104回職団戦出場。裏街道走る。

2013-10-05 00:00:39 | しょうぎ
本番5日前に練習をしたからには、ということで9月29日の職団戦に出場する。5人一組の団体戦。同時対局で、3勝で勝ち上がりのトーナメント。ただし1回戦敗退の場合のみ「慰安戦」という裏街道であるが、いくら勝っても表通りには戻れない。座る席も対局時間もいたって裏っぽい。もちろんいくら勝っても表彰状もないし記録も残らない。記念品もらってご苦労様。ただ、記念品もらうには裏で3連勝以上しないといけないし、そうなると次回は上のクラスへ昇級する。こんな感じだ。×○○○。

shokudansen


で、結果は、×○○○○。実際には第二回戦は不戦勝のラッキーを得ることになり、全チームの中で最初に昼食の豪華弁当を食べることができた。

個人的には、最終戦以外は、全部即詰勝ち。最終戦も15手詰みのコースに入っているのに読みと違う手を指すという三流プレーをしてしまい負けた。3勝1敗。詰将棋作っていると、「詰めろ」も複雑なものを掛けてしまうので、相手が詰めろと気が付かず、即詰率が高いのだろうと思っている。感想戦で敗者から、「有利なのにトン死を食らった」と怒られることが多く、実際はそうではないのだが、「すみませんね」とか適当に流してしまう。


さて、9月21日出題作の解答。

b12


▲2八金 △同玉 ▲1七金 △同玉 ▲3五角 △2六桂 ▲1四飛まで7手詰。

実は、この問題はLPSA発行の「日めくり詰将棋カレンダー」9月16日の問題。専用のツイッターには6名様からのコメントがあるが、賛否両論というか否の方が強い感じだが、次の通り。

否定コメント
・1四桂は惑わすだけの不要駒。
・エサの桂に食いつくと失敗。紛れの有無はともかく、桂はなくてもよさそうではある。
微妙コメント
・少ない駒数でまとまっている。この移動合に下味を付けて質を高めたのが・・・・。
・詰将棋だと桂馬が動くけれど、普通は合駒をするよね。
肯定コメント
・玉を1七に呼んで3五角(敵陣から打つと4四に合駒される)の形は見えたのですが、そこに行くまでに一苦労。ある格言の逆を行ってしまうわけですね。
・何気に角限定打+移動合を3手で表現している。

結局、作者は「受方の移動合」をテーマにしたわけで、普通の詰将棋は「攻方の手」を中心に組立てるところから、爬虫類を見るような違和感を感じてしまうのだろう。

さらにこだわりがあるのが、配置の位置。すべての駒を一つずつ下に移動(1九とは消滅)すると、駒数も一枚少なくなるし、同様手順で詰むように見えるのだが、作者の狙いの手が、本題では△2六桂なのだが、一段下がると、△2七桂となり、成りでも不成でも非限定になってしまう。メインの手が非限定では様にならないので、一段上げたわけだ。


今週の問題。

1005


飛車が成って龍になった後、若干の非限定が生じる。最終手も非限定ありだが、大目にみてほしい。

わかったと思われ方は、コメント欄に最終手と総手数と酷評を記していただければ正誤判断。