鞍馬寺で祈っても・・

2024-03-23 00:00:00 | しょうぎ
先日、鞍馬山の鞍馬寺に参詣した折、うっかりして奉納された絵馬を見てしまった。(他の寺社でも、うっかり見てしまうのだが)

そこでみかけた二枚だが、



一枚目:一ばんつよくなりますように。しょうぎで1-300までめだるをとれますように

二枚目:ひっと(ヒット)うてますように
    おともだちできますように

一枚目:1-300のメダルというのは調べると、金沢将棋2というソフトかアプリかのことのようだ。昇級レベルが300段もあるわけで、300というのは三段位らしい。もっとわかりやすく書くべきだろう。

二枚目:野球のことだろうか。ヒットを打つというのは最低レベルの願掛けだろう。書くなら「ホームラン」だろう。それと、「野球」と「友だち」と一枚に二つ書いてある。二願併記ということで、どちらも半分しか叶えられないはずだ。ヒットを打っても二塁でアウトになるとか、友だちができかけて喧嘩をしてわかれるとか。

そもそも鞍馬寺は神社でなく寺だ。武士は戦の前に神社で勝運を祈り、勝った場合は寺院に行って敵味方の犠牲者の魂を弔うことになっている。300レベルに達したらその間の敗者の気持ちを弔いに来ないといけない。

おそらく、戦場では常勝だった義経や無敵の長刀剣士だった弁慶をイメージしているのだろうが、義経は6年間の僧侶としての修行を放り出し、寺から脱走。弁慶は延暦寺を脱走したあと、京都で日常的に暴力事件を起こしていたわけだ。


さて、2月9日出題作の解答。








今週の出題。



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