映画「NANA2(2006年)」

2013-06-26 00:00:57 | 映画・演劇・Video
「NANA」を観た勢いで、「NANA2」を観たのだが、周知のとおり一作目と比べて失敗作だったのが、よくわかった。

続編作りの時の問題というのが、直接的問題、間接的問題と色々と吹き上げているような気がする。

nana2


原作の「マンガ:NANA」が存在する以上、大幅に違う方向に映画が向かうわけにはいかないのだが、インディーズバンドがメジャーデビューする前のごちゃごちゃとして醜い部分が、メインテーマの中心になっていて、もう一つの永続的テーマである二人の女性(ナナとハチ)の友情的関係のヒビワレと修復といった問題が関わってくる。

現実的には、ナナは前作通り中島美嘉の連投だが、ハチは宮崎あおいから市川由衣へ変更。実はこれが大問題で、一作目の主人公は、間違いなくナナだったが、二作目ではどちらかと言えばハチの数々の矢口的問題行動が重要なポイントになるわけで、宮崎あおいが、本作を受けなかった時、宮崎向けの台本を市川が演じることになった、ということではないだろうか。

それで、実際には存在しない宮崎あおいを意識しすぎたマネ演技になったこと。

さらに、それでも観ようという観客は、中島美嘉の熱唱を大音量で聴きたいと思っていたのだろうが、歌うシーンは一作目より短いような気がした(気のせいかもしれないが)。

それに、本作のテーマでもある醜いストーリーは、誰しもあまり好きじゃないから。


で、直感的に思ったのだが、本作で映画の中だけでメジャーデビューした中島美嘉率いるグループ「ブラック・ストーンズ」。リアルに活躍できるんじゃないかなと思うわけだ。

それから、もうすぐ6年。安い製作費で、新人発掘と割り切って「3」を作れないのかな。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿