ピストンエンジンは永遠か!な?

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焦げてる!

2007年03月21日 | スターター系

人気blogランキングへ  ”暑さ寒さも彼岸まで”とは良く言ったものです。

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矢印はバッテリーからスターターソレノイドまでのケーブルですが、ご覧のように焦げています。

原因はいくつか考えられますが、ターミナル部分の導通が悪くなって熱を持ってもコレほどにはならないと思われるので、過大電流が流れたのでしょう。

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ケーブルを作り直してスターターを回してみたら、スイッチを離してもモーターが回りっぱなしで止まらない!しかもバッテリーを充電したばかりにもかかわらず回転は重い。

重々しく、しかも回りっぱなしですから、ケーブルが新しくても熱を持って熱くなります。こうなることを想定してアースをすぐ外せるようにしておきましたから、すぐに対処できましたが、そうでなかったら再びケーブルをダメにするところでした。

ソレノイドの解説はコチラ

ソレノイドも外観上は新しそうですが、青矢印のナットは薄いものが使ってあるはずですから、前に作業した誰かが・・・・?

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プライマリーカバーを外せば、この辺りは点検できます。

スターターが作動しないときは、赤矢印のようにギアは噛み合っていません。

スターターボタンを押すと、リレーを経由してスターターソレノイドが働き、緑矢印の方向に動きます。

水色矢印のベルクランクの働きにより、スターターピニオンが黄矢印のように押し出され、リングギアと噛み合ってクランキングするわけです。

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ピニオンギアを手で引っ張ってリングギアと噛み合わせてみると、本来なら噛み合ったままで戻りません。

緑矢印はリングギアですが、この3枚合わせのタイプは1200から80cu,inの初期まで使われていましたが、エンジンが大きくなってからは強度不足で、ヒドイものは新車からそう走らないうちに壊れてしまった覚えがあります。

ピニオンギアは新しくみえるので、相性が悪いのか?でも何時から?

この車両はワタシは初めて手を掛けるので、メンテ歴は想像するしかありませんが、プライマリーケースがペイントしたてのように見えますから・・・・。

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カバーを外したついでにアチコチをよく見てみると、プライマリチェーンのオイル吐出口が外れています。引っ張ってみると本来の位置にスルッと入ってしまい、ユルユルですね。

”糊”で固定することも考えましたが、これほど?が多いとなると、他がどうなっているか分かりませんから、手が下されたと思われるところ全て要分解点検です。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おおー、ウチのショベルと同じ症状です!圧縮の抜... (Eureka No1)
2007-03-22 13:40:06
おおー、ウチのショベルと同じ症状です!圧縮の抜けたスカスカのエンジンだったころからクランキングが弱く、エンジンをリニューアルしたさいに、ソレノイド新品、セルモーター強化型に交換、配線の引き直しをしましたが改善せず。一度は8Sqの銅線の被覆が溶けて泡立ちました・・・。
どうしたら直るんでしょう?いよいよバイクシーズンが始まるので、本格的に改善しなきゃと思っていた矢先のこの内容!!すごいタイムリー過ぎます。今後の記事に期待しています。
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Eureka No1 さん、 (ピストン)
2007-03-22 20:40:43
Eureka No1 さん、
エンジンが特にスープアップしていなければ、モーターは標準のほうが良いかもしれません。
今日もチョット心当たりのある箇所を試みましたが、まだ解決に至っていません。
ソレノイドがチョット怪しいですね。
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