地下道居住者保護(台風により)

2014-08-13 00:00:04 | 市民A
10日、倉敷市にも台風による大雨が予想されている頃、山陽線の歩行者専用の地下道に警察官3名が入っていき、数分後に1名の地下道居住者が保護される。警察の施設に行くのだろうが、台風が過ぎた後はどうなったのだろう。ちょっと怖くて歩けない場所なのだけど。

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50メートルほどの場所に小川というか用水路というか濠というか水路があり、大雨の時には溢れる寸前になる。そんなアブナイ場所に地下道があるのも不思議だが、実は岡山や倉敷には、街中でもあちこちに無数に用水路がある。さらにふたがついていない。毎年、特に冬になると転落者が次々にあって、地方紙に訃報記事が連載されることになる。

もともと、江戸時代に岡山県は池田藩やその支藩は、決められた石数の中で利益を最大化するために、瀬戸内海の干拓を進めていたわけだ。○○漁協とか存在しなかった時代だ。そのために、ため池を作ったり、川の水を引いたり、塩分の多い土地の生産性を改善するためにニシンの粉を使ったり。

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ある意味、石高破りというのが大名の才覚で、干拓したり、芋を作ったり、棚田を作ったりする正攻法もあるが、高級陶器を輸出して大砲を買ったり、もっと手軽に密輸をやったり。まあ、脱法行為よりも違法行為の方が効率がいいのは幕末の結果通り。OPECの盟主であるサウジアラビアをコケにするように湾岸諸国のうち何ヶ国かがLNGや原油類似石油類を採掘して高級ホテルを林立させたり、ワールドカップを開こうというのと類似している。

で、毎年、何人もが街中で不意に落命する原因が、超簡単に言い切ると、「国土維持の歴史」」ということになると、「命と国土」というとんでもなく現代的なテーマに昇格する。

無人の島を守るために、軍隊が戦うことの意味ということになるのかもしれないが、問題は、隣国が狙っているのが、無人の島だけなのか、ということだろうか。C国側だって、「無人の島を手に入れるために戦争して犠牲を払うべきか」ということになるわけだ。負ければ、政権崩壊して大崩壊するのは目に見えているし。