サンセット大通り(1950年 映画)

2024-04-24 00:00:07 | 映画・演劇・Video
ロサンゼルス市サンセット大通りにある邸宅のプールで男が撃たれて死んだ。

この映画は、その死んだ男が、主人公として語るわけだ。

男(ウイリアム・ホールデン)は売れない脚本家で、借金取に追われていた。逃げ込んだのが大邸宅だが、住人は往年のサイレント映画の女王だった(演:グロリア・スワンソン)。彼女はサイレント映画の時代が去った後、すっかり忘れられてしまったのだが、本人だけは、昔の栄光の中にいた。

そして、自分の書いた「サロメ」の脚本を映画会社に送って、来るはずのない出演依頼を待っていた。

そして売れない脚本家は、事実上、サロメの書き直しを女王に命じられる。

一方、若くして脚本を書いているベティと共同で脚本を書くことになる。深夜に邸宅を抜け出して仕事をするわけだ。


こうなるとよくある、金持ちの老女と若く貧乏な女性のどちらがいいか、というところに落ちていく。

そして最後はサイレント映画の女王から銃弾を浴びせられることになる。残念ながら、銃弾の音はサイレントではなかった。

アメリカ映画だが、日本のある諺を思い出す。

二兎を追う者は一兎をも得ず

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