長寿の裏側のヘビイチゴ

2018-05-29 00:00:34 | おさんぽ
男性長寿の市区町村のベスト10に、川崎市宮前区、横浜市青葉区、横浜市都筑区と田園都市線上の3区が並んだ(都筑区は田園都市線から乗り換え)。様々な根拠の乏しい意味付けがなされているが、そもそも昭和40年代まで人口希薄地域でTIBETと呼ばれていたぐらいで、現在亡くなっている人は、別のところから来た人なので、もっと後天的な理由なわけだ。

簡単に言うと、丘陵地を開発したため、「坂が多い」こと。もっというと「坂しかない」と言ってもいい。坂道で足腰が鍛えられているから、病気になった時の耐久力があるということではないだろうか。また、横浜市は腰痛の少ない市と言われている。もっとも既に腰痛の人が治療目的で横浜に引越ししたら悲惨なことになるだろう。治ることはない。腕のいい医者が少ない上、とんでもないヤブもいる。

そしてT高原の中に街を造ったため、表通りを一歩踏み間違え裏道に迷い込むと、そこは昭和初期だったりする。江戸川乱歩の世界だ。

ということで元T高原の自宅近くで、気になる小路があり、歩き始めると小さいながら生えっぱなしの森があり、曲がりくねった道を登ると新しくはない洋館や時代めいた国産車が車庫に眠っていたり、そしてちょっとした草むらの中に、おいしそうな野生のイチゴが群生していた。

ichigo


もちろん、周りに人気がないとはいえ、誰かの所有地であることは間違いないし、イチゴを口にする窃盗罪の前に不法侵入罪が追加されるだろう。といっても食べてみたいなと思ったりする。邪心と理性の戦い。アメフトみたいだ。

しかし、この時、「ヘビイチゴ」という単語の啓示があった。つまり、ヘビの食べ物であるということか。つまり蛇がいるということ。ということで、イチゴはなかったことにして通り過ぎる。

後日、調べてみると、ヘビイチゴを食べにくる動物を狙って蛇が待ち伏せしていることからの命名らしい。私ももう一歩イチゴに近づいていたら全身に絡みつかれて餌食になったかもしれない。理性の勝利だ。


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