学校経営とは・・

2007-05-28 00:00:29 | The room of Sora
ab2c1426.jpgゴールデンウィーク中に、近くの”犬の幼稚園”に行った。犬の知能は三歳児並とは言うが、人間の三歳児の方が上の分野もあれば、下の分野もある。というか、犬の三歳児は成犬である。

うちのSORAは1歳半だが、犬同士の付き合いが苦手である。他の犬とのコミュニケーションが不得意で、嬉しそうにワンワン吼えるが、相手が怖がって逃げてしまう。

おそらく、根本的な問題は、生後すぐに親や兄弟姉妹と別れたため、犬社会に慣れていないことがある。少しでも共同生活をした幼犬を入手した方がいい、という説もあるが、ペット屋としては、小さいほうが可愛いし、大きくなって売れ残ると大損害だから、一刻も早く売ろうとするのだろう。

また、この犬種の専門書によると、生まれてまもなく断尾してしまうので、シッポをつかった犬同志のコミュニケーションサインがうまくいかないことがある、ということだそうだ(それなら切らなければいいのに、と思うが、今さら返せといっても返ってこない。中国の宦官の場合は、切り取った一物を甕に入れて保存しておき、亡くなった時に一緒に墓に埋めていたようだ。)。

そして、半年前に行った幼稚園は、飼い主と一緒に参加が条件で、色々と面倒だった反面、結局長続きできず。そのため、最近、近所で噂の幼稚園に行く。店名X。有名で、かつ、単価が高い。店主が○×△(と英語三文字だが、覚えられない)という家庭犬適正飼育のライセンスを持っているらしい。さらに、併設のペットホテルは1泊1万円。幼稚園は1時間800円というのは時給みたいな単価だが、時給はもらえるのだが、ここでは払わなければならない。

まあ、慣れないところに長くおいておくのはかわいそうだから1時間だけなら、高いとか安いとかあまり関係ないので、ためしに行ってみると・・

「あっ、○○○さん」

「あっ、○○○さん」

とまったく同じ言葉が飛び出す。

驚くことに、知り合いだった。前の会社で、近くのシマにいた社員だ。10歳くらいは私より若い。そして、本名の姓が同じで、よく彼がツケで飲んでいたお店からの請求書が誤って送られてきたような気がする。確か5年前位に辞めたような。

「俺のシマで無断で開業していいのかい?」
「ワンワン」

とか、話を聞いていると、○×△の資格は全国で十人強らしい。その他、専門用語を並べられてしまったが、この店だけじゃなく、手広くビジネスを展開していることはわかった。会社にいる時から、時間を見つけては、コツコツを勉強して、開業準備していたそうだ。まあ、脱サラはなかなか成功しないが、彼は非常にうまくやったということだろう。会社の時は、無愛想だったが、何か、そのやや専門的で職人風の客扱いやトークが、高マージンの原因だろうと思う。

そして、当然ながら、私が彼を発見した話は、私の一言で、マダガスカル島で新たなキツネザルを発見したかのごとく、あっという間に前の会社中に広まってしまったのだが、それを聞いた社員の反応は、まったく正反対に二分されるのである。

まず、彼の成功を素直に喜んで、「機会があれば、寄ってみるから」というスタンスの人。ざっと5割。

しかし、まったく逆の人も多い。「よく、会社を休んで、あっちが痛いとかこっちが痛いとか言っていたのは、なんだったの。許せない。許せない。許せない。・・・」5割。まあ、「ネタミ」は日本人の三大精神欠陥の一つだから。

さらに、「彼が許せない」といった人からの話では、会社を辞めるときの理由が「学校経営関係の仕事をするから」ということだったそうだ。「犬の幼稚園」だったわけだ。

ところで、結局、顔見知りということで、この高額店に自分の財力を上回る金額を(入会金とかペットフーズ、トリミングとか)つぎ込みつつある。しかし、どうみても、預かった何匹かの犬をマンションの床に放し飼いにしているだけのように見えるのだが、そんなものでいいのだろうか。と、少し不安。

そして、そんなにビジネスがうまくいくのなら、サービスとか商品とかにつぎ込むのではなく、共同出資とか共同経営とか、資本の部につぎ込んで、リターンを・・と考えたいくらいだが、その考え方は、「オネダリ」・「ヨコドリ」という日本人の三大精神欠陥のうち二つに該当するのかもしれない。


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