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全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない




2007年08月30日の定例会見で市役所新庁舎を現在地で建て替える意向を示した。「最終的な建設地を決定して(9月定例市議会の)本会議で伝えたい」と明言した。「各種会合で多くの市民と話をしたが、大方の人は現在地が一番便利と考えている」とも述べ、現在地を選定する意向を示した。』 とのことです。9月定例会は5日(水)に開会し市長の演説はテレビ中継もされます。

8月30日補足-甲府市議会議員野中一二さんが「新庁舎建設に関する調査特別委員会」の「中間報告書(案)」を公開されましたのでご参照ください。

2007年8月28日のNHK山梨のニュースページで報じられました。以下要約

甲府市役所の新しい庁舎について28日に市議会の調査特別委員会が開かれ、事務局の職員が新しい庁舎の建設場所についてこれまでの議論をまとめた中間報告書の案を読み上げた。
この中で現在地は、災害が起きたときの安全性が高いこと、
公共交通機関のアクセスが良く利便性が高いこと
さらに市民へのアンケート調査で半数以上が現在の場所での建設を希望していること
などから現在地が最も好ましいとする案が報告され全会一致で認められた。報告書は9月の市議会に提出され市が最終的に建設予定地を決定する

現在地は災害が起きたときの安全性が高いこと、公共交通機関のアクセスが良く利便性が高いこと、この2点は選択の理由としては無意味です。
二か所の片方、旧相生小学校跡地は周囲が住宅地でもある点では、そこでの被害が大きい時に市役所の建物での活動に障害になるかも知れないということはあるでしょう。しかしもし相生地区の災害耐性が低いなら市役所を作りながら街を再構築するという視点もある訳です。この決定理由は現在地と比較された地域の災害対策については放置するのかという批判すら可能になる結論です。

公共交通機関のアクセスが良く利便性が高いという理由を市民が選択するならともかく、行政・議会が理由とするのは恥ずかしいことです。これからの甲府市都市計画には公共交通の改革問題が含まれるべきですから、現状で判断していること自体に公共交通改革の志しが見えないことになります。

市民へのアンケート調査で半数以上が現在の場所での建設を希望しているという点については、アンケートの採り方がおかしいことを感じています。5地区に分けて各地区500人ずつというのが変じゃないかという事です。大都市部と過疎地域で有権者の一票の重みに格差があると言われる問題に似ているのです。このことは上にリンクした野中一二議員のデータ公開が無ければ気が付かなかったことです。

以上の点から特別委員会の判断基準は実におかしい、まるで思考停止状態だとは思っても、私は現在地での建設には賛成です。甲府市中心街の問題はJR甲府駅と中心街を遮断する県庁敷地に根本問題があると思うのですが、それが今後も変えられない状況の中では市役所を公共駐車場を兼ねた施設とした中心街との連繋しか無いと思っています。この事は既に書きました。だからと言って無駄な施設を併存するような大型高層建築はやめた方がよいし、もしそれを考えるなら、甲府市の30万中核市への道筋を見せて建物計画をするべきと考えています。県庁に代わって甲府市庁が甲府盆地の司令塔になる時代が来る可能性はあります。今の県庁が残ったとしてもそれは道州庁の出先機関になり、中核市規模の基礎的自治体が住民と直結する唯一の機関という時代のことです。

以上はNHKの速報的な記事からの感想ですから言葉が過ぎると考えないでもありません、委員会報告が甲府市サイトの新庁舎建設計画ホームページに掲載されれば再検討したいと考えています。



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