金相場はインドで動く?

2017-11-02 00:00:35 | 投資
大手貴金属取引会社からの小冊子を読んで、意外だったことが多かった。

まず、経済の話から。経済成長率で2017年はインド(7.2%)がはじめて中国(6.5%)を追い越したそうだ。さらに中国は高齢化に向かう一方、インドは内需の伸びが旺盛だそうだ。

しかも、国民の多くが「金が好き」ということだそうだ。金の需要は一番が中国で二番がインドだそうだが、中国は国内で生産と需要がミートしているが、インドではほぼ輸入。

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金の価値は変わらないということでインドでは常に装飾品として身につける人が多い。さらに、季節性がある。まず婚礼の時で、5月と11月が結婚シーズンということで需要が多い。

次に、モンスーンとの関係。一般に台風が来ない方がいいと思われがちだが、そうではなく、台風が来ない方が農業収入が伸びないのだ。

異常気候で台風やハリケーンで東アジアや北米が痛めつけられている一方、恩恵を受けている国もあるわけだ。

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ところで、経済成長を掲げるモディ政権は、インドの輸入品目で原油に次ぐ二位の「金」について課税強化をしているそうだが、国民の嗜好を税金で阻止しようというのは「禁酒法」の時代の米国マフィアの伸長の例もあり、やめた方がいいだろうか。


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