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甲府市中心市街地活性化事業について情報を見ている時に首相官邸サイトにある「中心市街地活性化本部」の記事から 『平成19年10月9日、地域の再生に向けた戦略を一元的に立案し、実行する体制をつくり、有機的総合的に政策を実施していくため、地域活性化関係4本部を合同で開催することとし、4本部の事務局を統合して「地域活性化統合事務局」を新たに設置しました。』を読んでいました。

2007年11月30日『国が施策分野ごとにあらかじめ基準を示すやり方ではなく、地域の創意工夫や発想による事業を政府として支援していく「地方の元気再生事業」の創設などの「地方再生戦略」』が策定され公開されました。「地方再生戦略」目次は以下のようなものでした。

第1 地方再生の基本的考え方
  1 基本理念―地方と都市の「共生」
  2 地方再生五原則
  3 取組の進め方
第2 地方再生の総合的推進
  1 地域の声に応える相談窓口の一元化
  2 政府一体となった総合的な支援の推進
  3 「地方の元気再生事業」の推進
第3 地方の課題に応じた地方再生の取組
  1 地方再生の取組の考え方
  2 地方都市
  3 農山漁村
  4 基礎的条件の厳しい集落
  5 課題分野別の基本的施策

この地方再生戦略が決定する直前の11月27日に「平成19年度 地方再生モデルプロジェクト」というのが決定されていて、これは『地域における経済活動が低迷し、活力を失いつつある地方において、民間の発意を公とのパートナーシップにより後押しするなど、地域の経済活性化に寄与するプロジェクトを発掘・構築し、関係支援施策を緊急かつ総合的に実施することにより、地域経済の下支えを図る。』もので、有効求人倍率0.7未満の8道県(北海道、青森、秋田、高知、長崎、宮崎、鹿児島、沖縄)を対象地域としてモデルプロジェクトを集めたようです。

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 別添されているコンセプトの図からみると8道県に限らない、甲府市も適用できそうだと思いました。

○地方再生に向けた総合的な支援策の一環として、本年度既定の予算により、「平成19年度地方再生モデルプロジェクト」を先行的に実施。
(来年度からはプロジェクトの立ち上がり段階の包括的、総合的な支援策として「地方再生プロジェクト(仮称)」を実施する予定。)

○ 8道県からの提案に基づいて、
・地方都市において、中心市街地活性化を加速しにぎわいを創出するもの(事例1)、
・農山漁村において、地域の持続可能な発展を支える産業の振興を図るもの(事例2)、
・基礎的条件の厳しい集落において、生活交通の確保及び地域資源の活用により地域活性化を図るもの(事例3)、
・地方都市の雇用に着目し、人材育成や雇用のマッチングなどにより雇用を促進するもの(事例4)、
等17プロジェクトを決定。

○青森市中心市街地まちづかい・まちそだてプロジェクト
○帯広市のアーケード再生による冬のにぎわい創出プロジェクト
○秋田県央生活交通プロジェクト
○鹿児島市の公共交通の活性化・地元大学との連携促進による中心市街地の再生プロジェクト
などを「甲府市中心市街地活性化事業基本計画」との関係で興味を持ちました。
既に多数の記事、論説などが出ていますが、「地方再生戦略」をキーワードに今後の情報に注意していきたいと思っています。



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