国際問題に巻き込まれなければいいのだが

2006-04-08 07:19:21 | 市民A
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元ペルー大統領アルベルト・フヒモリ氏(あるいは日本人藤森謙也氏)が、片岡都美さん(国籍未確認)と結婚するそうだ。年の差は26歳。



フジモリ元大統領が婚姻届 拘束下、日本人実業家と

南米チリで拘束されているペルーのフジモリ元大統領(67)と東京都内でホテルを経営する片岡都美(かたおか・さとみ)さんの婚姻届を、双方の代理人が6日未明、都内で提出した。

 フジモリ氏は代理人を通じて「人生最高の日」との談話を寄せた。片岡さんは共同通信に対し「ペルーを訪れてフジモリ氏の支持者を目の当たりにし心を打たれた。命を懸けて彼を守るつもりだ」と語った。片岡さんは3月11日、リマでの支持者の集会に参加し、フジモリ氏と結婚すると表明していた。

 フジモリ氏は今月9日のペルー大統領選への出馬を目指し昨年11月に日本を極秘出国しチリに入国。立候補は認められず、現在、チリ最高裁でペルーへの身柄引き渡しの可否をめぐる司法審理を受けている。(共同)

他人の結婚のことなど、どうでもいいとはいえるが、何となく嫌なムードが広がる話のようにも思える。国際問題に発展しなければいいなあ、と心配になるのは、次のような部分だ。

まず、藤森氏あるいはフヒモリ氏のこと。実際、日本語の話せない日本人というのは多くはない。その一人だ。ついこの前まで日本にいたのは、「政治亡命ではなく」、単に日本人が日本に住んでいたということである。日本人である以上、日本政府は彼の生命を守る必要があるのは、日本人旅行者が海外でパスポートをなくした時に、領事館員がしぶしぶ対応してくれるのと同様である。

そして、昨年末に、密かに日本を出国し、まずチリに向かったのは、日本政府発行のパスポートを使ってである。しかたがない。ところがチリに入国しようとした時に使ったのは、ペルー政府発行のパスポートであったわけだ。そして、現在、チリ政府はこの男を拘束しているものの、まだ、誰にも引き渡していない。そして、彼は実際日本人かと言われれば、ほとんどの人は、首をかしげてしまうだろうとは思う。せっかく保護していたのに、勝手に出国して、いまさら日本人と強調されても・・・ということだろう。元々、日本に来ていた状態を亡命ではなく、「単に住所の変更」と片付けてしまったところからボタンの掛け違いははじまっている。

次に片岡都美さん。ブログ上でも”日本国籍ではない”とする説も流布しているし、両親の一人は日本人ではなく、東アジア系である。個人的には、国籍なんかどうでもいいとは思うし、まあ、本人にとっても国籍は大した意味はないように思えるが、実は思想的には特定方向に偏っているのである。特攻隊を礼賛し、靖国神社の移転に反対し、要するにウルトラライトウィングということだ。実業家としては、名古屋地区の遊戯店やゴルフ場を経営。さらに、東京にあるプリンセス・ガーデンホテルを所有している。

0cc263c8.jpgこのホテル、品川区といっても、品川ではなく、目黒駅から恵比寿方面に歩くと5分ほどのところにある。以前、この道を歩いた際、ちょっと周りの風景と違和感があり、スナップ写真をとっていた。画像を表示したからといって、私を朝鮮海峡に沈めようとは思わないだろうが、庭園が立派だそうだ。なぜ庭園が立派かといえば、このホテル、元の所有者は貴族さまである。ミスター三條実美が経営していたものを、片岡女史が入手するまでの過程は、不透明だ(ついでにランチバイキングはたったの1000円と格安)。また、彼女の伯父はある商銀理事長であった(破綻)。

そして、フヒモリ氏が「生涯最良の日」と発言するまで骨抜きとなった原因は、わからないでもないが、ミズ片岡の目的はなんだったのだろうか。ここから先は、勝手な想像なのだが、フヒモリ氏は日本在住中は、ミズ片岡の自宅に長く泊まっていたりしていたそうなのである。あくまでも想像の域は出ないが、彼の入浴中に上着の財布の中に入っている世界のどこでも使えるにもかかわらず、世界のどの国にも口座が存在しない、「オフショア口座」のバンクカードでも発見したのではないだろうか(と勝手に想像)。

そして、なぜ今、急いで結婚なのか? これまた、正しい答えが用意されるわけではないが、まさか「チリで拘束中」というところから、ある女優兼歌手兼エッセイストの女性にバンクカードを横取りされると勘違いしたわけではないだろう(その女性の名は、”ミズ・アニータ・アルバラード”)。

フヒモリいや今度は藤森氏の遺産は日本法により相続されるのか?!?まったく二重国籍はややこしいかぎりだ。


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