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『民団新聞』 2021-10-13 11:32:00
■徴用韓国人を慰霊…三井三池炭鉱、民団福岡主催で
【写真】慰霊碑の前で手を合わせる参列者
【福岡】第2次大戦中、三井三池炭鉱で過酷な労働のすえ亡くなった徴用韓国人をしのぶ民団福岡本部(李相鎬団長)主催の慰霊祭が9月26日、大牟田市甘木山公園内に建つ慰霊碑の前で営まれた。民団のほか自治体関係者など110人が参列した。
慰霊碑の建立は「在日コリア大牟田」(禹判根代表、当時)が三井系企業に5年間通い詰めて説得した。費用は企業が全費用を負担し、土地は大牟田市が無償で提供した。
主催者を代表して李団長は「当時は日本人も朝鮮人も市民ではなく、皇民でした。よって炭鉱で働かされた朝鮮人も日本人も皇民として徴用されたのです。そこに区別はありません。当時の歴史背景を十分に研究し、お互いがその歴史を共有することが平和への1歩なのです」とあいさつした。
駐福岡総領事館からは南宮煥副総領事が参席し、李煕燮総領事の追悼辞を代読した。