三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

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「大統領記録館、「西海殺害公務員の記録」公開を拒否」

2022年06月27日 | 韓国で
https://www.donga.com/jp/List/article/all/20220624/3467887/1
「東亞日報」 June. 24, 2022 09:14
■大統領記録館、「西海殺害公務員の記録」公開を拒否
 大統領記録館が、西海(ソヘ・黄海)で北朝鮮軍に殺害された公務員のイ・テジュンさん(死亡当時46歳)の遺族の大統領記録物公開要求を拒否した。
 23日、遺族代理人の金基允(キム・ギユン)弁護士によると、大統領記録館は22日、「貴下(遺族)の情報公開請求に応じることはできない」という通知書を遺族宛てに送った。イさんの遺族が先月25日、事件が起きた2020年9月当時に大統領府が国防部と海洋警察庁から受けた報告と指示書類などを公開するよう請求したが拒否したのだ。
 大統領記録館は、「大統領指定記録物の場合、大統領記録物法により国会在籍議員3分の2以上の賛成があるか、管轄高等裁判所長官の令状が提示された場合にのみ閲覧などが可能だ」と明らかにした。また、「(関連記録物の)存在(所蔵)の有無を確認することはできない。大統領指定記録物と指定された目録も大統領指定記録物」と付け加えた。目録や保管の有無も確認する権限がないということだ。大統領記録物は最長15年間(私生活関連資料は最長30年間)閲覧が制限される。
 遺族側は「情報を意図的に隠している」と反発した。イさんの兄のイ・レジンさんは同日、東亜(トンア)日報の記者の電話取材に対して、「情報公開の拒絶は遺族の知る権利への深刻な侵害」とし、「革新系野党『共に民主党』が公開に協力しなければ、文在寅(ムン・ジェイン)前大統領への告発も検討する」と明らかにした。また、「27日に『正式に要請すれば、公開は避けない』と言った禹相虎(ウ・サンホ)『共に民主党』非常対策委員長に会って公開を要請し、同党の朴洪根(パク・ホングン)院内代表に会って国会が関連記録物公開を議決するよう要請する」と明らかにした。 
 22日から海洋警察庁の監査に着手した監査院は、23日に海洋警察庁に特別調査局監査官を送り、関連資料の確保を続けた。監査院は確保した資料を基に監査を通じて、当時の報告や意思決定過程、手続きなどが法に適っているのか確認する予定だ。
 仁川=コン・スンベ記者、イ・スンウ記者 ksb@donga.com · suwoong2@donga.com


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20220621003400882?section=news
「聯合ニュース」 2022.06.21 16:10
■北朝鮮軍による射殺事件 「新たな証拠ない」=韓国国防部
【ソウル聯合ニュース】韓国国防部は、2020年9月に黄海を漂流していた韓国の男性公務員が北朝鮮軍に射殺され燃やされた事件を巡り、男性が自ら北朝鮮に渡ろうとしたと発表した2年前の中間捜査結果を覆したが、新たな証拠を確保したのではないと明らかにした。

【写真】今月16日、男性公務員が北朝鮮軍に射殺された事件の最終捜査結果の発表と追加説明を行った仁川海洋警察署長(左)と国防部の担当者=(聯合ニュース)

 同部のムン・ホンシク副報道官は21日の定例会見で、捜査結果を覆すことになった新たな根拠があるかとの質問に対し「われわれは(根拠について)何も申し上げていないようだ」と答えた。仁川海洋警察署が判断を覆した新たな根拠を示さなかったという意味かとの問いに「私の知る限りではそうだ。国防部は何も申し上げてないと承知している」と述べた。
 海洋水産部所属の公務員だった男性は20年9月21日、北朝鮮に近い韓国北西部の小延坪島付近で漁業指導船乗船中に行方不明となり、翌日に北朝鮮側海域で北朝鮮軍に射殺された。
 今月16日、仁川海洋警察署は同事件を巡り、男性が北朝鮮に越境したと断定できる根拠はないとする最終捜査結果を発表。ギャンブルによる借金などを根拠に男性が越境したとする2年前の中間捜査結果を覆した。国防部も、男性が越境を試みたと推測されるとした同部の当時の見解に「遺憾」を表明し、「海洋警察の捜査終結に関連し、内容を再度分析した結果、行方不明になった公務員が進んで越境したと立証することはできない」とした。
 ムン氏は、国防部が16日に発表した立場について「基本的に海洋警察署の最終捜査結果に対する立場を表明したものだ」とし、事件当時の同部の発表により国民を混乱させた部分を整理し、メディアと国民に説明したと述べた。


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20220620002200882?section=news
「聯合ニュース」 2022.06.20 13:44
■韓国与野党 北朝鮮軍による射殺事件巡り対立激化
【ソウル聯合ニュース】2020年9月に黄海を漂流していた韓国の男性公務員が北朝鮮軍に射殺され燃やされた事件を巡る保革対立が激化している。海洋警察庁などは文在寅(ムン・ジェイン)政権だった2年前の中間捜査結果で男性が自ら北朝鮮に渡ろうとしたと発表したが、今月16日に男性が自らの意思で越境したと断定できる根拠が見つからなかったとして、同捜査結果を覆した。これを受け、保守系与党「国民の力」は文政権の対応を非難し真相究明を求め、文政権で与党だった革新系最大野党「共に民主党」は「政治攻勢」だと強く反発している。

【写真】17日、海洋警察庁の発表を受けてソウル市内で記者会見を行う男性の妻(右)と実兄(中央)=(聯合ニュース)

 事件が発生した当時は文前大統領が北朝鮮との関係改善や朝鮮戦争の終戦宣言の推進に力を入れていた時期だったため、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権は文前政権が南北の対話ムードを損なわないよう北朝鮮の顔色をうかがい、適切な措置を取らなかったと判断している。国民の力は文前大統領らへの捜査の必要性も示している。
 国民の力は大統領記録物に指定され、閲覧できなくなっている事件関連資料の公開を求めている。大統領記録物の閲覧には国会在籍議員の3分の2以上の賛成かソウル高裁長官の令状が必要だ。これに対し、共に民主党の禹相虎(ウ・サンホ)非常対策委員長は「国家安全保障に関連する諜報(ちょうほう)内容を政争のため公開する国がどこにあるのか」として、「協力する考えはない」と一蹴した。また、「親北のイメージ、北に屈服したというイメージをつくり出すための攻勢」とし、「一連の動きは野党を圧迫する意図と判断し、強力に対応するしかない」との姿勢を示した。
 国民の力は事件の真相究明のためのタスクフォース(TF、作業部会)を発足させ、21日に初会議を行う方針だ。タスクフォースの団長を務める河泰慶(ハ・テギョン)議員は自身のフェイスブックに「北の軍によって無慈悲に殺害された国民を(自らの意思で北朝鮮に渡った)『越北』に偽装し、人格を殺害した事件の真実を必ず究明する」と明らかにした。


「中央日報日本語版」 2022.06.18 12:39
■北朝鮮軍による射殺事件、韓国公務員の遺族「文前大統領を告発する」
 「私の父の名前はイ・デジュンです」。17日午前11時ごろ、ソウル地方弁護士会弁護士会館。息子が書いた手紙を代読する母親の目には涙が浮かんでいた。1年9カ月前、西海(ソヘ、黄海)上で北朝鮮軍の銃撃で韓国海洋水産部の公務員イ・デジュンさん(当時47歳)が死亡した。その後、イ・デジュンさんが自ら北朝鮮に渡ったかどうかをめぐる論争があった。
 「明確な理由も分からないまま父は越北者という烙印を押され、私と母、弟は越北者の家族になって苦しみました。父が越北者ではないという叫びに背を向けずに聞いてくださった尹大統領に感謝の意を伝えます。最近になって父の死を知った弟をケアし、この苦しみに最後まで一緒にしてくださった方々への感謝を忘れません」。母親は息子の声を代わりに伝えた。
 イさんの遺族はこの日、記者会見を開き、「同じ集団がこれまで主張してきた越北が、証拠不足で22カ月ぶりに完全に変わった」とし「苦痛の時間を過ごした遺族と疑問を抱く国民に(海警と国防部が)納得できる釈明をしなければいけない」と声を高めた。これに先立ち海洋警察と国防部は16日、北朝鮮軍の銃撃で死亡した海洋水産部の公務員が当時、自ら北朝鮮に渡ったと断定できる根拠を発見できなかった、と明らかにした。捜査当局は「現実逃避の目的で北に渡ったと推定される」とした従来の発表と相反する結論を出しながらも、具体的な根拠については言葉を控えた。

◆「越北は無理」 同僚の陳述調書を公開
 この日、遺族はイ・デジュンさんが過去に乗っていた海洋水産部所属船「ムグンファ10号」の職員の陳述を公開した。事件当時に船に乗っていた職員7人が2020年9月に海洋警察で話した内容だ。これに先立ち遺族は青瓦台国家安保室、海警庁、国防部を相手に起こした情報公開請求訴訟1審で一部勝訴した。ソウル行政裁は海警が作成した初動捜査資料と同僚の陳述調書を公開することにした。海警が1審判決に対する控訴を16日に取り下げ、遺族側は前日夜に該当資料を受けたという。
 この日に公開された陳述調書には、「北朝鮮」「越北」を尋ねる海警の質問に対する「ムグンファ10号」職員の具体的な答弁があった。国政監査などで公開された要約よりも具体的な内容だ。陳述調書によると、職員Aはデジュン氏の越北の可能性を尋ねる言葉に「北に行くためには防水服を着て海水に入らなければいけないが、姿を消したデジュン氏の部屋にはそのまま防水服があった。失踪当時は海水が東に流れていたが、その中で北側に行くのは無理だと考える」と答えた。
 遺族側の法律代理人キム・ギユン弁護士は「職員の陳述書のどこにもイさんの越北を推定できるような部分はなかった」とし「『越北フレーム』を先にかぶせた後、これに合わせる捜査をしたということだ」と主張した。キム弁護士は「陳述調書と共に受けた海警の初動捜査資料にも越北という言葉は見られなかった。初動捜査資料は今後、遺族と話し合って公開する予定」と述べた。イ・デジュン氏の兄イ・レジン氏も「当時、誰かの指示で越北フレームを作ろうと操作された捜査をしたのだ。前政権の国政壟断だ」と批判した。

◆「文前大統領を告発する」
 遺族側は文在寅(ムン・ジェイン)前大統領と徐薫(ソ・フン)前国家安保室長を告発する考えも明らかにした。ただ、文前大統領については但書を付けた。キム弁護士は「文前大統領が報告を受けた後、3時間が経過してから公務員が射殺された。その時間に文前大統領が対応をしなかったのなら職務放棄の罪で、(事態を)放置するよう指示したのなら職権乱用の罪で告発する予定」と述べた。
 遺族は情報公開請求訴訟の1審判決に基づき、国家安保室が海警と国防部から受けた報告内容の一部を閲覧できることになった。しかし事件関連資料が最長15年間非公開が可能な大統領記録物に指定され、閲覧が制限されている状況だ。大統領記録物法第17条に基づき、記録物の閲覧は▼国会在籍議員の3分の2以上が同意▼ソウル高裁長官の令状▼元大統領側の解除--がある場合に可能だ。国会で大統領記録物の閲覧が議決されなければ、文前大統領を告発するというのが遺族側の立場だ。
 徐薫前国家安保室長に対しては公務執行妨害罪の容疑で告発することにした。キム弁護士は「2020年9月に青瓦台国家安保室から国防部など国家機関に伝えた指針で国防部と海警の正当な公務執行が妨害されて越北と発表されたのかを把握するため、徐前室長を告発する予定」と述べた。
 一方、監査院はこの事件に対する監査に着手した。監査院は西海公務員射殺事件に関連し、最初の報告過程と手続き、業務処理の適法性と適正性について精密点検をする予定だと明らかにした。


http://japan.hani.co.kr/arti/politics/43790.html
「The Hankyoreh」 2022-06-18 08:43
■「西海銃殺公務員」遺族、「文在寅前大統領を告訴する」
 文前大統領に対しては但し書きをつけ 
 「大統領記録物が公開されなければ…」 
 ソ・フン前国家安保室長も告訴する方針

【写真】2020年9月に北朝鮮軍が殺害した海洋水産部の公務員の実兄、イ・レジンさんが17日、ソウル瑞草区のソウル地方弁護士会弁護士会館で、前日に大統領室と海洋警察が発表したいわゆる「西海公務員銃殺事件」についての立場を表明している/聯合ニュース

 2020年に西海(ソヘ)で行方不明になり、その後、北朝鮮側によって銃殺された公務員、イ・デジュンさんの遺族が、文在寅(ムン・ジェイン)前大統領とソ・フン前国家安保室長を告訴するとの考えを明らかにした。
 イさんの実兄のイ・レジンさんら遺族は17日午前、ソウル瑞草区(ソチョグ)のソウル地方弁護士会で記者会見を行い、このような内容の今後の計画を明らかにした。前日に国防部と海洋警察庁が「イさんの自主的な越北(北朝鮮に渡ること)を認めるに足る証拠はない」として、2年前の捜査結果を覆したことを受けてのもの。
 遺族側は、文前大統領に対しては但し書きをつけた告訴方針を明らかにした。法律代理人のキム・ギユン弁護士は「文前大統領が公務員銃撃事件の報告を受けてから3時間が経ってから(被害者が)死亡しており、その間に文前大統領が無対応だったなら職務遺棄罪で、(事態を)放置するよう指示したなら職権乱用罪で告発する予定」だと語った。昨年11月、イさんの遺族は当時の大統領府や海洋警察庁などを相手取って起こした情報公開請求訴訟で勝訴し、国家安保室が海洋警察や国防部などから受けた報告の内容を一部閲覧できるようになった。しかし、関連内容の大半は、閲覧の制限される大統領指定記録物として移管されている。封印を解くには、国会在籍議員の3分の2以上の同意や管轄の高等裁判所長による令状発給が必要になる。遺族は、大統領記録物の閲覧に必要な高等裁判所長による令状発給を引き出すために、弁護士と法律の検討に入っている。
 ソ・フン前国家安保室長については、資料公開などとは関係なしに、公務執行妨害罪の疑いで告訴する計画だ。遺族側は「2020年9月に大統領府国家安保室が国防部などの国家機関に通達した指針によって、国防部と海洋警察の正当な公務執行が妨害され越北と発表されたのかを把握するために、ソ前室長を告訴する予定」だと語った。
チャン・イェジ、クァク・チンサン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/1047428.html
韓国語原文入力:2022-06-17 12:01


http://japan.hani.co.kr/arti/politics/43781.html
「The Hankyoreh」 2022-06-17 08:43
■仁川海洋警察「北朝鮮に銃撃された公務員、自ら越北したと断定するに足る根拠なし」
 1年8カ月経て判断変更 
 国防部「国民を混乱させ遺憾」 
 遺族「尹錫悦大統領に感謝」

【写真】仁川海洋警察署のパク・サンチュン署長(左)と国防部国防政策室政策企画課のユン・ヒョンジン課長が16日午後、仁川市延寿区の仁川海洋警察署でそれぞれ「西海公務員銃撃事件」の最終捜査結果ブリーフィングと追加説明を終えた後、取材陣に頭を下げている/聯合ニュース

 仁川(インチョン)海洋警察署は、2020年9月21日に西海(ソヘ)北端の小延坪島(ソヨンピョンド)付近の海上で行方不明になり、その後、北朝鮮で銃撃され死亡した海洋水産部の公務員Lさん(当時47歳)について、自主的な越北(北朝鮮に渡ること)とは断定できないとする捜査結果を発表した。国防部はすでに、自主的な越北と推定されると述べたことを謝罪している。
 仁川海洋警察署のパク・サンチュン署長は16日、「海洋水産部公務員銃撃事件」についてブリーフィングを行い、「国防部の発表などにもとづき、銃撃を受けた公務員の越北などの様々な可能性を考慮して、現場調査や国際司法協力などによる総合的な捜査を進めたが、越北の意図を認めるに足る証拠は発見できなかった」と明らかにした。国防部政策企画課のユン・ヒョンジン課長も「国民を混乱させてしまった。保安の関係上、すべては公開できないことによって、より多くの事実をお知らせできなかったことについても遺憾に思う」と述べた。
 海洋警察庁は中間捜査結果を説明する2020年9月29日のブリーフィングで、Lさんが自ら越北したと判断すると述べた。その日、海警庁は「行方不明者が北朝鮮側の海域で発見された際、脱力した状態で浮遊物にもたれかかって救命胴衣を着ていたこと、行方不明者のみが知っている本人の名前、年齢、出身地、身長などの個人情報を北朝鮮が把握していたこと、行方不明者が越北の意思を表現していたことを確認した」、「捜査チームは、行方不明者が救命胴衣を着ていたことを考慮すると、単なる転落や自殺企図の可能性は非常に低いと判断する」と述べている。
 当局は、判断を変更したのは新たな証拠を確保したからではないと述べた。仁川海警署のキム・デハン捜査課長は「いかなる疑惑も残らないよう捜査したが、最終的に北朝鮮の海域に意図的に行ったと認められる証拠は発見できなかった」と語った。情況と推定以上の越北の証拠は確保できなかったため、判断を変えたということだ。
 いっぽう政府は、Lさんの遺族が大統領府(現大統領室)や海洋警察などを相手取って起こした情報公開拒否処分取り消し訴訟の原告勝訴の1審判決に対する控訴を取り下げた。大統領室国家安保室はこの日、報道資料を発表し、その中で「控訴の取り下げにより、1審判決が確定する予定」だとし、「今回の決定が、韓国国民が北朝鮮軍に殺害されたにもかかわらず、遺族に対し死亡の経緯についても十分に知らせずに情報を制限した過去の不当な措置を是正するとともに、国民の知る権利の充足に少しでも寄与することを期待する」と述べた。ただし、控訴は取り下げられたものの、大統領室の関連資料は公開が数十年間できない大統領指定記録物としてすべて移管されたため、遺族たちが見ることはできない。
 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は大統領候補時代の昨年12月に「私が政権を取れば、西海公務員殺害事件の当時の関連資料を公開する」と約束している。この日、大統領室は、キム・テヒョ国家安保室第1次長が尹大統領に代わって遺族である故人の実兄、イ・レジンさんと電話で話したということも公開した。
 遺族は17日に、ソウル地方弁護士会の弁護士会館5階の人権室で記者会見を行い、政府発表についての立場を表明する予定だ。イ・レジンさんは本紙の電話取材に対し「前政権とは完全に異なる措置だ。(尹錫悦)大統領に感謝の言葉を伝えた」とし、「(越北と判断した過去の海洋警察の関係者を相手取って)民事訴訟とともに刑事告発も行う考えだ」と述べた。
イ・スンウク、キム・ミナ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/area/capital/1047325.html
韓国語原文入力:2022-06-16 17:37


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20220617002200882?section=news
「聯合ニュース」 2022.06.17 15:49
■北朝鮮軍による射殺事件 「自ら越境」と発表した機関を監査=韓国
【ソウル聯合ニュース】2020年9月に黄海を漂流していた韓国の男性公務員が北朝鮮軍に射殺され燃やされた事件を巡り、韓国の監査院は17日、海洋警察庁や国防部などへの監査に着手した。海洋警察庁と国防部は16日、2年前の中間捜査結果で男性が自ら北朝鮮に渡ろうとしたと発表したことを謝罪。男性が自らの意思で越境したと断定できる根拠が見つからなかったとして、同捜査結果を覆した。

【写真】ソウル市内で記者会見を行う男性の妻(右)と実兄=17日、ソウル(聯合ニュース)

 海洋警察庁は男性が行方不明になってからわずか8日後に中間捜査結果を発表している。同庁は軍と情報当局が北朝鮮の通信を傍受して得た情報などを根拠に男性が自ら越境しようとしたと判断したが、監査院はこの判断に至った経緯を全般的に監査する方針を示した。
 海洋警察庁は2年前、男性がギャンブルによる借金で精神的なパニック状態になり、現実逃避の目的で越境したと判断されると発表したが、監査院は「最初の報告過程や手続きなどを詳しく点検し、業務処理が適法・適正だったかを確認する」としている。
 国防部が当時、記者団に対し、男性が越境を試みたと推定されると明らかにしたことも監査の対象に挙げた。


https://japanese.joins.com/JArticle/292249?servcode=400&sectcode=400
「中央日報日本語版」 2022.06.17 09:20
■北朝鮮殺害公務員の遺族「文前大統領を殺人ほう助で告訴検討」

【写真】今年1月、北朝鮮側の銃撃で死亡した海洋水産部公務員の夫人は警察に阻止され、青瓦台に行くことができなかった。 シム・ソクヨン記者

 韓国の海洋警察と国防部は16日、「北の銃撃を受けて死亡した海洋水産部の公務員イさん(当時47歳)が当時、北に渡ったと断定する根拠を発見できなかった」と明らかにした。仁川(インチョン)海洋警察署に開いた記者会見でだ。
 2020年9月21日にイさんが西海(ソヘ、黄海)北端の小延坪島(ソヨンピョンド)海上で行方不明になった後、北朝鮮軍の銃撃を受けて死亡してから1年9カ月ぶりだ。捜査当局は「現実逃避の目的で北に渡ったと推定される」という従来の発表と相反する結論を出し、海警と国防部は遺族に謝罪する立場も表した。
 パク・サンチュン仁川海警署長は「これまでの捜査状況を総合した結果、イさんが北の海域まで移動した経緯と越北の意図を発見できなかった」と明らかにした。イさんは2020年9月21日、仁川市甕津郡(ウンジングン)小延坪島南側2.2キロの海上にあった漁業指導船で行方不明になり、北朝鮮海域に漂流し、翌日に北朝鮮軍の銃撃で死亡した。その後、イさんが自ら越北したかどうかをめぐる論争があり、文在寅(ムン・ジェイン)政権と与党はイさん本人の越北というニュアンスで国民に伝えた。
 この日の海警の説明は「いくつかの可能性を残して捜査をしたが、イさんの越北の意図を認めるほどの証拠を発見できなかった」というのが骨子だ。国防部のユン・ヒョンジン政策企画課長も「失踪公務員の自主的な越北を立証できなかった」とし「(過去に)殺害された公務員が越北を図ったと推定されると発表し、国民に混乱を与えたことを遺憾に思う」と述べた。

◆「越北判断」から1年9カ月後に「越北の根拠なし」
 海警は2020年9月29日、イさんが行方不明になってから8日後に捜査進行に関するブリーフィングを開き、「イさんが自ら北に渡ろうとしたと判断される」と発表した。軍当局と情報当局が、北朝鮮の通信信号を傍受した諜報と海上漂流予測分析の結果などが根拠だった。しかし海警の発表が北側が送ってきた通知文と合わないという指摘があり、遺族も「北に行く理由はない」として反発した。同年10月22日、海警は漁業指導公務員失踪捜査関連の懇談会で「失踪公務員が賭博の借金による精神的パニック状態で現実逃避目的で北に行ったと推定される」と追加で説明した。
 1年9カ月ぶりに判断が覆ったことに対し、キム・デハン韓仁川海警署捜査課長は「事件が北の海域で発生して捜査が難しく、国際刑事司法協力が1年6カ月間進行され、捜査の結論を出すまで相当な期間がかかった」と話した。続いて「最終的にイさんが北の海域に意図して渡ったと認めるほどの証拠を発見できなかった」と伝えた。
 これに先立ち海警はこの事件に関連し、米国に刑事司法協力を要請した。イさんの普段のインターネット接続記録などまで把握し、疑問点を解消するためだった。しかし今年5月まで特異な点は見つからず、捜査を終結した。海警はこの日、イさんの遺族に北朝鮮軍の銃器殺人事件に対する捜査結果の通知書を送った。通知書には「イさんは北朝鮮軍の銃弾射撃を受けて死亡したと認められるが、被疑者が北朝鮮軍であり人的事項が特定されず、北の協力などは期待できず捜査を中止する」と書かれていた。

◆遺族「文前大統領告訴を検討」
 この事件の捜査が終結し、海警はイさんの遺族が提起した情報公開拒否処分取り消し訴訟の控訴を16日に取り下げた。裁判所の決定に基づき関連情報も遺族に公開することにした。これに先立ちイさんの遺族は青瓦台国家安保室、海警庁、国防部を相手に情報公開請求訴訟を提起し、1審で一部勝訴した。ソウル行政裁は国家安保室の保有資料のうち具体的に「北側の失踪者海上発見の経緯」と「軍事境界線近隣海上で起きた失踪事件」に関する情報を遺族が閲覧できると判決した。海警が作成した初動捜査の資料と同僚の陳述調書も公開するよう命じた。しかし資料が公開されても事件の実体的な真実を究明する資料が含まれているかは不透明だ。
 国家安保室などの控訴取り下げは、大統領選挙当時に尹錫悦(ユン・ソクヨル)候補が該当情報を公開すると約束したことに基づく。この日、国家安保室は「控訴を取り下げても、関連内容がすでに大統領指定記録物に移管され、以前の政府国家安保室で管理した該当情報を公開するのは現在としては難しい状況」とし「真実の究明を含め、遺族および国民の考えに合う十分な措置を取ることはできない状況は遺憾」と明らかにした。

◆尹錫悦大統領の選挙公約履行レベル…大統領記録物の公開は難しく
 イさんの遺族は事件関連情報は最大限に公開すべきだという立場だ。イさんの兄イ・レジンさんは中央日報との電話で「他の人はともかく、当事者の遺族は関連資料をすべて見ることができなければいけない」とし「弟が自ら北に渡ったと認められないという捜査結果が出ただけに、その間、弟を越北者にした人たちに責任を問わなければならない」と話した。また「文前大統領と当時の国防部長官らを殺人ほう助と職務放棄の疑いで告訴することを検討中」とし「金洪熙(キム・ホンヒ)前海警庁長と中間捜査結果のブリーフィング当時の海警庁捜査情報局長も職務放棄で告訴する」と述べた。
 一方、海洋水産部はイさんの遺族がイさんの殉職を申請する場合は関連手続きを積極的に支援すると16日、明らかにした。海洋水産部の関係者は「海洋警察の最終捜査の決定の発表を尊重し、犠牲公務員の名誉回復のために必要な努力をする。まだ遺族は殉職申請をしていないが、申請すれば部処内で最大限に支援する」と話した。


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20220616002600882?section=news#none
「聯合ニュース」 2022.06.16 15:49
■北朝鮮軍に射殺された男性「越境の意図見つからず」 当時の結論覆す=韓国 
【仁川聯合ニュース】韓国の仁川海洋警察署は16日、2020年9月に海上で男性公務員が北朝鮮軍に射殺された事件を巡り、この男性が越境したと断定できる根拠はないとする最終捜査結果を発表した。ギャンブルによる借金などを根拠に男性が越境したとする2年前の中間捜査結果を覆す内容になっている。

【写真】会見を行う仁川海洋警察署長=16日、仁川(聯合ニュース)
【写真】北朝鮮軍に射殺された男性の遺品(遺族提供)=(聯合ニュース) 

 仁川海洋警察署長は会見で「国防部の発表などを基に公務員の越境など幅広い可能性を念頭に置いて現場調査を進めたが、越境の意図を認めるだけの証拠を発見できなかった」と説明した。
 国防部の政策企画課長は、北朝鮮軍が韓国国民を射殺し、遺体を燃やしたことは明確に言えるとしながら、「(過去に)射殺された公務員が越境を試みたと推定されると発表し、国民の混乱を招いた」として「保安の関係上全てを公開できず遺憾に思う」と述べた。
 海洋水産部所属のこの男性は20年9月21日、北朝鮮に近い黄海の小延坪島付近で漁業指導船乗船中に行方不明となり、翌日北朝鮮側海域で北朝鮮軍に射殺された。
 海洋警察は男性が行方不明になってから8日後、越境したと判断されるとの中間捜査結果を発表した。韓国軍当局と情報当局が北朝鮮軍の内部通信を傍受した内容や漂流予測の分析結果などが主な根拠だった。また、男性にはギャンブルによる借金があったとして、精神的なパニック状態になり現実逃避を目的に越境したとの判断を示した。
 一方、男性を射殺した疑いが持たれている北朝鮮の軍人に対する捜査も中止されたことが分かった。
 海洋警察は男性の遺族に送った捜査結果の通知書で、被疑者の名前や所属などは特定できなかったとした上で、南北分断により北朝鮮の協力を期待できないとして、被疑者の取り調べが事実上不可能なため捜査を中止したと説明した。
 これに先立ち、男性が自ら越境したとする中間発表に反発した遺族は青瓦台(大統領府)国家安保室、海洋警察庁、国防部を相手取って情報公開請求訴訟を起こし、一審で一部勝訴した。
 海洋警察は事件の捜査が終結したことを受け、関連情報を公開する予定だ。


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20220616002400882?section=news
「聯合ニュース」 2022.06.16 15:31
■北朝鮮軍の男性射殺事件 前政権の「越境」判断覆す=韓国政府
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権は16日、2020年に北朝鮮軍が海上で韓国人男性を射殺した事件に対する事実上の再調査を行った結果、当時の文在寅(ムン・ジェイン)政権が事件を不当にゆがめたと判断し、関連情報を公開することを決めた。

【写真】今年1月、大統領選候補として射殺された男性の遺族と面会した尹氏(国民の力提供)=(聯合ニュース)

 男性は海洋水産部所属の公務員で、20年9月21日に黄海で漁業指導船乗船中に行方不明となり、翌日に北朝鮮側海域で北朝鮮軍に射殺された。韓国当局は当時、男性が北朝鮮側に越境しようとしたと断定したが、尹政権はこれが誤りだったと判断した。故人の名誉回復を求めてきた遺族は「真実解明に向けた第一歩」(男性の兄)と歓迎の意を示している。
 大統領室の国家安保室は同日、同事件の遺族が起こした情報公開請求訴訟で敗訴した政府側の控訴を取り下げ、遺族に事実上の謝罪をした。
 国家安保室は報道資料で、「国民が北の軍に殺害されたにもかかわらず遺族に死亡の経緯もきちんと説明しないまま情報を制限していた過去の不当な措置を是正し、国民の知る権利を満たすため寄与したい」と表明した。
 海洋警察は同日午後、男性が越境したと断定できる根拠はないとする最終捜査結果を発表。ギャンブルによる借金で精神的なパニック状態になり、現実逃避の目的で越境したと判断されるとした2年前の発表を覆した。
 大統領室は、文政権の青瓦台(大統領府)が南北の対話ムードを損なわないよう北朝鮮の顔色をうかがい、事件に関し適切な措置を取らなかったと判断している。
 大統領室の関係者は聯合ニュースの取材に、文政権が北朝鮮への越境と断定したことが一番の問題だとし、「北の軍の傍受資料などを根拠に越境と断定するなど話にならない」と指摘した。別の関係者は、「故人の意図が何であれ、国民の命と安全を守るのは国の最優先の責務だ」と述べ、文政権の対応を批判した。
 事件を巡っては韓国軍が北朝鮮軍の内部通信を傍受し、射殺前に男性を救出できたにもかかわらず傍観していた疑いがある。だが、文政権の青瓦台が国防部や海洋水産部、海洋警察などから報告を受け、それを基に指示した記録は大統領記録物として15年にわたり事実上「封印」されるため、今すぐ公開することはできない。


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20220616001800882?section=news
「聯合ニュース」 2022.06.16 14:29
■北朝鮮軍に射殺された韓国人男性 海洋警察「越境の意図見つからず」 
【ソウル聯合ニュース】韓国の仁川海洋警察署は16日、2020年に黄海で韓国の男性公務員が北朝鮮軍に射殺された事件を巡り、この男性が越境したと断定できる根拠はないとする最終捜査結果を発表した。

【写真】北朝鮮軍に射殺された公務員男性の遺品(遺族提供)=(聯合ニュース)

 海洋警察は「(男性が)北の海域まで移動した経緯と越境の意図を発見できなかった」と説明した。
 このような内容は、男性がギャンブルによる借金で精神的なパニック状態になり、現実逃避の目的で越境したと判断されるとした2年前の発表を覆すものだ。
 海洋水産部所属のこの男性は20年9月21日、北朝鮮に近い韓国北西部の小延坪島付近で漁業指導船乗船中に行方不明となり、翌日北朝鮮側海域で北朝鮮軍に射殺された。
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