綱島温泉「湯けむりの庄」は再訪の要

2024-03-01 00:00:00 | 市民A
横浜の綱島には数十年前に住んでいたことがある。その時のマンションは、昭和中期までにぎわっていた温泉街を再開発して、総合スーパーとマンションの町に変えた。唯一の温泉は東横線の綱島駅に沿って伸びる綱島街道の駅の傍にある銭湯に限定されてしまった。

家に風呂があるのに温泉とはいえ、銭湯に行く気にもならず、その後、別の場所に引っ越したため、結局綱島温泉の湯に浸かることはなかった。

そして駅前の再開発や新線開業ということで残っていた銭湯もなくなり、ついに歴史ある綱島温泉も消滅かとおもっていたら、少し距離は離れているが、鶴見川を挟んで反対側(南側)に総合温泉ランド「綱島温泉・湯けむりの庄」が開業。ついに行くことにした。実はゴルフがキャンセルになり、1日あいてしまった。ゴルフ代が浮き、温泉代が発生。



あまり期待していなかったのは、以前の温泉の場所とかなり離れていることから、大深度の3000m位地下からの古代からの地底に閉じ込められた海水成分のお湯ではないかと思っていた。そうなると、成分が塩ということになり、温泉風ではなくなるわけだ。

ところが期待を良い方向に大いに裏切ったのは湯質。関東平野の温泉は一般に茶色から黒色系ではあるが、綱島温泉は真っ黒だ。減塩醤油のような黒。ここまで黒い温泉は珍しいだろう。若干とろみがある。禁断の行為だが、指先でお湯をなめてみると、塩辛くない。本物と言うことだ。



しかも、もう一つ予想をはずしたのが、食事処だ。温泉とか健康ランドには食事できるところが多いが、まあ、普通の味だ。ところが、湯けむりの庄の食事は最高の味だ。おろし蕎麦とミニブリ丼のセットを頼んだのだが、この1年いや3年の中で一番の味。

綱島温泉は湯量が多いそうで、かけ流しのところもあるし、岩盤浴は6種類。しかし、電気風呂というのもあり、トライしたが電流が流れてビリビリしたということはない(たぶん)。

なお、綱島(新綱島)駅からは無料送迎バスがある。