COVID-19関係

2020-03-01 00:00:11 | 市民A
昨日、近くの大型ホームセンターに10時の開店30分前に行く。なにか、殺気立った異様な雰囲気が漂っている。駐車場の中も雰囲気は悪く。バックで駐車するのが通常だが、モタモタしていると事故になりそうなので、不本意ながら、頭から止めてしまう。そして長蛇の列。別にマスクを目的に行ったわけではなく、芝生の肥料とか鉢植えの植え替えのための土を買いに行ったのだが、否応なく列に並ぶしかない。並ぶ前に入り口まで行って確認すると「本日はマスクの入荷はありません」と大きく書かれている。

では、なんのために並んでいるのだろうか。と思っていると開店時間になり、列は店内に続いていて、あっという間にトイレットペーパーやティッシュペーパーを抱えた人たちが出てくる。どうもペットシートも含め、一家族一つだけということになっていて、一人で来ている人は、1種類を買ってから、クルマに積み込んでから2種類目を買うということをやっている。無論、なくなっているのは使い捨てのビニール手袋やアルコール系の除菌スプレー、さらに洗剤系の価格が高くなっていて定価販売に近いようだ。

過去の例から言って、ペーパー類の次になくなるのは洗剤という予測のもとに売る方も買う方も行動しているようだ。結局、洗剤、シャンプーなどを買っておく。

つまり、こういう時に棚から消えるものというのは、マスクにしてもそうなのだが、「供給が不足しているもの」ではなく「どうしても必要なもの」からなのだ。なんとなくこの20年ぐらい、「サプライサイドエコノミー」が全盛だったのだが、まったくおかしな経済学だと思っていたのだが、これでやっと経済学が機能するようになった。

そして、食品スーパーに向かったのだが、店頭に長蛇の列。そもそもマスクもトイレットペーパーも売ってないはず。係員によれば、入場制限中で入場まで1時間かかるということ。並んでいる間に感染してしまうだろう。

違うスーパーに行くと、入場はできたがレジにはまた長い列。要するに食べ物の備蓄が始まっているということだろう。パスタや缶詰、レトルト商品などを買い込む。

結局、2週間で収束するとは誰も思っていないわけだ。ゴールデンウィークの期間まで国民を自宅に監禁しようという策略なのだろうが、副作用は甚大だ。さらに、「嘘つきの言うことは誰も信じない」ということだろうか。そもそも、クルーズ船の隔離は、ホテル三日月のように隔離施設を提供してもらえるところが見つからなかったということだろうが、首相のお友達というか元後援会副会長のAPAホテルに協力してもらえればよかったのに・・と思う。

海外情報。ハワイの話で恐縮だが、スーパースプレッダーになった名古屋の夫婦だが、オアフ島の他、マウイ島に行っていたそうだ。ハワイにはそもそもPCR検査施設がないか不足しているそうで、蔓延しているのかどうか不明とのこと。何しろアメリカではPCR検査を受けるには35万円必要というのだから、これもとんでもない状態だ。

またタクシーだが、ハワイでは「アジア系の人には嫌な顔をするものの乗せてくれる」ということだが、ラスベガスではアジア系は乗車拒否らしい。


ナショナルジオグラフィック誌の情報。夏になるとウイルスの増殖が収まるということは確認されていないそうだ。SARZにしても11月から7月にかけて流行したのだが、温かくなったから治ったのかどうかも検証されていないそうだ。

むしろ、高温で湿気が高いと空気中のウイルス量が減少するとも考えているそうだ。
しかし、SARZがそうだったとしてもCOVID-19もそうかどうかはわからないとのこと。死亡率が高い理由としては、左右の両肺とも同時に炎症が始まるので一気に悪化することや、肺以外への感染がよくわかっていないことによる。

(不吉なことにナショジオでは同じ号で、欧州のペストの歴史についての解説が含まれている。死体の話や集団埋葬の話だ。別の号にしてもらいたい。)