太陽がいっぱい(1960年 映画)

2024-03-17 00:00:22 | 映画・演劇・Video
アラン・ドロンの初期の出演作。助演女優のマリー・ラフォレにとってもデビュー作。ルネ・クレマン監督もずいぶん大胆だ。

アメリカの大富豪の息子が欧州で遊びまわっているのを連れ戻そうと、両親に雇われた男の役をアラン・ドロンが演じる。ところが、富豪の息子には、既にガールフレンドがいて、ヨットで遊びまわり、いっこうにアメリカに戻るつもりはない。

そして、彼の中には、女と金を同時に手に入れるプランが沸き上がってくる。

ヨットの上で彼を始末して、袋につめて筏に乗せおもりをつけて海に流す。もちろん初仕事なので苦戦する。

そして、彼を訪ねてきたガールフレンドには、行き先を知らないとごまかし、一方でパスポートには自分の写真を貼り、偽サインの練習をして、大金を銀行で引き出すことに成功。

そして、金も女も手に入れることに99%成功したのだが、・・・

以前、見た映画だが、都合のいいことに、まったく覚えてなかった。さらに8か月前に「リプリー」というこの映画の復刻版(1999年)を見ているのだが、似たような筋書きの映画だと思いながら観ていた。原作が同じなのだが、やはりアラン・ドロンの方がいい。リプリーはマット・デイモンとグイネス・パルトローの組み合わせで、大物過ぎる。

ところで、アラン・ドロン氏だが88歳。もうラストランの状態らしいが、近況としては警察が自宅に72丁の拳銃と3000発の銃弾、そして射撃場を発見したそうだ。拳銃と銃弾は押収されたそうだが、射撃場はどうなったのだろう。取り急ぎ、何作か観ようかな。