https://japanese.joins.com/JArticle/293203?servcode=A00§code=A00
「中央日報日本語版」 2022.07.14 13:55
■イ・グンさん「一部のウクライナ韓国人義勇兵、金銭要求して脅迫…深刻な悪質」
ウクライナ国際義勇軍で活動した韓国海軍特殊戦戦団(UDT/SEAL)出身のユーチューバー、イ・グンさんが一部の韓国人義勇兵が現地で救護活動中の別の韓国人に脅迫性の発言をして金銭を要求するなど不法行為を犯していると主張し、捜査機関に告発するという意向を明らかにした。
イ・グンさんは13日、YouTubeチャネル「ROKSEAL」コミュニティに「私やローガンのように義勇軍特殊部隊員ではないが、数人の韓国人が義勇軍正規軍としてウクライナ戦争に参加し、最初は同じ韓国人として誇らしく思っていた」と話し始めた。
イさんは「だが、一度も会ったことのない韓国人Aさんが私に対する虚偽事実を流布し、他の韓国人は弱者に詐欺を働き、また他の誰かは海兵隊から脱営した。このような問題が発生した時からまた深刻な悪質があると認知した」と話した。
イさんは自分が言及した一部の韓国人義勇兵がウクライナで救護活動中であるユーチューバー兼フルート奏者のソン・ソルナムさんに金銭を要求して脅迫性の発言をしたと主張した。また、彼らが「ソンさんの奉仕物品倉庫の位置情報をロシア軍隊側に渡した」と話した。
イさんは「誰かが言わなければずっと戦争を利用して弱者に詐欺を働いていたことだろう」としながら「悪さを働いた相手が悪かった。証拠資料を警察にすべて渡す予定だ。調査をしっかり受けろ」とし、問題にした韓国人義勇兵全員に対する告発を予告した。
これに先立ちイさんは今月9日にもYouTubeを通じて「4月末、韓国人義勇兵の1人がソン・ソルナムさんに『助けてほしい』と救助を要請し、ソンさんは金がないという彼に宿舎・食事・航空費までサポートした。ところが今月7日、彼は助けてくれたソンさんに『放送局に虚偽の情報提供をする』と言って金銭をさらに求めて脅迫した」と主張したことがある。6日にはAさんに関連した別の韓国人義勇兵Bさんに言及して「未成年者を含む脆弱な韓国人が、本人がどんな状況に置かれているのかも全く知らない戦争地域のウクライナに入国するのを助けた」と主張したりもした。
https://www.afpbb.com/articles/-/3412402?cx_part=latest
「AFP」 2022年7月1日 18:12 発信地:クラマトルスク/ウクライナ
■残忍な戦争の現実に直面する外国人部隊 ウクライナ
【写真】ウクライナ・キーウで取材に応じるウクライナ軍外国人部隊のスポークスマン、ダミアン・マグルー氏(2022年6月8日撮影)。(c)Sergei SUPINSKY / AFP
【写真】ウクライナ軍外国人部隊の腕章。首都キーウで(2022年6月8日撮影)。(c)Sergei SUPINSKY / AFP
【7月1日 AFP】ロシアが侵攻したウクライナで外国人部隊のメンバーとなった戦闘員たちは、戦争の残忍さにショックを受けており、予想していた状況とは違うとの戸惑いも広がっている。
外国人部隊に参加した西側出身のポラックさんは、ウクライナで実際に起きていることに直面し、「アフガニスタンやイラクで戦ってきた連中が、準備ができていないと言っている」と話す。
ポラックさんはウクライナ東部ドネツク(Donetsk)州クラマトルスク(Kramatorsk)にあるカフェでAFPに対し、「正直に言えば、われわれの部隊には相当な数の臆病者がいる」と語った。「時には、初めての交戦を経験した後、『あんな状況には対処できない』と言って去る人もいる」という。
ポラックさんは、外国人部隊に「カナダやジョージア、クロアチア」など幅広い国の出身者が参加していることをうかがわせた。ただ、多くは砲撃を含むような戦争を想定した訓練は受けていない。
◆「最悪」の戦争
「イーロン・マスク(Elon Musk)よ、聞こえるか。われわれには助けが必要だ」。北東部ハルキウ(Kharkiv)で任務に就く元米兵は記者会見で、世界一の富豪マスク氏を名指ししてこう訴えた。
最近、オランダ、フランス、ドイツ、オーストラリア出身者がそれぞれ1人ずつ死亡し、外国人部隊が直面している現実が浮き彫りになっている。ロシアは6月初め、「外国人傭兵(ようへい)数百人」を殺害したと主張している。
外国人部隊のフランス人スポークスマン、ダミアン・マグルー(Damien Magrou)氏(33)は、部隊の多くのメンバーが戦闘現場での残虐性にたじろいでいる実態を認めた。
マグルー氏は「過去に6回も戦争を経験した米国人が、今まで見た中で最悪の状況だと言った」と話す。
さらに「ミサイルや砲撃など、彼らが予想していたと思われる状況とは大きく異なる」と指摘し、部隊の10〜30%のメンバーが前線に派遣される前に元の生活に戻ったと明らかにした。メンバーは、ウクライナ軍と契約を交わしているものの、いつでも離脱可能だ。
外国人部隊の構成について、「ほぼすべての志願者が元兵士で、3分の1は英語圏から来ている」とマグルー氏は述べた上で、「米国人は自由や西側の価値観を守るために戦い、ポーランド人は自国防御にもつながるため、ウクライナを守りたいと話している」と説明した。
ハルキウでAFPのインタビューに応じたドイツ人のミカさんは「テレビで映像を見て、ここに来たいと思った」と打ち明けた。そして、「軍隊にいたので役に立てるのではと考えた。ウクライナへの侵略者を阻止しなければ、別の国々が次々と侵略されることになる」との危機感を訴えた。
外国人部隊の中には、イタリアや韓国の出身者のように、「訴追される危険を承知の上で」参加している人もいる。
ただ、マグルー氏の状況は若干違う。首都キーウの法律事務所で2年間働いており、自ら戦地に赴いたというよりも、戦争の方が同氏に降り掛かってきたのだ。
AFPがキーウ中心部の街頭で、軍服を着たマグルー氏を取材していると、高齢の女性が手を振った。同氏は「ウクライナの人たちから感謝されており、食料を頂戴したり、われわれの行動に感謝の気持ちを示されたりする」と話した。(c)AFP/Anna MALPAS, with Blaise GAUQUELIN