スカイ アクアリウムへ

2009-07-26 00:00:51 | 美術館・博物館・工芸品
rokuhill1水族館好きはこどもの頃からで、上野動物園の奥の方にある爬虫類水族館エリアに時々行っていた。もっとも、爬虫類の王様であるワニの凶悪さに惹かれていたのかもしれないと自分の内面を分析していたのだが、最近になってもあちこちの水族館に足を運んでいる。

やはり純粋に魚が泳ぐ姿が好きなのだろう。それならダイビングでもすればいいのだが、10年ほど前に脳ドックをした時に硬膜の一部が厚くなっていることを医師に指摘され、「ダイビングは止めた方がいい」と言われたわけだ。実際は、ス○○ダイビングと言われたのだが、スカイダイビングかスキンダイビングかはっきり聞き取れなかったのだが、当面どちらも好んでやるつもりはない。

そして、本来、スカイダイビング的高度の場所にある六本木ヒルズ52階で開催中の「スカイ アクアリウムⅢ」を覗くことになる。ライブドア社からのプレゼント。そして、何か感想を書くという約束である。

rokuhill4本当は、夜の暗闇の中で東京の夜景を背景に熱帯魚の濃密な色彩を楽しめばいいのだが、残念ながら夜の予定は、タイト過ぎである。濃密な色彩のドレスの女性は地面に近いところで楽しむことにして、ヒルズ52階へは週末の昼間に行くことになる。

まず、カリビアンブルーホールという水槽は水を透かして東京の遠景が見えるわけだ。かねがね、ヒルズの上から見る景色は夜景より昼景の方がいいのではないかと思っていた。今回は、さらにスカイデッキというビルの最上階の屋根の上に出てみた。早い話が、ヘリポートである。ビルが火災になったりした時に、逃げ遅れた人がビルの屋上からヘリで脱出するための場所を、展望台にしている。その時、いつまで待ってもヘリがこない場合はスカイダイビングになるが、脳ドックの先生から禁止されている。

rokuhill2そして、次のエリアからは、暗闇の世界である。つまり、昼に来ても夜に来ても同じことである。様々な色彩で彩られた水槽の中に美しい大小の熱帯魚が遊泳している。水槽の中の照明を担当する会社は「モリテック」社であるが、以前は光ケーブル関連事業をしていて、ネットバブルで株価が超激落したのだが、ずいぶん違う方向に事業展開している。

それと、今回の展示では、魚の説明書きは一切行われていない。何と言う名前の魚だろうかと考えても、誰もわからないのである。が、どういうものかすぐ分かったものがある。


rokuhill3ウミヘビである。ウミヘビには爬虫類の種と魚類の種がある。たぶん、魚類の方が展示されていたのだと思う。ウナギやアナゴの親戚である。

そして、金魚の美を追求する「ジャポニスム・ギャラリー」がある。金魚というのも大量に群泳する姿は、いささか苦手である。全体主義みたいだから。特に、最近の日本人は、この「金魚の群泳」と同じである。

会場内はストロボを使わなければ撮影は自由である。ただし、光源を使う水族館の一つの華は「くらげの遊泳のライトアップ」であるが、ストロボがないと、きれいに写らない。

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