招き猫美術館

2014-07-27 00:00:59 | 美術館・博物館・工芸品
岡山市北区のはずれの方には、色々なところがあって、「アニメオタクの館」が発見されたばかりだが、「招き猫美術館」へはJR玉柏駅から金山寺方向に山を登っていく。1500CCのクルマで行ったが、出力が上がらず、スポーツモードにしてもゆっくりしか進めない。とんでもない場所だ。

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で。看板があるからわかるのだが、木造の黒塗りの建物(焼杉という)があらわれ、近くに招き猫が何匹もいる。そして、館内には日本古来の招き猫が大量にいるが、餌はいらない。

よく言われるのが、招き猫の由来として、世田谷の豪徳寺が、井伊家の殿さまが彦根の飛び地として拝領していた世田谷の一角を散歩中に大雨に見舞われる。目黒だったら、飲み屋で秋刀魚の干物を焼いて食えばいいが、世田谷には大嫌いなどじょう鍋しかない。困ったと思ったところに現れたのが門前の猫。

猫招きに応じて入った豪徳寺の待遇の良さに感激し、彦根藩なのに豪徳寺を菩提寺としてしまう。井伊直弼の墓もある。

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しかし、本館に展示される全国の招き猫から言えば、豪徳寺を起源としたものではないだろうと憶測される。ドラえもんも別筋だ。虎ノ門ヒルズの1階にはトラえもんが置かれているが、拝金主義を感じるだけだ。

そして、拝金主義だからこそ招き猫美術館に行ったのだが、猫の手が右か左かによって招くものが違って、右手がおカネを招く、左手がお客を招くと言われている。私の場合は、両手を上げてみようかな。

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また猫の色により、白=開運、青=家内安全、赤=病気封じ、桃=恋愛、黒=魔除け、緑=学力向上、金=金運、紫=長寿ということだそうだ。

絵具を全色混ぜると、黒とか灰色になることを思い出す。

とりあえず、2種類購入。金運と病気除け。こういうのは落として割っちゃうのだよね。