ICT工夫
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2007年12月6日夜のUTYニュースが甲府駅北口の県有地に情報発信拠点構想が持ち上がっていると報じてちょっと驚いています。この場所は県立図書館を移転させようという事で、先日もどうやらそれが決まりそうだと、このブログでも記事にしたところでした。UTYの記事に私のコメントを挟んで紹介しておきます。


この北口県有地に図書館に加えて、IT企業が入居した新たな情報発信拠点を整備しようというもので、既に誘致を打診しているということです。
新しい県立図書館の建設場所を巡っては、先週開かれた県議会の全員協議会で、横内知事が「情報発信施設としての図書館」の北口県有地への建設に前向きな考えを示しました。
(この事が11月28日夜のニュースになったので、私のブログにも書いたことです)

県立図書館は山本前知事の時代、同じ北口県有地にホールなどを備えた新たな学習拠点として整備が計画されましたが、横内知事の当選で計画は白紙となっただけに、図書館の整備検討委員会の結論が出ない段階での知事の突然の前向き発言に県議らからも「真意をはかりかねる」との声が上がっていました。
こうしたなか、県議会の自由民主党はきょうの議員協議会で県側の考えを確認しようと、新藤康二企画部長の出席を求めました。
その際、新藤部長は北口県有地に県立図書館に加え、県内の情報通信産業の活性化に繋がるような新たな拠点を整備する考えを知事が持っている事を明らかにしました。
県によりますとこの情報発信拠点は、いまだ構想段階ながらも様々な情報を発信したり、通信やソフト産業を集積したりするといったもので、すでにIT企業に誘致を打診しているという事です。
(横内知事や山梨県庁がIT企業にどんなイメージを抱いているのかをはっきり知りたいです。「全国に情報を発信する情報メディアセンターのようなもの」と先のブログに書いた時、私はそれが通信やソフト産業とイコールというイメージは持っていませんでした。東京渋谷のビットバレーのようなものを甲府市北口に育てようという構想でしょうか、同じ北口にあるデジタルアライアンスの回線契約先を集積したい?)

突如表面化した県の構想に、与党県議からも「県有地の問題で図書館以外の話が出るのはおかしい」との意見もあり、北口県有地への図書館の建設、それに、情報発信拠点構想について、来週予定される12月県議会の質問戦で知事がどういった考えを示し、県民の理解を得ていくのか注目されます。


文中に書いたビットバレーの現在を私は知りません。2001.1.6の記事ですが、「渋谷・ビットバレーのいま」とか、Web現代が残している2000.02.09の記事、 『起業家たちの梁山泊「ビットバレーが燃えた夜」』などに関連したニュースを記憶しています。ビットバレーという単語もその当時に私の脳細胞に入ったものですが、まあ言ってみればこういう長期的にも腐らない情報保存・発信拠点が必要なのだというスタンスが山梨県にも求められているということで・・・

しかし、上の記事からアドレスが書かれている先を検索してみるとかなり様子が変わっています。「ネットバブル崩壊以降,東京・渋谷のネット企業集積地帯を示すビットバレーという言葉を聞く機会はめっきり減った。」と始まる2001年6月28日の「ビットバレーは死なず?」も残っていました。



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