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スプロケット周辺オイルリーク

2006年09月27日 | トランスミッション

人気blogランキングへ   午後になってからは、それまでの雨がウソのように晴れ間が出てきました。

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S82_2

S83

ドライブプーリー(スプロケット)周辺のオイルリークは構造上の理由で、中々ウマクは対処できません。

写真の車両も割りと最近に手当てをしたのですが、液体ガスケットによる姑息的手段であるため、再発してしまいました。

S84

トランスミッションケース③でも紹介したように'80年モデル以降は、矢印の示す部分の幅が広くなりましたけれど・・・。

S88

この写真の矢印で示す部分の当り面の大きさは変りません。硬い炭素鋼同士で突き当たっているので、オイルリークは当然!?

S89

”メインドライブギア付近”でも説明しているように、5速ミッションになるまで解決できませんでした。

S85

ところが、何時何処のメーカーからリリースされたのか不明ですが、Oリングが使えるメインドライブギアがありましたね。

S90_1

ところが、ところが、シャフト径そのままにOリング溝を加工してあるので、①の図のように肉厚が約1.5mmしかありません。

スプロケットナットを締めると黄矢印のように力が掛かるし、トルクも掛かるシャフトの肉厚がコレでは怖くて使えません。

S86

そこで②の図のようにスペーサーの内側に溝を加工して、Oリングが入るようにしてみました。

S92_2

元々想定してないものを追加するのには制約があり、緑矢印のスプラインの溝のお陰で赤矢印で示すスペースが4mmしかありません。

そのために、上の②の図の斜線部分の強度が心配なので実用はまだ考えています。

まあ、座屈してスプロケット(プーリー)ナットが緩むほうが、シャフトが千切れるよりズットましではありますが・・・。

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