名字と日本人(武光誠著)

2014-07-07 00:00:18 | 書評
myojiいまさら『おおた家』のルーツ探しをしようと言うことではない。ただ、日本全国にある数万種類の名字というのは、なんなのだろう、という疑問がある。

また明治になって、人口の80%を占める農民にも名字を認める(強制)ということになり、果たしてどのように名字を決めたのかも知りたかった。

ところが、驚くことが書かれていた。

江戸時代に禁止された農民の名字だが、実際には名乗らないだけで、農民だって名字を持っていたということだそうだ。だから、隠れキリシタンのように隠れ名字を代々守っていたということになる。

さらに、もともと名字というのは古墳時代に半島から集まった帰化人たちや豪族の時代にも遡ることができるとのこと。

ところが、私見だが、もっとも日本で平凡な名前って、「鈴木一郎」ではないかと思うのだが・・ニューヨークで引っ越し先を探しているかも・・