中央に位置を変え、ゲートに入り直した馬

2007-11-05 00:00:48 | 市民A
小沢一郎に言わせれば、「朝日と日経以外は誹謗・中傷を書き立てている」というのも辞表提出の一因だそうだから、これから書くことも根拠無き妄想のようなものなのかもしれないが、「突然発生」という点では似ていても、先の安倍辞任とは、まったく違う意外さだし、わかりにくい。

ただし、小沢一郎の考えている「自衛隊論」が明確になったのは確かで、それ以上のことは、会見を聞いてもさっぱりわからない。もちろん、いずれにしても、このまま民主党が政権を担当しても、党内で空中分解するのは目に見えているのだから、「もっと強い馬に乗って首相になりたい」と思って、戦術的に馬の位置を変えたのではないだろうか。

自民党の中もさまざまな矛盾勢力がいるわけだし、これから民主党も代表選挙の中で、左右に分裂していくことが予想されるわけだ。結果として、どういう組み合わせになるのかよくわからないが、「小泉」「小沢」という慶応大学同級生位の二大実力者が馬場のどこを走るのだろうか。

そこで、日本の政党や派閥をずらりと並べてみると、案外、小沢一郎のオピニオンは一番標準的な場所ではないだろうか、と思えるのだが、だからといって標準的な意見が多数派とも限らない。

しかし、辞意の背景は、単に民主党内が「戦術論」ばかりで、「戦略論」に行き着かないということに業を煮やしただけ、なのかもしれないし、福田首相から「次は、君だから・・」とか持ちかけられ、引越し準備を始めたのかもしれない。


ところで、韓国、日本、ロシア、米国とこれから政権選挙が次々と始まっていくのだが、もっとも予想困難なのは日本だろうか。大統領には任期があるが、首相の任期は、一寸先は闇ということだからだ。

↓GOODなブログと思われたら、プリーズ・クリック


↓BADなブログと思われたら、プリーズ・クリック