個人向け輸送手段の未来を担っているのは、電気または代替燃料を動力源とするバイクだ――燃料効率が優れているからではなく、猛烈に格好いいからだ。
本当だとも。環境に優しいバイクに取り組んでいるメーカー各社は、デザインの可能性を押し広げている。代替燃料が次々に登場している中で、既存の(比較的)燃費の良いガソリン・エンジンとの違いを見出せないでいるバイク乗りたちに対してアピールするためだ。
バイクに乗るのはひとえに格好良さの追求なのだから、デザインがクレイジーで技術的に進んだバイクならば、それだけ多くの人が乗りたがるだろう。クリーン・エネルギーかどうかとは無関係でも。
近い将来バイクのデザインの枠を取り払ってくれるに違いない、代替燃料バイクの数々をとくとご覧あれ。(WIRED VISIONより引用)
様々な事情で石化燃料の代替エネルギー開発は加速されているようだ。
まずは、来年にも世界最初に市販されるという英Intelligent Energy社の『ENV』
普通のバイクで言えば燃料タンクが着脱可能な燃料電池になっていて、電気モーターで走行する。
燃料電池はプロトン交換膜(PEM)を使うタイプで、ピーク負荷時6キロワット以上の出力があり、かなりの高トルクを期待できる。水素タンク1個につきほぼ4時間、再充電なしに使用でき、航続距離で言えば約160キロメートルという。
画像は昨年の東京モーターショーのもの。
『Tesseract』(テッセラクト)とは、4次元立方体を意味するそうだ。
ヤマハ発動機のTesseractは、水冷Vツインエンジンと電気モーターによるハイブリッド方式の4輪バイクだ。発売は早くても2010年以降だという。
この手のものは嫌いではないが、ハイブリッドだとは気付かなかった。
この画像の引用はttp://thekneeslider.com/archives/2007/06/01/harley-davidson-leaning-trike-patent-application/から
もしかしたら、バイク、モーターサイクルが2輪という概念が古くなっているのかもしれない。
この図はハーレーダビッドソン モーターカンパニーが特許出願しているリーニング・トライクで、ヤマハ・テッセラクトといい、既に市販されているピアッジョのMP3といい、情感を捨てれば実用性が高いのだろう。
というのは、ハイブリッド機構を搭載すれば複雑になり重量もかさむから、低速での安定性は2輪より3輪/4輪のほうが有利であるし、新規のお客を呼び込むのにも良いのかもしれない。
続く
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