CBX1000は並列6気筒というだけあって、それまでの4気筒をそのまま2気筒増やしただけではないメカニズムが幾つか見受けられる。これはその一つの背面ジェネレーター。
6気筒エンジンは幅が広いので、少しでも狭くしようというメカニズム。
ジェネレーター本体を外すとフリクションディスクが現れる。
そのフリクションディスクはプライマリードライブシャフトに駆動されて、スプリングで手前方向に押される。
スプリングの圧力でフリクションディスクを押し付けて駆動するわけだが、ジェネレーター本体のディスクも磨耗が進んでいるので、駆動されながらスリップもしているのが想像できる。
ホンダは1983年CBX750(RC17)から4気筒エンジンにも背面ジェネレーターを採用し、その他のメーカーもそれに続くことになったが、このCBX1000のようなフリクションプレートドライブは以降使ってないと思われる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます