ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

春の準備は?

2006年03月24日 | 日記
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各地でサクラ便りを聞きますが、自宅の前の川堤の桜ももうすぐ!!と言う感じです。
関東平野の北に位置する我が市は、冬は東京より気温が2~3度低く、夏は3~4度高い、暑くて寒いところですが、今年は本格的な雪も降らず台風の被害も少ない住みやすいところです。
でも盆地のごとく北側は山があり、高気圧でフタをされて、そこへ東風で東京からの熱気が運ばれる夏はスゴク暑いのです。最高気温を度々記録される熊谷市は隣ですから。
贅沢を言えば、バイクに乗って本当に気持ちが良いのは春秋のそれぞれ2ヶ月ずつくらいですから、そのうちの雨が降らない土日といったら限られてしまいますね。
これから訪れる楽しい季節はもうすぐです。







無知に喝!!③

2006年03月24日 | ブレーキ系
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久しぶりの”喝”ですけれど、まえにも述べたように時折やるせないような他社?でのズサンな仕事振りを見ることがあります。
ブレーキ系統の整備に於いて無知によるズサンな仕事は、重大事故につながる可能性がありますが、もし無知によるものでなく知っていて行っていたとすると未必の故意ということになります。


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写真はエボリューション モデルの初期に使われていたリアブレーキのマスターシリンダーです。

バンジョーの付近からフルードが洩っていたので分解するため、矢印のバンジョーボルトを緩めようとしたら緩みません。
ブレーカーバーを使っても中々緩まず、普通はこんなことはナイので何かあるかなと思っていたら・・・・。

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バンジョーボルトを外す前にフルードを抜くので、グリコール系のフルードが入っていたのが分っていましたが・・・・・。

左側がこの車体に付いていたブレーキホースのバンジョーです。
グリコールのフルードが車体のペイントを侵すように、バンジョーのペイントを剥がしてしまった!!

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ココに使ってあったシールもボロボロですね。

どうやら洩れを止めるために強く締める”努力”をした結果のようです。

嗚呼!!どうした事だ!!
フルードの違いが分らないのか? それとも・・・・・・?

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ブレーキホースの継ぎ手として広く使われているバンジョーの名前の由来は楽器から来ているのでしょうけれど、パウダーコートか溶剤塗料の焼付け塗装か定かではありませんが、ハーレーのような塗装仕上げのものは他では見たことがありません。
通常のメッキ仕上げや、アルミ製のバンジョーでは写真右上のような、銅やアルミの”クラッシュ ワッシャー”を使います。

シールの違いによる矢印が示す当り面の幅の違いにも注目してください。

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写真のように2ピースで構成されるこのシールにもSTAT‐O‐SEALSという立派な名前がついています。

もちろん分解したあとは使い捨てになりますけれど、クラッシュワッシャーに較べてバンジョーボルトの締め付けトルクが低くても高いシール性能があります。
つまり、正しい使い方でフルードのリークがあったなら、増し締めしても直す事はできません。

しばらくハーレーにグリコール系のブレーキフルードを誤用したケースを見ずに済んでいましたが、今回のようなミスの上塗りをするようなメカニックの顔を見たいような気もしますけれど、最新モデルではグリコールが正式採用され始める事を耳にすると、マタマタ新たな混乱を予感させられますね。