将棋指しが行わない行為

2014-07-12 00:00:02 | しょうぎ
プロ棋士がコンピューターに勝てなくなってから、大分経つような気がしますが、ここ1年のことでしょうか。実際、人間の脳とコンピューターを比べると、意外に似ているような感じがします。

「記憶」と「思考」。メモリーとCPUみたいなものかもしれません。人間の場合は、アバウトに行っているのですが、コンピューターも同じように定跡を思い出して指したり、中盤は猛烈にCPUを酷使しているようです。

で、人間とコンピューターの違いですが、人間はミスを冒します。というのもやや不正確なところがあるからです。ずるをするわけです。3手前に読んだのだから今でもいいだろうとか考えるわけです。

そこで思うのですが、読んだことを紙に書けばいいわけです。実際には、ああやればこうやるとかを繰り返して読んでいるわけで、それらは全部、指している人の頭の中で構築されているわけ。

で、これが会社だったら、部下に命じた仕事がろくにできないと、「メモを取れ!」とかわめくことになる。しかし、将棋界では、幼稚園児であっても、対局中に考えた筋をメモにまとめるなんてことを見たことがない。メモすればうっかり思考ミスは減るだろうと思うのだが、残念でならない。


さて、6月28日出題作の解答。

c12


▲3七桂 △同と ▲3五金 △同玉 ▲4四飛成 △4六玉 ▲2四角 まで7手詰。

動く将棋盤は、こちら


今週の出題作。(急遽貼り替えました。申し訳ない)




わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と手数と酷評を期していただかければ、正誤判断。