工作船といっても図工の宿題ではなし

2005-12-09 21:58:42 | 市民A
b5649c9c.jpg横浜シリーズは、「ワイン利き酒会」「赤い靴号バス」「トリエンナーレ2005」に続き、きょうが最終回。赤レンガ倉庫に近い岸壁の一角に、いかにも大急ぎで組み立てたような建物がある。海上保安庁が日本南西部の海底から引揚げ、当初はお台場の「船の科学館」の一角に無料展示していたのだが、無料展示の分だけ見て帰る人ばかりで、船の科学館の経営が立ち行かなくなるから、と笹川先生からのクレームがあったからかどうか知らないが、その後、”ついの住処”として、横浜が選ばれたわけだ。まあ、市民にとって、あまり似合わないプレゼントではあるけど・・

お台場にあった時には、”ゆりかもめ”の中から遠目に見ていた関係で、小さく感じていたが、船を建物に入れると、ずいぶん大きく見える。全長50メートルくらいに見えたが、数値を読むと、全長30メートル。大型家具店で家具を買って、自宅に届くとその巨大さにあたふたとする図を、配送担当者に見破られるのと似ている。

b5649c9c.jpgまず、建物の中に入ると、いきなり船首側がこちらを向いている。そして、かなりいくつもの銃撃による穴が開いているのだが、銃撃戦だから当然かもしれない、とか思ってよく見ると鉄板の破口が外向きに開いているではないか・・外から撃たれた場合は、内側にめくれるだろうから、これは、中からの射撃のあとだ。船底の方にこもって、近づく敵(日本国海上保安官)に対して撃ちまくったのだろう。船に穴があけば沈むことぐらいわかっているだろうから、かなり自爆直前の終局場面だろう。実際、約10人乗っていたらしいが、重要な機密書類を逃走中に海上投棄していたのが撮影されている。結局、周りを包囲され、この船は船底から爆発し、自沈。発見された遺体は、完全なものが4体。二つの頭部を含むバラバラになった体の一部がいくつか。4人以上は未発見。バラバラになった二人が起爆させたのだろう。

b5649c9c.jpgそして、この工作船は、船尾部から別の小船を海上に排出することができる。かなり小型の白っぽい漁船風(あるいは遊漁船のような大きさ)。おそらく、この中国漁船風の工作船で日本沿海に近づき、上陸するためには一回り小さい船に乗り換え、海岸線から100メートル付近まで接近し、あとは泳ぐとかゴムボートとか使っていたのだろう。その小船も撮影は可能だが、拉致された人たちのことなど思い起こすと、無念さが沸いてきてシャッターを押せない。


実は、先日、ある海上の国家施設を視察するため、モーターボートに乗ったのだが(乗りたくなかったのだが、そういうハメに陥った)。30ノット(時速56キロ)という高速船だった。ものすごく怖い。船体にしがみつかなければならないが、プラスティックの船体は縦や横に揺れ続けるし、時々大波をジャンプして宙に浮く。さらに、万一海に落ちたら、すぐにライフジャケットの紐を引いて空気を入れなければ沈んでしまうので、紐もつかんでいなければならないし、若干の手荷物もあるし、こごえるような寒さの中で顔面にふりかかる海水の泡沫も払わなければならないが、すべてを合わせても、手は二本しかない。何がいいたいかというと、30ノットというのは、海上では相当の高速ということだ。

そして、この高速船、エンジンは1000馬力が4台。最高速度は33ノット(時速61キロ)、プロペラ(スクリュー)が4基横並びとなっているのだが、見つかって逃走しているときの速度は8ノット程度だったらしい。エンジンのうち3台が故障していたらしい。裏返していえば、そんな故障船を捕まえるだけでも、この始末なのだから、思いやられる。

b5649c9c.jpgそして、何の目的で日本に接近していたのかは、はっきりとはしないが、武器が多数用意されていた。その武器類は、展示されているが、10人ほどの船員にしては、多すぎるとしか言えない。戦争状態の時には十分に戦闘能力があるということではないだろうか。ロケット砲まである。例えば、この船一隻で地方都市の港(例えば新潟港)とかを攻撃されて、防衛できるのかな?とか思ってしまう。別の意味で武器マニアにはこたえられないかもしれない。全部本物だ。

そして、建物の外に出ると、そこは午後の陽光のあふれる平和都市横浜である。ここが正しい展示場所かどうかはよくわからないが、やや恒久的な建物に収まることになったこの危険な物体。その不要となる日はどのようにしてくるのだろうかといくら想像してみても、確たるシチュエーションは思い浮かばないのである。

想像の中にしか存在しないのか・・うまい豆腐

2005-12-08 22:06:18 | マーケティング
4950f250.jpg革新的な食材も大好きだが、古典的な食材も好きだ。例えば豆腐。特に関東風の木綿豆腐にキッコーマンの醤油をかけて、まずは「薬味なし」、次に「削り鰹」、次に「刻みねぎ」、そして最後に「薬味なしに戻る」。箸は竹の角箸がいい。酒なら辛口の冷で、ビールなら薄口のバドワイザー。などと夢のような思い出に浸っても、これが現代では簡単には実現しない。

現実の世界では、うまい豆腐などめったにお目にかかれるものではない。世は充填豆腐が主流だ。あれは豆腐というより豆乳プリン

では、うまい豆腐がなぜないかというと、たぶんうまい豆腐がないからなのだろうと、わけのわからないことを書いてみる。説明すると難しいのだが、豆腐屋さんそのものが、うまい豆腐をつくることをあきらめているのではないだろうか。しょせん小売で130円程度のものに、そこまで丹精込めてつくるのも辛いだけだ。製作工程の短い絹豆腐の方がいいし、マクドナルドのハンバーガーのバンズのようにあくまでも「柔らかし」を第一とする。だいたい、うまい木綿豆腐なんかスーパーで売ってないではないか。作っても売れやしないだろう。と豆腐屋さん自体が判断していると推理する。

豆腐の原料は、もっぱら天然物だ。主に大豆と苦り。大豆はピンキリだ。グレードの差がある。逆に苦りは成分の差だ。ナトリウムとマグネシウムの比率とその他の微量な分子レベルでの違いがある。そして、作るに当たっては、豆の状態や気温や水温など季節によって少しずつ条件が違うのをいつも統一的な味にまとめなければならない。それでも充填より儲かるわけでもない。買うほうも1000円、2000円といった高級豆腐を買っても、ザルや保冷パックに入っているわりに、値段ほどうまいと思わないから、1回限りとなる。200円程度でうまい豆腐はないかなあ、ということになる。

そして、世間で「きわめてちょっとだけ」有名なネーミングの豆腐が現れた。「風に吹かれて豆腐屋ジョニー・沖縄県糸満沖海水苦汁+北海道産丸大豆使用」。ちょっと硬派な名前だ。名前のイメージは土方歳三か。何しろ、容器が四角ではなく、船のような形。約300円。夕食のテーブルに乗る。

ところが、これが土方じゃなかった。芹沢鴨だ。豆乳プリンと思えばうまい。箸ではちょっと厳しい。茶碗蒸しくらいの崩れやすさなのでスプーンを取り出すことになる。そして容器のまま直接食べるしかない。何か、間違っているのだろうか。1週間ほど置いておくと固まってくるとかなのかな。これが現代風か・・と古い人間に落ちぶれたかと、おもわず年を感じてしまう。そして、割り切れない気持ちでネット検索すると、三和豆友リンク先、音に注意)という会社の製品であることがわかる。そして、性懲りもなく、男前豆腐リンク先、音にもっと注意)という木綿豆腐らしい別の商品があることを知り、再度300円を投資する。

4950f250.jpgこちらは、箱型だ。そして、みかけはハードタイプだ。近藤勇だ。表面にはくっきりと木綿の文様が見える(??)。古典的なにおい。そして、またも夕食のテーブルに乗る。ビニールの容器から皿に空ける。まったく形がくずれない。さらに言うと外にちょっと皮がついているようなしっかり感がある。醤油がしみ込むのかちょっと懸念されるので、いきなりかけずに、箸で豆腐を崩してみようとすると、実は崩れない。「ええ・・、ややっ」ということになる。

よくよく目を凝らすと、このきれいな直方体の豆腐、外側の薄皮のようにみえるのが、見たとおりの薄皮なのである。そして、その薄皮の端をつかんで剥がしていくと、これが本物の木綿なのだ。ふきんのようなもの。要するにハードタイプなのは、木綿の布に包まれていたからだ。そして柔らかい豆腐にぴったりと張り付いた薄皮は、それほどきれいに剥がれるわけでもなく。ややマーボトーフ的な見かけに陥ってしまったわけだ。これは木綿豆腐ではなく、木綿と豆腐だ、などど戯言が思わず口からこぼれる。

そして、豆乳のしみこんだ、ただのゴミとなった木綿のハンカチーフは、捨てる前に「燃やすゴミ」なのか「ボロ布」なのか考慮しなければならないわけだ。

ところで、私の知人で豆腐製造会社の経営者がいる。一丁130円の地獄から脱出すべく努力中だが、もちろん特効薬があるわけでもない。有名な上場会社である豆腐チェーンの篠崎屋グループの奴隷になることも考えたらしいが、篠崎屋の社長に怖気づいてしまったらしい。2000円も3000円もするザル豆腐が売れていることに心が動かされたりしているようだが、しょせんそれではリピーターは無理。やはりベーシックな味や舌触りの向上という王道が重要だよ、と言うと、わかったようなわからないような・・決して、経営内容を数字で語らないところは本当は何か理由があるのだろうが、深くかかわらないことにする。

他人を怒らせないよう話すのは、難しい・・

2005-12-07 22:09:19 | 市民A
6c0d9ca5.jpg数ヶ月前から、新潮社の「波」という雑誌を定期購読していた。これは、新潮社の新刊書の紹介を行っている小雑誌で、結構有名な作家の新刊を、有名だが売れていない作家が評していたりして、結構おもしろい。年間購読料は12冊で1,000円と格安なのだが、書評につられて新刊書をどんどん買っていくと、結構高くつく。そして3冊読んで(うち一冊は無料サンプル)、5冊の新刊を買ってしまったので、途方もなく高い彼ら社員の給与の足しに、少しは貢献してしまったかもしれない。

ところが、一通の悪魔のハガキが唐突に新潮社から届いたのだ。それは、「ご入金のご案内」というものなのだ。だいぶ前に振り込んだ1,000円が今頃到着したのか、と思ったら違うのだ。こんな文面だ。

小社刊行物の定期購読をお申し込みいただきまして、まことにありがとうございます。
さて、お申し込みの雑誌を先日お届けいたしましたが、まだ代金のご入金が確認できておりません。お手数ですがご確認の程、よろしくお願いします。
以下・・・

要するに、「ご入金のご案内」ではなく、「未入金のご確認」ではないか。ちょっとムッとくる。

が、大変に具合が悪いのは、この「波」という雑誌の経費は、どこにもいきそうもなかったので、確かコンビ二で振り込んだあと、半券をシュレッダーに入れたような記憶がある。

もしやと思い、同封されていた振込用紙を探すが見当たらない。個人名が印刷された状態で雑誌に同封されていたので、そのまま紙ごみに出すわけはない。紙資源として再生するということは、そのまま束ねられて、古紙輸出として、隣の大陸国家に輸出される可能性が高いので、特に念入りに個人情報はフィルターにかけている。電子口座もあたってみるが、ない。まあコンビ二で1,000円出せばすむのに、わざわざ振込手数料を払うわけもない。

ということで、支払ったという証明もない。すべてが状況証拠。新潮社の得意パターンにはまってしまった。ちょっと横になろうかとも思うが、相手は週刊新潮という迷雑誌で数々の名誉毀損で訴え続けられている裁判のプロ(その割りに連敗のようだが)。とりあえず、電話をしようかと思うが、きっと気が弱いので犯罪者として丸め込まれるのではないだろうか・・それも悔しいし、・・しかし、放置して、再三の警告を無視して法的処置をとられると・・・

ついに、電話をかけることにする。しかし、話がこじれた場合の予防線として、足のつかない公衆電話を使うことにする。テレカの使える電話機は数少なくなっているが、なんとか探し出す。”新潮社、雑誌購読センターです”というたぶん若い女性の声が返ってくる。ああ嫌だ、給料の安い派遣社員だ。高給取りだったら少しは攻めてみるのだが・・

お:あの・・
新:なんでしょう
お:購読料払ってないとハガキがきたんですけど・・
新:読者番号教えていただけますか
お:○○・・・・・○
新:「波」ですね。11月号に振込用紙入っていたと思います
お:それが、たぶん払ったとは思うんですが、証拠品が残ってないのですよ
新:まだ、こちらには届いてないようですが
お:そう言われても、実ははっきりしなくて、届いてないなら払ってないのですかね
新:・・・・あの、購読やめてもいいですよ
お:いや、そういうわけでもないのですが、何しろはっきり覚えてなくて・・
新:それでは、振込用紙をもう一回送りますから、購読されるなら振込んで下さい
お:ということは、払ってなかったということになるのですか
新:そういうことを言われてもちょっと困るのですが・・
お:あー、わかりました。年間2,000円の購読料だったと思えばいいんですよね・・
新:・・・・・

果たして、派遣社員の方は気を悪くしてしまったのだろうか?それとも、一日中こんな優柔不断な人間からの電話を受けている結果、会社帰りに新宿歌舞伎町あたりでうさを晴らしているのだろうか?

再度届いた大きな振込用紙には、1年間1,000円と3年間2,500円の二つのコースが選べるようになっているのだが、5秒間考えて、1年コースの方にした。もう一回2,500円払えと言われたら、今度こそ法廷闘争に持ち込もうと決意してしまうからだ。

追記:送られてきた「振込用紙」だが、「フリコミ用紙」と読むのべきなのか、「フリコメ用紙」と読むべきなのか?ちょっと悩む。

近隣事件簿(4)鴨池公園殺人事件+おまけ

2005-12-06 22:12:16 | 市民A
(この地図は、あくまでも想像図ですから!念のため!)
ec0092ab.jpg
鴨池公園殺人事件

8月25日の午後、台風接近の中、近くの百貨店に勤務している女性が、まさに台風のため、定時前退社で帰宅中、公園(鴨池公園)の遊歩道で大雨の中、何者かに襲われ、殺害され遺体を公園内に遺棄された事件については、弊10月3日で書いたとおりだが、進展が見られないようだ。犯人と思われる若い男性のポスターが掲示されているのだが、地元では当初、高校生説が流れて、魔女狩りのような嫌なムードになった。まだ、ケーブルテレビではその顔のない細身の若い男の情報を求めている。

実は、今でも相当数「鴨池公園殺人事件」という検索で弊ブログが覘かれているのだが、案外、手がかりを失った警察が見ているのではないかと推理している。どうせ、おおた犯人説かなにかなのだろう。当日、豪雨の中、朝、クルマで送った夫がなぜ帰りは迎えに行かなかったのか、など調べているのだろうか。

ec0092ab.jpg最近の、地元での推理は犯行日が25日であることから、給料振込日に金融機関に寄り、現金を引き出したところを目撃され、後をつけられたのではないだろうかという噂になっている。すでに3ヶ月以上が過ぎている。きちんと金融機関の画像記録とかにあたってないと、消去されてしまう。

それに、仮にその説が正しいとすると、高校生という犯人像とは食い違っているように思える。妙なポスターを出して、重要な証言を殺してしまっていたのかもしれない。なお、遺体を捜索して発見したのも警察ではなく、地元のジョギング仲間のグループである。しかし、だからと言って、今後遊歩道にもNシステムをつけるとかいうのはどうかなと思う。そうなれば、誰も遊歩道を歩かなくなってしまう。まあ、カメラを作っている松下の株価はあがるのだろうが。


ここで、話は終わるはずだったのだが、たいへん奇妙なことに気付いたのだ。このエントリ用に地元の地図をgoogle earthで参照したのだが、ついでに久しぶりに自宅を鳥瞰しようとしたのだ。確か半年ほど前に見たときには、間違いなく新しく整理された住宅地のある20軒ほどのブロックの一角に図面通りの屋根が見えたのだ。

ところが、いくら探しても見当たらないのだ。そして慎重に道筋を追っていくと、やっと現在私のいる地番の場所に到達するのだが、何と、家がないのだ。まあ、私の家だけではなく、5年前に同時に分譲された1ブロック全部(20軒)が、茶色に見える造成地風のままなのだ。ということは、googleは、何らかの理由で5年以上古い写真に入れ替えたということなのだろうか。

しばらく考えたが、理由はわからない。防犯上の問題なのだろうか?それとも・・・

そのうち、ちょっと不吉なことが思い浮かんできたのだ。モッチーこと梅田望夫とモッチストの持論なのだが、「googleは神になる」というセンセーショナルな予言がある。もしもそうであるなら、現在googleが見ているのは、近い将来の衛星写真ということなのかもしれない。何しろ神だから。となれば、しばらく後に巨大地震でもやってきて、家が全壊してしまうのかもしれない。対抗策は、ただ一つ。「すぐに家を売ってしまい換金すること」なのだろう。

近隣事件簿(3)校長先生の飲酒+おまけ

2005-12-05 22:16:30 | 市民A
82aa3d8b.jpgたいした事件ではないのだが、ちょっと考えさせられる話。登場人物は、横浜市立東山田中学校長のH氏。何しろ、人口急増地区の対策として、今年4月開校。生徒も先生も急に集まってきたばかりだ。そして、全国が注目しているのは、この校長先生、公募に応じて楽天副社長を辞し、33歳で就任。全国で一番若い校長という触れ込みであった。確か、就任前の彼のブログも読んだこともある。

しかし、表向きはそういう華々しい報道ばかりだったのだが、実は、密かに心配していたことがある。それは、その地区では、約40%の生徒は私立中学にいくからである。どうしてそういうことになったのかは別として、公立中学は、上澄みのない泥水みたいになっているわけだ。最近、生徒9人が暴走自動車に巻き込まれた事件の起きた私立の雄、サレジオ学院(中高一貫の進学校)も、この東山田中学から600メートルくらいの場所だ。

そして、事件は6月5日に行われた修学旅行の夜発生。場所は京都。よくある話ではあるが、生徒が騒いで寝静まらない。先生たちが駆け回り、生徒が寝静まったあと、午前3時ごろ臨時反省会が開かれたそうだ。参加者は校長の他、男性教諭3名。つい缶ビールを飲みたくなってということで、校長は350ml缶2本を飲んだそうだ。当然ながら、他の教員も同様。まあ、缶ビールをあらかじめ横浜から持っていくとは考えられないから、ホテル内の自販機か近くのコンビニとかなのだろう。

ところが、奇妙なことに、この密室での内緒の行為が発覚。教育委員会で決めた「課外活動中の飲酒禁止」ルールに違反。結局、六ヶ月間、減給1/10の処分。男性教員3名も処分を受けたそうだ。

まあ、朝の3時なら、ビールなど飲まずに早く眠るべきじゃないかなあ、とは一般論だが、本人のことをよく知らないので、同情も非難も差し控える。

人類の三要素は、「ねたみ、おねだり、よこどり」という歴史法則を思い出すだけだ。


実は、ここまで書いたところで、終わりのはずだったのだが、あるニュース配信先からビジネスニュースが送られてきたのだ。それは、この校長先生の前職である楽天副社長の席に、現在座っている還暦の男の情報だ。TBS問題の記者会見で常に40歳の三木谷社長の隣に座っているのは國重惇史氏というのだが、この人物、まかり間違えばメガバンクのトップに座っていてもおかしくないという経歴なのだ。

國重氏は都内有名大学を卒業後、住友銀行へ入行。8年目に企画部に異動し、大蔵省担当(MOF担)に抜擢。また、ドンと呼ばれた磯田一郎会長の秘書と結婚(会長の娘と秘書とでは大違いではあるが)。将来の頭取に向かって驀進する。そして最初の失脚の危機はイトマン事件。後ろ盾の磯田氏が去る。しかし、そこはうまいこと西川善文氏への馬の乗換えに成功。1994年に48歳で取締役に就任。一番出世だった。

しかし、ここで第二の大波がくる。MOF担のノーパンしゃぶしゃぶ事件。高級絵画寄贈事件。ついに波に沈むことになる。そして97年に住友キャピタル証券の副社長に転出。さらに、DLJディレクトSFG証券の社長になり、同社を楽天が買収した2003年、楽天グループに入る。

つまり、この國重氏が楽天に入ったことにより、横浜の校長先生が座っていた副社長の椅子はもはや彼のものとはいえなくなったのだろう。要するに先生はミキティに「追い出された」ということなのだろう。人生いろいろだ。

ところで、誰かがやってきて押し出されるという構造は、実は今後、私にも起きそうな予感を持っている。とはいえ、本城校長のような秀才ではないので、私にもできそうなのは、幼稚園か大学の先生くらいなのが心細いところなのだ。

トリエンナーレ2005はちょいと地味

2005-12-04 22:18:33 | 美術館・博物館・工芸品
e409de8b.jpg開催中の展覧会の悪口を書くのはルール違反かもしれないが、既に大量動員を果たしているようだし、何しろ私は一介の個人美術ファンに過ぎないので、まあいいだろうという前提に立つ。

実は、「横浜トリエンナ-レ2005」には少し違和感が漂ったのだ。というより前回の横浜トリエンナーレ2001の時の、革新性、衝撃、ホテルインターコンチからぶらさがった巨大バッタ、というような、「芸術の側からの現代社会への挑戦」というような活気、熱意、サプライズというのが、今回はほとんど感じられない。

e409de8b.jpgもちろん、前回は現代美術界から大家たちが大挙して、問題作を出品したのだが、今回はネームバリューとしては総じて地味だ。もちろん無名アーティストが一気にジャンプするのが。このトリエンナーレの目的でもあるのだが、かなりおとなしい。

トリエンナーレの副題は、「アートサーカス(日常からの跳躍)」と定義されているのだが、逆に、この少しばかりリアリティのある造語のために、アーティストは自らの創作(造形)を「一段、視線を低く設定」することになったのではないだろうか。会場の多くは観客参加型となっていて、会場の倉庫全体がアーティスティック・スペースになっているのだが、そこまで参加したいわけでもない。だいたい、今年は、政局をはじめ、さらに株価の動きだってそうなのだが、参加型、劇場型、非日常型だし、都内には非日常スペースがどんどん誕生している。


何か、サーカスということばが逆に方向性を決めてしまい、常識をブレークスルーするというような迫力にはもうちょっとかなあ~、それに作品の色調が地味だなあと思ってリストを見ていると、アジア系(中韓)の出品が少なく、欧州が多いことに気付く。なんとなく複雑な背景が浮かぶ。現代芸術は、東アジアが最高なのに・・

もしや、東アジアからの出展が少ないのは、主催者が国際協力基金と横浜市、そして「犬猿の仲」を売り物にしている「NHKと朝日新聞」ということに関係があるのだろうか。

N:○○を招待したい。
朝:○○は右寄りだ。△△がいい。
N:いや、彼は「国際法廷」に関係している。△△を入れるなら□□も入れてバランスをとるなら・・
朝:まあ、色々と面倒だからアジア人はやめて、全部、白人にしてしまえばいいじゃないか。飛行機代は高いだろうが、どうせお上の予算なんだから・・
N:だね。

e409de8b.jpgまあ、ぐちを垂れるのもいい加減にしておかないとお叱りを受けるので、このあたりにするが、会場の山下公園の隣に理由もなく唐突に立つ、「マリンタワーと言う平凡な名前の」前衛性をいまだに失っていない奇妙な形の鉄塔が、秋の夕暮れに徐々にライトアップされるのが見ながら、「赤い靴バス」に乗り込むのである。

「赤い靴」の秘密に迫る

2005-12-03 22:22:41 | 赤い靴を追いかけて
9e7890de.jpg赤い靴はいてた女の子 異人さんにつれられて行っちゃった
よこはまの波止場から 船に乗って 異人さんにつれられて行っちゃった

野口雨情作詞(大正10年) 本居長世作曲(大正11年)

外人=異人=人さらい という関係を日本人に刷り込むためのイメージソングなのだが、調べてみると二重にも三重にも誤りが重なった話だった。

横浜桜木町の駅から、赤レンガ倉庫まで、土日100円の市バス「赤い靴号」に乗る。「たからくじ」の収益から無料で横浜市に寄贈されたものらしい。つまり、たからくじのはずれが財源ということで、私のハズレ券分からも赤ペンキの1ミリ分くらいあるかもしれない。

そして、バスはバスガイド付き(本当は市役所の女性)で、この赤い靴号の由来となる、「赤い靴の女の子」の話を聞いてしまう。そして、その話によれば、この歌と事実とは違う、ということなのだ。さらに、現在、赤い靴の記念碑や銅像が建っているのは横浜の他、東京麻布、静岡日本平、北海道留寿都村、そして青森県鯵ヶ沢(あじがさわ)という地名を聞いてびっくりしてしまった。何しろ、昨日、弘前発鯵ヶ沢行きの列車に乗ったばかりだからだ。どういう関係なのだろうか。

後日、調べると、この「赤い靴」の作詞は、実話が元になっていることが、わかった。そして、この作詞ではたいへんかわいそうなことに人さらいに連れ去られるようなイメージなのだが、大きな大きな誤解があったことがわかったのだ。それは、昭和48年11月に北海道新聞への1通の投稿記事があったことからわかっていく。

投稿は「岡その」という女性からのもので、「赤い靴」の中に登場する女の子は、「私の姉です」というものだったのだ。なぜ、北海道新聞なのかというと、この作詞家野口雨情は北海道新聞に勤めていたからで、さらにそのこと自体が彼が作詞をおこなった曰くに関連する話であったことが、その後明らかになっていく。

そして、この「岡その」の投稿を読んだ北海道テレビの菊地寛(作家ではない)氏が大きな興味を持ち、ドキュメンタリーにするため、関係各地(アメリカまでも)に足をのばし、6年かけて大調査を行っている。

まず、この話に登場するのは、岩崎かよという女性である。この女性は静岡の日本平の近くに住んでいたのだが、ある時シングルマザーになる。実は相手の男性は籍を入れる前に刑務所に行ってしまったのだ。そして、明治35年7月15日、静岡で岩崎きみが生まれるのであるが、このきみさんが歌詞のモデルなのである。

現在でも、シングルマザーはなかなか生活が大変なのだが、当時も同様、生活に困窮していたところ、かよさんは鈴木志郎という男性と知り合う。そしてこの男性が青森県鯵ヶ沢の農家の出身者だったわけだ。二人+きみさんは新天地を求めて、北海道の留寿都村(函館と札幌の中間)で開拓農業を行うのだが、失敗し、無一文になる。そして、なんとか都会である札幌へいって志郎は地方紙の記者になるのだが、こどもの養育をすることまではできず、函館にある教会の牧師であるヒュイット夫妻に養女に出す。これがきみちゃんの3歳の時である。

そして、その後きみちゃんも新しい両親との生活に慣れたのだが、3年後に、このヒュイット牧師に教会本部から転勤命令が通達される。アメリカへ行くことになったわけだ。当時アメリカへは横浜港から客船で向かうことになっていた。これが、横浜から異人さんに連れて行かれたという曰くなのである。と、ここまではどうも「親権放棄」というような話で、何も異人さんを「加害者」と考えるもの問題があるように思える。

ところが、真の悲劇はここから始まる。函館と札幌と離れていても手紙等でかよさんはヒュイット夫妻がきみちゃんを連れ、アメリカに行くことを知るのだが、事実はそうはならなかったのだ。函館から東京まで到着した段階できみちゃんは高熱の発熱を起こす。しばらくの看病で熱は引くのだが、病名は「結核」。船旅は困難になったのだ(船旅が困難になった理由として、他の乗客への感染のおそれ説と体力不足説があり、どちらかは不明)。といっても夫妻には次の仕事が待っているので困窮する。

その結果、きみちゃんは6歳にして、2回目の「親権放棄」という仕打ちを受けることになる。横浜港に向かうことなく、東京の麻布永坂にある鳥居坂教会に付随する孤児院に入れられることになったのだ。その場所は現在の十番稲荷神社の場所であるということがわかった段階でびっくりしてしまった。というのも鯵ヶ沢行きの列車に乗る前日に行った麻布十番温泉の目の前にあった神社だったからだ。私の方にも偶然が重なる。

そして、このきみちゃんはこの後、3年で病に倒れることになる。享年9歳。墓地は青山墓地にあり、孤児院で亡くなったこどもたちの列の中にきちんと名を刻む。

つまり、歌詞では、異人に連れて行かれてかわいそうだという内容なのだが、本当はもっともっともっとかわいそうだったのだ。92年も前の話だ。

一方、かよさん夫妻はその後生活を立て直し、きみちゃんが亡くなってから4年後に女児を得る。これが58年後に投稿した岡そのさんである。しかし、夫妻は、きみちゃんはアメリカへ連れて行かれて元気に成長しているだろうと勘違いしたまま、以前、手放した頃への懺悔の気持ちを持ち続けていたわけだ。そして夫の志郎が、北海道新聞の野口雨情にその妻の気持ちを漏らしたところ大正11年に作詞、作曲がそろい、曲は曲として虚実無関係に有名になっていったのだ。

ところで、考えてみれば、きみちゃんは実話の上では横浜にはこなかったのだから、山下公園の銅像もおかしいし、街中を走る「赤い靴バス」もおかしい。鯵ヶ沢に銅像ができるのも変だ。鈴木志郎があらわれたからきみちゃんが養女に出されたようにも思える。生地である日本平と孤児院のあった麻布は正々堂々と銅像OKだろう。北海道留寿都村は微妙なところだ。むしろ函館にあってもいいかもしれないとか思うが、いくら今頃銅像を建てても誰もシアワセな気分になるわけでもない。

もし、この話に救いがあるとすれば、それは菊地寛氏の長い追跡の過程の中にあるのかもしれない。彼は、米国まで行っているということなのだが、無論それはヒュイット夫妻の影を追ってということだろう。きみちゃんが米国に行っていないことがわかっていれば、そういう調査にはならなかっただろう。いくら探してもみつからなかった幻を、徐々に追い詰め、最後に青山墓地の墓銘碑に刻まれた名前を発見した時の感動。さらに事実の全貌を知った時の彼の戦慄を考えたとき、少しばかりは、うらやましい気持ちになるのだ。

ただし、私なら、きっと、6年もかけずに、1/10のコストで1ヶ月程度で発掘できるとは思う。

追記:「赤い靴」では、自分が「アメリカに行っちゃった」ことになっている「きみちゃん」の立場で考えてみれば、
生物学的父親は、「刑務所に行っちゃた」
生物学的母親は、「鈴木さんちに行っちゃった」
養母養父は、「アメリカに行っちゃった」と言いたくなるだろう。
一方、自分のところにやってくるのは、童謡を作って儲けた人たち、
ドキュメンタリー放送を作ってもうけた菊地さんたち、
今なお、バスに名前をつけたり、銅像を作ったり、クッキーになったり・・・・
実は、麻布商店街では「赤い靴募金」というのがあるらしい。続きは、またいつか・・

タストヴァンとアルキメデス

2005-12-02 22:25:52 | MBAの意見
a7b6c88d.jpg青森空港から横浜の自宅へ帰ったのが11月20日、日曜の超早朝。一眠りして、山下公園の先で開催中のトリエンナーレ2005(現代美術展)へ行くことになっているのだが、そのまえに横浜赤レンガ倉庫街で開かれているワインの試飲会へ行くことになっていた。あれこれ、頼まれてしまうのだ。そして、桜木町から市バス(赤い靴号)で赤レンガ地区に到着。赤レンガ倉庫は二棟建っていて、多くの店舗が雑多に賑わっている。一号館か二号館か探さなければならない、と思うまもなく発見!なんと、1、2号館の間のフリースペース。そしてテント。お手軽の極みだ。

a7b6c88d.jpgシステムは、受付で1,000円払うと何か金属製の容器を買うことになり、その容器でテントの中に10社程度のワイン業者が持ち込んだ計100種類のワインを少しずつテイスティングして、気に入ったワインは、その奥に各業者が並べた、これもテントの方にいって、こんどはきちんと料金を払い、ワインを購入する。というもの。そしてその金属容器は持ち帰っていいことになる。「タストヴァン」と書かれている。直径が5センチ程で、底に凸凹のついたフライパンのような形。もちろん、凸凹はワインの色を見るためのもので、ごく少量を入れるべきなのだが・・

実際には人気ワインは皆が飲んでしまうので、ボトルの下の方にしか残っていない。それを注ぐためには、かなり深い角度までボトルを倒さなければならないので、結局ドボドボと大量に入ってしまう。そしてケチなので、ついつい飲みすぎてしまい、味も香りもよくわからなくなり、容器は赤や白のワインが混じり、全然別のブレンディングワインになってしまう。もちろん1本も買わない。投資額1,000円だけ。「タストヴァン」持ち帰り。

後日、タストヴァンを調べると、スペルは(tastevin)と書くらしい。そして、驚いたのは素材だ。「銀」製とのこと。それをテスター達はひもをつけて首からぶら下げているらしい。まじまじと眺めるが、あまり銀のようにも見えない。となれば、素材は何かを調べたくなる。そこで思い出したのがアルキメデスだ。

アルキメデスの有名な逸話だが、国王が発注した金の王冠に疑義が発生したわけだ(たぶん、少し軽いような感じだったのだろう)。そしてその手抜き工事の検査がアルキメデスに依頼されたわけだ。そして、彼は風呂に入って自分の体積分だけのお湯がこぼれるのを見て、「ユリイカ」と文芸誌の名前を口走り、宝石商の不正を見破り、告訴。宝石商は国王を騙したという重罪に問われ、国法により、溶鉱炉で再度溶かされた王冠を食道に流し込まれることになるのだ。

この原理は、要するに重さと体積の関係を密度(比重)という数値に置き換え、別途計測した金の密度と比較してみようという方法だ。そして重さは容易に量れるが、体積の測定に行き詰っていたところ、容器一杯の水に王冠を沈め、あふれた水の量をもって王冠の体積と等しいとアルキメデスは考え付いたわけだ。私も古代ギリシアに生まれていれば、現代に名前を残せたかもしれないが、たぶん宝石商の方だろう。


a7b6c88d.jpgそして、その実験をやってみようと考えたわけだ。さいわい、電卓もあれば、あらゆる金属の密度表は自分で調べなくても先人の測定結果が発表されている。有名な金属はこんなものだ。
 プラチナ(21.5)、金(19.3)、鉛(11.4)、銀(10.5)、銅(9.0)、鉄(7.9)など。
念のため書いておくと、磁石には反応しない。

で、こういうことをやる際には、基本計画が重要になる。実は、おおた家には、過日、入手したプロ用の天秤はかりがある。やたら精度が高い。タリウムの調合には最適だ。これで重さを量る(第一ステップ)。つぎにやや精度は落ちるが、計量カップを使ってアルキメデスをやってみることにする(第二ステップ)。そして重さ(g)を体積(CC)で割れば、密度が計算され、密度表で対象金属を特定することができる(第三ステップ)。これで計画は完璧だ。

そしてまず天秤に載せる。おもりは、各種ある。そして、やたらに細かい重さが測定できた。50.211g。第一ステップ完了。

a7b6c88d.jpg次に、第二ステップだが、これが難行苦行になる。まずタストヴァンが計量カップに入らないことが判明。あまりに困ったのでアルキメデスに霊感電話で聞いてみると、「珈琲メーカーのカップを使って、風呂方式にせよ」とのご宣託を受ける。ただし、こぼれた水を計るのは困難なので、こぼれたあと、タストヴァンを水中から引き揚げ、計量スプーンで水を継ぎ足しながら穴埋めに必要な水量=体積とすることにする。しかし、問題はステップ1の精度に比べ、あまりにもラフな方法ということ。しかし、他に方法が思いつかないので、妥協する。そして、苦心の結果得られた体積は7.5CCのスプーンで2杯半(なんてラフなのだ)。計算すると7.5×2.5=18.75CCとなる。

第三ステップはまず計算だ。
 50.211÷18.75=2.68・・ 
誤差があるとしても、さきほどの金属密度表と見比べるとずいぶんと小さい。鉄だって7.9。再度、すべてのデータを検証するのだが、いずれも正しい。ということになると、超軽量物質なのだろうか?再度金属密度表を見ていると、数値の近い金属を二つ発見した。

一つは、アルミだ。密度2.70。

そしてもう一つの候補は、ストロンチウムだ。密度2.63。

いずれが正しいのかこれ以上はよくわからないが、終了する。 

そして万が一にも、アテネオリンピックの女子マラソンで獲得した金メダルをアルキメデス法で検査しようなどと考える必要はないのだ。すでに、金メダルは「金色の銀メダル」であるということは発表されているのである。と書きながらも、ゴルフコンペの景品として以前獲得した金の小片を水に沈めてみたらどうだろうと考え始めてしまったのでもある。

11月の検索BEST20について

2005-12-01 22:30:30 | 市民A
時々見かける検索ランキングを作ってみた。対象は11月。(正確には10/31-11/29)
「sinobi」の検索ランキングの99位までを並べ、さらに文字化け語が多数あるため、フリーソフトの文字化け解読ソフト「Mbaker2」で補正。そしてベスト20を抽出し、その対象エントリを捜索。そして、最後にコメントを加える。実はベスト20では全体検索数の5%程度で、圧倒的に「その他」が多いので、まあそんなものだと思って欲しい。

1 高橋尚子 65回    高橋尚子の新契約を考える・・(05年06月08日)
2 サーヤの法則 41  裏声で語る「ある法則」(05-03-25)
3 枕絵 30      多摩川沿いで浮世絵名品展を(05-10-09)
4 紀宮様 18    たぶん2と同じ
5 法則 17     たぶん2と同じ
5 男女比率 17   人口問題の第二弾は、ちょっとシリアス(04-11-24)
5 岩本亮平 17   岩本君のBLOG (05-11-04)
8 結婚式 16    たぶん2と同じ
9 島村健一 15   特例プロ棋士の対岸にいる青年(05-11-08)
9 写真 15    「写真が伝えた戦争」展は・・(05-06-05)

11 炉辺焼き 13  消えた炉辺焼き(04-06-20)
11 将棋 13    ?
11 経歴 13    ?
11 タリウム 13   たぶん5と同じ
15 ステージ大門 12 スリムビルの未来は?(05-11-25)
15 サーヤ 12    たぶん2と同じ
15 男女比 12    たぶん5と同じ
18 おおた葉一郎 11 ?
19 出生率 10    たぶん5と同じ
20 中国 10     ?(5と同じかもしれない)

まず、1位は「高橋尚子」。最近書いたエントリではなく、小出監督から独立した時の事情についてのエントリが人気になっている。

2位はなんと「サーヤの法則」。ずいぶん前に書いたものだが、定番の人気商品。当時は結婚式は10月とされていた。11月15日の朝に三陸沖で一揺れ。しかし、裏声で語る法則なのに、みんな知っている単語だ。

3位「枕絵」。やってきた方はがっかりしただろう。おわびの印に最近の知識なのだが、なぜ枕絵が48手とか冨嶽が36景とか12の倍数なのかということなのだが、12枚ずつ保管するのが作法だったらしいのだ(あまり自信はないが)。それと、正統派48手は相当数オーラル形式が混じっているので、それを潔しとしない異本があるようだ。

5位「男女比率」15位の「男女比」19位の「出生率」20位の「中国」あたりのグループは、突然人気になった。世界主要国の男女比率は、男105:女100なのだが、中国と韓国は大きく比率が違うという統計を紹介したわけ。何か理由があるのだろうか。

6位「岩本亮平」その他「タリウム」「岩本」などあり。今月初登場。

9位「島村健一」私が書いたのは、将棋のプロになれず苦しむ男なのだが、どこかのドラマに登場する同姓同名がいるらしい。

11位「炉辺焼き」東京都内からほぼ炉辺焼きが消えたことの分析と残存の炉辺焼きの店の話。ブログを書き始めた当時の文体で、アルファーブロガーの「大西宏」氏のマネのようだ。

15位「ステージ大門」戦後最弱マンション。別途、姉歯関係がボチボチ。登場直後なので、来月は上位に上がるだろう。


総じて、古いエントリと新しいエントリと極端にわかれている。まあ、時代を少しだけ予言し、古びず生き延びている、というように前向きに考えることにする。