東京国際ブックフェア2009

2009-07-13 00:00:49 | マーケティング
bookfair1金曜日に行った東京ビッグサイトに、中一日の日曜日にまた行く。今度はクルマ。東西に分かれている西館で開かれているが、あえて金曜日に行った東館側の地下駐車場に入れると、ガラガラである。エレベーターで地上に上がると、あれだけ賑わっていた東館には静粛が訪れ、人の姿もまばらである。

そして、西館のブックフェアだが、毎年行っているので、だいたい素早く行きたいところを探す。本当は「沖縄の歴史」を探していたのだが、あまりピンとするのはなかった。例年より「売らんかな精神」が表に出ていたような感じで、ちょっと歩きにくかった。

どういうわけか、最初に渡されたネームプレートの分類が「教育関係」ということになったため、会場の中にある教育用のソフト屋の集中攻撃を浴びることになる。本とはまったく関係ない「生徒の点数をすばやく集計して分析するソフト」とか、「とある本からある部分を抜き出して国語のテスト問題を作るソフト」とか、先生の手抜き授業のためのツールが多かったような気がするが、一体、売れるのだろうか。単に予算ももっていない先生が、このフェアに来てもしょうがないかな。

その他、ブログなど個人の知的財産を個人出版する会社とか、今まで出店していなかったような気がするが定かじゃない。

bookfair2いつも買っている国書刊行会では店員さんの数が多すぎて、本棚に近付くことができず。

結局、本ではなく輸入クラシックCDを2枚と、(えい)出版という会社の出版している「ビートルズ全曲制覇・完結編」と「ニッポンが熱狂した大航空時代」の2冊を入手。

ビートルズの方は、いわゆる現役時代の213曲15枚のアルバムとは違って、解散後に正規に発売された、いわば「裏ビートルズ208曲」の解説書である。

大航空時代は明治43年に代々木公園(当時は飛行場)を飛び立ったニッポン号にまつわる歴史について書かれたものである。

そして、(えい)出版からは、記念の「お箸」をいただく。どうも、最近「お箸」をよく頂戴する。先日は、日本一の生産高の「小浜市の塗り箸」をいただいたが、今回はもっと素朴な箸である。いっちゃなんだが、縄文時代の箸みたいだ。木の枝の延長。

ちょっと横道にそれるが、日本では、食事を食べるのには「箸」だけが使われるといっても過言ではない。中国では「箸」の他、「れんげ」が使われるし、韓国では金属の「匙」が用いられる。日本人が味噌汁などの汁物を飲む時には、椀を持って直接に口で汁を飲む。これを見て韓国人は「我々が、いじわるをして日本人に匙というものを教えなかったから、日本人は、あんな野蛮な食べ方をする、と言いふらしているらしい。

話を戻して、このもらった奇妙な箸だが、もしかして会社の社名である「」の木で作られたものではないだろうか、と推理を働かせたものの、その樹木のことをまったく知らない。実は、後で調べるつもりだったが、漢和辞典がどうしても本の山の中に沈んでいて発見できなかった。

結局、読まない本と聴かないCDが増えただけなのかもしれない。