三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

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「北朝鮮の強制労働 「奴隷化」にあたる恐れ 国連」 

2024年07月17日 | 北部朝鮮
「AFP」 2024年7月16日 20:22 発信地:ジュネーブ/スイス
■北朝鮮の強制労働 「奴隷化」にあたる恐れ 国連
【7月16日 AFP】国連は16日、北朝鮮の深く制度化された強制労働のシステムについて警告し、一部では人道に対する罪にあたる恐れがあると指摘する報告書を発表した。
 国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)のボルカー・ターク(Volker Turk)高等弁務官は声明で、「人々は耐え難い状態の中、労働を強制されている。危険な分野であることが多く、賃金、選択の自由、辞める自由、保護や医療体制、休暇、食糧、住居の確保もない」と述べた。
 また、強制労働を強いられている人の多くが頻繁に暴力を振るわれ、女性は「常に性暴力を受ける恐れがある」ともした。
 報告書をまとめるにあたりOHCHRは幅広い情報源に当たった。この中には2015〜23年に行われた、脱北した被害者や目撃者183人とのインタビューも含まれた。「その日のノルマに満たないと殴られ、食事が減らされた」との証言も記された。
 報告書は、6種類の強制労働システムに焦点を当てた。最低10年間の徴兵制度の他、建設や農業などで「過酷な作業」を強いられる市民、学生らの動員、さらには外貨獲得を目的に外国に派遣される労働者についても触れた。
 外国への派遣については、ロシアとカタールで開催されたサッカーW杯(World Cup)関連施設建設のため、北朝鮮から労働者が送られたとの情報もあると一例を挙げた。外国への派遣労働者は、賃金の最大90%を国に納める必要がある。また、常に監視下に置かれる他、パスポートは取り上げられ、休みもほとんどない。
 北朝鮮のこうした強制労働システムについて報告書は「国による国民の支配、監視、洗脳の手段として機能」していると指摘。このような管理と搾取の関係性の一部は「所有」の域に達しているとし、「奴隷化という人道に対する罪」にあたる可能性があると非難した。
 報告書は北朝鮮に対し「あらゆる形態の強制労働」「奴隷化および類似する慣行」「児童労働」などの廃止を勧告。また、国連安全保障理事会(UN Security Council)に対し、状況を国際刑事裁判所(ICC)に付託するよう求めた。(c)AFP/Nina LARSON


「中央日報日本語版」 2024.07.12 08:28
■北朝鮮、中学生30人を銃殺…対北風船に入った韓国ドラマを見た罪で
 北朝鮮が中学生約30人に対する大規模な公開処刑に踏み切った。学生らが対北朝鮮チラシの中のUSBに入った韓国ドラマを見たという理由からだ。

【写真】中学生約30人を公開処刑した北朝鮮

 11日、テレビ朝鮮の報道によると、北朝鮮当局は先週、韓国ドラマを見た中学生30人余りを公開処刑した。これに先立ち、脱北団体が先月、北朝鮮への風船を飛ばし、その中に韓国ドラマが保存されたUSBメモリーを入れたが、これを拾って摘発された学生たちを公開銃殺したのだ。
 北朝鮮は先月も、同じ理由で17歳前後の青少年約30人に無期懲役と死刑を言い渡したことがある。対北朝鮮団体が海に送った「コメの入ったペットボトル」を拾ってご飯を炊いて食べた一部の住民にも労働教化刑を下した。
 北朝鮮が韓国の文化や食べ物に接したという理由で住民に苛酷な処罰を下した事例は統一部がまとめた「2024北朝鮮人権報告書」の中の脱北者の証言でも確認できる。
 それによると、北朝鮮当局は結婚式で韓服ではなく白いドレスを着ること、ワイングラスで酒を飲むこと、サングラスを着用することなどをすべて「反動」事例と見なした。「アパ(パパという意味)」という言葉も、先生を呼ぶ「セム(先生を呼ぶ若者の言葉)」という表現も禁止した。
 ある脱北男性は「2022年、黄海南道(ファへナムド)の鉱山で22歳の男性が公開処刑されるのを見た」として「傀儡(韓国)奴らの歌70曲と映画3編を見て逮捕され、尋問過程で7人に流布したという事実が明らかになったそうだ」と伝えた。2020年に脱北したまた別の男性も「同僚が携帯電話で韓国ドラマを視聴していたところ、保衛部に摘発され強制送還されたが、後で処刑されたという便りを聞いた」と耳打ちした。
 今年初めには韓国ドラマを視聴したという理由で16歳の少年2人が12年の労働教化刑を宣告される公開裁判映像が公開されたりもした。北朝鮮当局が制作した内部住民向けの思想教育映像だ。これには、韓国ドラマに登場する服装とヘアスタイルを真似した罪で摘発された平壌(ピョンヤン)の女性たちの姿も登場する。
 こうした北朝鮮当局の強力な制裁は2020年12月に制定した「反動思想文化排撃法」に基づくものだ。同法は、韓国の映像物流布者を死刑に処し、視聴者は最大懲役15年の刑を受けることができるよう規定している。図書・歌・写真も処罰対象に含まれ、「南朝鮮語調や唱法を使えば2年の労働教化刑(懲役)に処する」という条項もある。


「中央日報日本語版」 2023.12.17 11:19
■北朝鮮、2万人の前で男女9人を公開処刑…理由は「牛肉売った」
 昨年夏に北朝鮮で男女9人が牛肉を違法に流通させて摘発され処刑されたという外信報道が出てきた。
 北朝鮮で牛を私的に所有したり販売することは禁止されている。深刻な食糧難に苦しめられる北朝鮮は農作業の核心である牛を違法に流通させることを重犯罪とみなしている。
 デイリーNK、米政府系ラジオ・フリー・アジア(RFA)などが14日に伝えたところによると、8月30日に恵山(ヘサン)にある飛行場の空き地で男女9人が公開処刑された。
 銃殺されたのは男性7人、女性2人だ。彼らは2017年から今年2月にかけて病気で死んだ牛2100頭以上を違法に販売した容疑を受けた。
 彼らは違法な牛肉流通組織を作り、平壌(ピョンヤン)の飲食店と業者に供給した。両江道(ヤンガンド)の家畜検疫所長、平壌の食堂管理者、軍服務中だった大学生らだったという。
 公開処刑を目撃したある住民は、2万5000人の群衆が処刑場に集まったと証言した。彼は「山全体を埋め尽くすほど多くの人が集まった。軍人によって1人ずつ銃殺された」と話した。
 続けて「杭に縛られた9人の銃殺が進められた日、軍人に囲まれたままその場面をしっかりと見守らなければならなかった」と付け加えた。
 銃殺執行当時、恵山市の工場、農場、市場が閉鎖され、「歩くことができる17歳から60歳までのすべての人が参加せよ」という命令が下されたという。
 RFAによると、朝鮮人民軍特別軍事裁判所は執行前に「容疑者は空であれ地であれ埋める所がない。3代を抹殺させて当然だ」と宣言したという。
 2000年代に入り減っていた北朝鮮の公開処刑制度は2010年になり復活したと推定される。
 人権団体「転換期正義ワーキンググループ」の2021年の報告書によると、脱北者600人ほどを調査した結果、2011年から2018年まで北朝鮮で少なくとも27件の公開処刑が行われた。


「中央日報日本語版」 2023.10.12 11:45
■「見守った住民が失神…北朝鮮、コロナ禍後に公開処刑10倍に急増」
 北朝鮮が昨年8月に新型コロナウイルス危機が解消されたと宣言してから公開処刑を増やしたという外信報道が出てきた。
 東京新聞は12日、北朝鮮の内部事情に詳しい関係者の証言として、北朝鮮で公開処刑される数はコロナ禍前には毎年数十人だったが、この1年間では100人を超えると推定されると伝えた。
 新型コロナウイルスが大流行した時は感染拡散を防ぐために公開処刑を大きく減らしたが、コロナ禍収束を公式化し人的交流が増えると公開処刑を拡大したということだ。
 東京新聞によると、先月下旬に中国国境と接する両江道恵山(ヤンガンド・ヘサン)の飛行場で男性1人が地域住民らが見守る中で処刑された。この男性は戦時物資である医薬品を盗み横流しした容疑を受けていたとされる。
 これに先立ち8月下旬には同じ飛行場で男性7人と女性2人が銃殺された。当時飛行場周辺には2万人に達する住民が集結したいう。
 彼らは2017年から今年まで北朝鮮当局が保有する牛2000頭を不正な方法で購入した後に食肉処理して売り払った容疑を受けた。北朝鮮では農作業に活用する牛は重要財産とみなされ、許可なく処分することは重大犯罪だ。
 だが住民らは「国有品の横流しで極刑とはひどすぎる」という批判の声を出していると同紙は伝えた。
 合わせて北朝鮮は国境封鎖解除により他国との往来が増えると韓国文化が流入する可能性もあると警戒しているという。韓国ドラマと音楽の流布などを禁止する法律に違反した容疑で今年10代の青年が公開処刑された事例もあるという。
 東京新聞は「北朝鮮当局は公開処刑の拡大で、現場に動員された人々に恐怖心を植え付け、韓流作品の持ち込みや流布の抑え込みを図る。処刑を強制的に見せられた人が現場で失神したり、不眠症や失語症などの不調を抱えたりするケースが後を絶たないとされる」と報道した。


「中央日報日本語版」 2023.12.07 07:27
■「北朝鮮、飢え死にする人が続出…韓国コンテンツを共有したという理由で公開銃殺」
 北朝鮮が新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の大流行で国境を封鎖した後、深刻な食糧難に見舞われて飢え死にする住民が続出したと、ある脱北者が外信とのインタビューで伝えた。また、「北朝鮮が防疫規則違反者を労働教化所に送り、韓国の文化コンテンツを共有する人を公開処刑するなど、統制を強化して住民の不満が高い」とも述べた。

【写真】出勤時間の平壌住民の様子

 6日、英国BBCはソウル発の記事を通じて、5月に家族と一緒に漁船に乗って西海に脱北した30代のキムさんとのインタビューを報じた。キムさんによると、流行初期、北朝鮮は放送を通じて全世界で感染者が死んでいく姿を見せながら、防疫規則を徹底的に守らなければ、国全体に広がりかねないという。一部の住民は防疫規則に違反したという理由で労働教化所に送られたりもした。BBCは、キムさんがインタビューで話した内容を別途確認することはできなかったが、詳細は他の消息筋の伝言と最近の北朝鮮状況に対する国際機関の報告書などと一致すると説明した。
 昨年春からは事情がさらに悪化して飢え死にしたという人々のニュースが相次ぎ、キムさんが個人的に知っていた農夫2人も昨年4月に餓死したという。キムさんは2月、隣町のある老夫婦が飢え死にしたが、ネズミが遺体の一部をかじったために初期に殺人事件と誤認されたりもしたという話も伝えた。
 また、北朝鮮が最近、韓国の文化コンテンツに対する当局の取り締まりと処罰の度合いをかつてより強め、昨年4月には知り合いの22歳の青年が公開銃殺されることを強制的に見ざるを得なかったと、キムさんは伝えた。キムさんは韓国の歌70曲と映画3編を友達たちと共有したという理由でこの知人が手本になって処刑されたとし「皆が怯えた」と話した。また「反社会主義行動」の取り締まり班が街で住民を任意に捜索し脅かしていると説明し「人々は彼らが私たちの血を吸う吸血鬼のように感じており、『モギ(蚊)』と呼んでいる」と話した。
  休戦ライン付近の地域に住み、幼いごろから韓国のテレビを密かに見ながら育ったキムさんは、ますます抑圧的な体制に幻滅を感じるようになり、特に新型コロナウイルス感染症で当局の統制が強まり不満が大きかったという。キムさんはますます北朝鮮が新型コロナの危険を誇張したと考える人が多くなったとし「多くの人は、国が私たちを抑圧する口実を見つけたと考えている」とも話した。
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