業医志望で、「医者になれば安泰」と思っていた。だが、最近は勤務医にも魅力を感じている。
「外科は『きつくて、手術ばかりで、患者さんとの触れ合いがない』というイメージでしたが、実際は入念に計画や準備をして、患者さんと信頼関係を築いてから手術が行われます。楽だと思っていた皮膚科や眼科だって、カンファレンス、手術、勉強会と忙しい。やりたいと思える科でないと、モチベーションが続かな いのではないでしょうか」
◆必要なのは患者の目線に立てる医者
医療事故の責任が厳しく問われる時代を反映して、授業でも「このX線画像を見逃すと訴えられる」「ここは絶対にちゃんと説明しないと」と強調されるという。
同大医学教育推進室の高宮有介専任講師は言う。
「患者さんから『このドクターに命を預けたい』と思ってもらえる信頼関係をつくることが大切。口下手で自分のことをうまく伝えられないだけなら、6年間の教育で変わっていけますが、問題は、上から下にものを言うタイプです」
何でも勝手に決め、患者の話を聞かず、自分が間違っても謝ることができない人は、事故があっても逃げ腰で、非を認めようとせず、こじれやすいと高宮講師は言う。
◆周囲の勧めで医学部へ
高い社会的地位と安定した収入が得られるとあって、西日本を中心に「医学部志向」は依然として高い。地方の国立大であっても、医学部だけは難易度が主要国立大理系学部並み。医学部合格者が多い東海高校(名古屋市)出身で、同大3年の佐藤理さん(22)は、こう言う。
「塾で知り合った人のなかには、高校で成績が良くて医学部を勧められたという人もいました。少しでも興味があればいいと思いますが、自分がどういうスタンスで医師になるかを考えず、周囲に流されて医学部に入ったら、いずれ壁にぶち当たるかもしれません」。
AERA.net.jpより引用、
最近、医学生を目指す人達が増えてきたことは嬉しい限りだが、実は、医学生中に苦労する人達が多くなっているのである。
勉学は勿論だが、人とのコミュニケーションや自分の技量(外科希望)の医学生は、自分の不器用さに悩むことになるのである。
また、医学の国家試験に合格しても、今度は患者さん達との会話やコミュニケーションが苦手、苦労することになるのである。
それは、やはり、現在の医学大学の教育にあると私は指摘している。
以前に私はある医学薬科大学で非常勤ではあるが「コミュニケーション学科」という、人と人とのコミュニケーションの仕方、患者さんに対する説明などを指導した経験があるが、本当に現在の若い人達、医療関係を目指す人達は会話も、コミュニケーションも苦手なのである。
だから、いざ医療現場で働くとなると、人間関係に悩み、苦しみ、ストレスや鬱などになる人も多いのである。
折角、医学の国家試験に合格し、医師としてこれからなのに途中でリタイアする若手医師も急増しているのである。
私共も近年中に東京都内の臨海地区に医療系の大学を設立構想しているが、私は是非とも、コミュニケーション学科を設け、人との会話の仕方、コミュニケーションから哲学などを学んで貰う予定である。
これら医学生時代に学び、体験しておけば、いざ現場で必ず役立つからである。
また、大衆衛生や五感療法なども学科の中に取り入れ、西洋医学と東洋医学を融合した、日本で初めての医療系大学を目指している。
現在は、具体的に海外の大学の誘致と日本の大学の提携も、ほぼ決定している。
但し、問題は文科省の認可次第である。日本初のオール英語で授業を行うためことと、資金融資も一部は目処が立っているが、文科省からも支援して貰うための認可中なのである。
私共は、医学生を目指す多くの人達を陰ながら応援しているし、今後、優秀な医師、医療関係者を育成することが今後の私共の使命と感じている。
私共は、医療関係者を目指したい若い人達に偏差値の高さではなく、医師や医療関係者を目指すのなら、心の偏差値が高い人が優秀な医療関係者になれることを私から提唱致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、
ライター 鳥集 徹 編集部 甲斐さやか
◆消費者金融から借りて入学
昭和大医学部医学科5年生の釋尾知春さん(24)が一浪して同大に合格したとき、両親は初年度納付金約1100万円分を消費者金融から借りてしのいだ。最終的に自宅を担保に銀行から融資を受けられたので、消費者金融の借金は返済した。
当初は開業医志望で、「医者になれば安泰」と思っていた。だが、最近は勤務医にも魅力を感じている。
「外科は『きつくて、手術ばかりで、患者さんとの触れ合いがない』というイメージでしたが、実際は入念に計画や準備をして、患者さんと信頼関係を築いてから手術が行われます。楽だと思っていた皮膚科や眼科だって、カンファレンス、手術、勉強会と忙しい。やりたいと思える科でないと、モチベーションが続かな いのではないでしょうか」
◆必要なのは患者の目線に立てる医者
医療事故の責任が厳しく問われる時代を反映して、授業でも「このX線画像を見逃すと訴えられる」「ここは絶対にちゃんと説明しないと」と強調されるという。
同大医学教育推進室の高宮有介専任講師は言う。
「患者さんから『このドクターに命を預けたい』と思ってもらえる信頼関係をつくることが大切。口下手で自分のことをうまく伝えられないだけなら、6年間の教育で変わっていけますが、問題は、上から下にものを言うタイプです」
何でも勝手に決め、患者の話を聞かず、自分が間違っても謝ることができない人は、事故があっても逃げ腰で、非を認めようとせず、こじれやすいと高宮講師は言う。
◆周囲の勧めで医学部へ
高い社会的地位と安定した収入が得られるとあって、西日本を中心に「医学部志向」は依然として高い。地方の国立大であっても、医学部だけは難易度が主要国立大理系学部並み。医学部合格者が多い東海高校(名古屋市)出身で、同大3年の佐藤理さん(22)は、こう言う。
「塾で知り合った人のなかには、高校で成績が良くて医学部を勧められたという人もいました。少しでも興味があればいいと思いますが、自分がどういうスタンスで医師になるかを考えず、周囲に流されて医学部に入ったら、いずれ壁にぶち当たるかもしれません」。
AERA.net.jpより引用、
最近、医学生を目指す人達が増えてきたことは嬉しい限りだが、実は、医学生中に苦労する人達が多くなっているのである。
勉学は勿論だが、人とのコミュニケーションや自分の技量(外科希望)の医学生は、自分の不器用さに悩むことになるのである。
また、医学の国家試験に合格しても、今度は患者さん達との会話やコミュニケーションが苦手、苦労することになるのである。
それは、やはり、現在の医学大学の教育にあると私は指摘している。
以前に私はある医学薬科大学で非常勤ではあるが「コミュニケーション学科」という、人と人とのコミュニケーションの仕方、患者さんに対する説明などを指導した経験があるが、本当に現在の若い人達、医療関係を目指す人達は会話も、コミュニケーションも苦手なのである。
だから、いざ医療現場で働くとなると、人間関係に悩み、苦しみ、ストレスや鬱などになる人も多いのである。
折角、医学の国家試験に合格し、医師としてこれからなのに途中でリタイアする若手医師も急増しているのである。
私共も近年中に東京都内の臨海地区に医療系の大学を設立構想しているが、私は是非とも、コミュニケーション学科を設け、人との会話の仕方、コミュニケーションから哲学などを学んで貰う予定である。
これら医学生時代に学び、体験しておけば、いざ現場で必ず役立つからである。
また、大衆衛生や五感療法なども学科の中に取り入れ、西洋医学と東洋医学を融合した、日本で初めての医療系大学を目指している。
現在は、具体的に海外の大学の誘致と日本の大学の提携も、ほぼ決定している。
但し、問題は文科省の認可次第である。日本初のオール英語で授業を行うためことと、資金融資も一部は目処が立っているが、文科省からも支援して貰うための認可中なのである。
私共は、医学生を目指す多くの人達を陰ながら応援しているし、今後、優秀な医師、医療関係者を育成することが今後の私共の使命と感じている。
私共は、医療関係者を目指したい若い人達に偏差値の高さではなく、医師や医療関係者を目指すのなら、心の偏差値が高い人が優秀な医療関係者になれることを私から提唱致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、